KAWAIIは地方を救う♥
2020.02.25 UP

連載 | KAWAIIは地方を救う♥ | 55 台風を乗り越えた果物の売り方。

LOCAL

 こんにちは! 『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。特別編9回目となる今回は、農作物のブランディングに特化した学生クリエイターチーム「アグリエイターズ」の活動について。

 アグリエイターズでは、ブランディングに困っている農家さんと、仕事をしたい学生クリエイターのマッチングを行って、商品を開発し、農作物や農家さんのブランディングにチャレンジしています。

 この活動は2019年10月、台風19号の影響で、リンゴを中心とした長野県・小布施町の農作物の多くが売り物にならなくなってしまった事態を受け、慶應義塾大学SFCの学生たちが「小布施に関わる自分たちにも何かできることはないか?」と考えたことをきっかけに始まりました。私は、慶應義塾大学大学院の特任助教として、学生たちにアドバイスをしながら、時には共に動く形で、活動に携わっています。

 これは小布施町に限った話ではありませんが、通常、農作物の多くは同じ品種同士で集められ、“同じもの”として一様に販売されており、「誰がどんな思いでつくった農作物かがお客様に伝わりにくい」という状況にありました。逆に言えば、農家さんは自分たちのつくった農作物を、ほかの農作物と差別化して付加価値を上げたり、お客様と関係をつくったりして売る必要がなかったわけです。

 しかし、今回の台風19号での町の農業被害は、1億円以上といわれており、「残された農作物をいかに高く売るのか」が町の課題となりました。さらには、今後何らかの災害があった場合も揺るがない、農家さんのファンをつくっていく必要もありました。

 それを受けて立ち上がった、このアグリエイターズ。これまでにプロデュースさせていただいたのは、台風19号の雨風を乗り越えた2軒の農家さんのシャインマスカットのみですが、これからどんどん活動を加速させていきたいと思っています!

HAPIKIRA PRACTICE:【 長野県・小布施町 台風後のフルーツ編(小布施ファーマーズ) 】

 2019年10月に起きた台風19号の影響で、リンゴを中心とした農作物が売り物にならない状態に。「いかに付加価値をつけて、残された農作物を売るのか」「今後災害があった時に、乗り越えられるようなお客様との関係をどうつくっていくか」が農家さんの喫緊の課題となりました。

リンゴを中心とした農作物が売り物にならない状態に。

課題

 農作物の付加価値づくり、そしてお客様との関係づくりにつながる農作物のブランディングが必要に。

ハピキラSPICES

ブランディングに困る農家さんと学生クリエイターをマッチング!

 「売りたい農作物があるけれど、自社の農作物のブランディングをしたことがない農家さん」と「経験はないけれど、スキルがある学生クリエイター」をつないで商品をつくることで、農作物や農家さんのブランディングに挑戦中。

提案

 農業クリエイティブに特化したチーム「アグリエイターズ」を設立。

ブランディングに困る農家さんと学生クリエイターをマッチング!

 台風を乗り越えた果物の力強さ、そして台風後も変わらず前向きでおられる農家さんのパワフルさを、「パワフルーツ」というコンセプトで表現しました。通常、顔が見える農作物は、安心して食べることができますが、この「パワフルーツ」は、安心はもちろん、食べるだけで元気と勇気をもらえる、そんな商品です。ぜひホームページもご覧ください!
https://powerfuluits.theshop.jp

ハピキラ’S EYE!

『エビデフ』

 品川区にあるエビフライ専門店『エビデフ』に行ってきました。店内は、若者から親世代まで幅広い世代の男女で大にぎわい。若者や女性が多く集まるスイーツのお店とは少し異なり、おかず系の話題のお店は、年代と性別を超えて愛される。そんな可能性を感じました。

ハピキラ’S WORK!

「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が、ついに。

「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が、ついに。

  先日、年度内ラストとなる「まち・ひと・しごと創生会議」の委員のお仕事がありました。私が手に持っているのは、今後5年間の取り組みを示した「まち・ひと・しごと創生総合戦略(案)」。この戦略(案)は、その後閣議決定され、ここからどんどん実行フェーズに入っていきます。今回も錚々たるメンバーの中に入れていただき、自分に求められていることは何か? と考えながら、「地方創生における兼業・副業」について、発言させていただきました。応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、今月もハッピーに頑張ります!

IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。

記事は雑誌ソトコト2020年3月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

photographs & text by HAPIKIRA FACTORY

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ハピキラFACTORY

はぴきら・ふぁくとりー♥地方にある魅力的な商材をかわいくプロデュースし、販売・発信していくことで、女の子たちが地方に興味を持つきっかけをつくろう、と日本全国を飛び回って活動中。大学生だった2012年に起業し、現在、正能茉優(しょうのう・まゆ)は『ソニー』、山本峰華(やまもと・みか)は『リクルートキャリア』と兼業しながら、「やりたいことは全部やる」という、女の子の新しい働き方を実践している。「地方×女の子」ビジネスの第一人者。地方創生ガール。