身も心も、大野にぐっと近づいた日。みずコトアカデミー第3期 最終発表会を開催しました!
2020.03.10 UP

身も心も、大野にぐっと近づいた日。みずコトアカデミー第3期 最終発表会を開催しました!

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豊かな水資源で知られる福井県大野市の魅力を発掘し、自分なりの関わり方を見つけていく関係人口講座「越前おおの みずコトアカデミー」。3期目となる今年は計11名の受講生が、大野の魅力と自分の「好き」の気持ちをつないで、自分なりの大野との関わり方を探ってきました。

(みずコトアカデミー募集時の記事はこちら→https://sotokoto-online.jp/456

現地での最終発表会。

約半年にわたって、フィールドワークを含む4回の講座を受けてきたメンバーたち。それぞれ自分の好きなこと・やりたいことに向き合い、大野を訪れ人々の暮らしに触れ、自分なりの大野との関わり方を真剣に考えてきました。
そして2020年2月15日、みずコトアカデミー第3期の最終発表会&交流会「ツナガルBar」の開催当日を迎えました! 会場となったのは、400年以上の歴史を誇る朝市が開かれる『七間朝市通り』の中にある、かつて食品スーパーだった場所。広々とした空間をかっこよく仕上げてくれたのは、初回から受講生に寄り添い伴走してくれた本講座メンターの長谷川和俊さんと、大野市内の工務店に勤める印牧拓朗さんをはじめとする、大野のすてきな大人たち。加えて最終の仕上げを全員で行うことで、受講生も気持ちが高まっていきます。

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メンター・長谷川さん作成のポスター。
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みんなで準備。大野の兄貴分たちが頼もしい。

東京からも大野からも、思いの丈を伝える。

最終発表会では、みずコトアカデミーの受講生やスタッフはもちろんのこと、大野市民の方々も会場に来てくれました。土曜夕方にも関わらず、大野市役所の荒矢大輔さん・片瀬靖規さん、メンター長谷川さんの呼びかけで、実に40名近くの方が足を運んでくれました(ありがとうございます!)。

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多くの方が見守るなか、いよいよスタート。

いよいよ受講生の発表が始まります。ある受講生は、大野の水に注目。東京と大野の水、市販のミネラルウォーター、水道水の4種類について、硬度やpH値、紅茶やお出汁をつくった場合の違いなどを分析した結果を発表しました。「大野の水は他の水とは違う」と感じていたことがデータで明示され、会場は興味津々。また別の受講生は「大野の水を1週飲み続けた場合のお肌の調子の変化」を紹介。ユニークな発表に、会場は笑いに包まれました!

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硬度とpH値の比較。大野の水は軟水で、アルカリ度が高めのようです。

ほかにも、フィールドワークで宿泊した翌日に髪がサラサラになったことをきっかけに「美がみのまち・大野」のブランディングを考えたり、大野の魅力を地元の人にインタビューしたりと、多様なプレゼンが続きます。

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「美がみのまち・おおの」のブランディングイメージを伝える受講生。
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発表前の時間を使って、地元の方にインタビューをした受講生。
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真剣に発表を聞いてくれた大野のみなさん。

ある受講生の企画「だんだんビアガーデン」。棚田の風景が美しい時期に、大野で農家さんの手伝いをしておいしいビールを飲みたい! というもの。これがなんと急展開!(後述します)

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「だんだんビアガーデン」の構想。

そしてみずコトアカデミー受講生だけでなく、大野で活躍されている方からの活動紹介もありました。一昨年に開催されたみずコトアカデミー第2期のフィールドワークでのBBQに急遽参加したことがきっかけ(!)で大野に移住した中村和幸さんからは、気軽にショートステイできる場所や、ふらっと立ち飲みできる場所づくりの構想が紹介されました。

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移住して1年が経ち、改めて大野との関係を見つめ直す中村さん。

これからも関係を続け、広げていくこと。

すべてのプレゼンに対し、本講座の講師であるソトコト編集長の指出、メンターの長谷川さん、運営アドバイザー『おせっかい社かける』の渡邉さんから、それぞれの視点でコメントが寄せられました。

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メンター・長谷川氏によるコメント。

すでに時代は「東京と地域」だけではなく「ローカルtoローカル」の関係に突入していることや、「大野のことをもっと好きになっていきたい」という受講生の言葉に「そんなことを言ってもらえるまちってすごく幸せだ」ということ。そして首都圏からだけでなく、大野から「なにかしたい!」と思ったときは、受講生たちが力強いサポーターになってくれるだろうということ。今日の出会いが未来に続いていくんだということを改めて認識するとともに、きっと大野の方々も地元をより誇りに思えた瞬間だったのではないでしょうか。

休憩の後は、上記3名に大野市役所の片瀬さんを交えて、みずコトアカデミーが始まってからのまちの変化や大野の魅力に関するクロストークが行われました。外の視点と中の視点を掛け合わせることで、すでにある魅力に気づくことができたり、一緒に新しい試みを起こすことができたり。まさに目の前にいる受講生=関係人口がもたらす可能性を紐解いていきました。

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左から、指出・長谷川さん・片瀬さん・渡邉さん。

「いつやる?」が生まれる場に。

発表会、クロストークと続き、最後はお待ちかねの食事タイム! 地元で活躍するフードユニット『nishoku』によるケータリング料理と、移住者でもあるイタリアンシェフの永井杜弥さんによるパスタが振舞われました。地元食材をふんだんに使った料理を前に、なおさら話が弾みます!

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『nishoku』によるお料理の数々。絶品でした!
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初対面とは思えないほど、すっかり仲良し。

ある受講生は、さきほど発表したプランをすぐに実施。会場の一角で、「一夜限りのバーで(話した内容は水に流して)スッキリ楽しんでもらう」がコンセプトの「お水に流せBar」を開催しました。他の受講生も一緒にスタッフとして入り、大野の方々をお迎えします。ずっと大盛況でした!

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一夜限りの「お水に流せBar」。衣装にもこだわる。

そして前述の「だんだんビアガーデン」の企画に共感した地元の方が受講生と意気投合し、なんと今年のゴールデンウィークに実際に開催することに! 5月4日(月)もしくは5日(火)に実施予定とのこと。みなさん、要チェックです!

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「だんだんビアガーデン」の実施が決まった瞬間!

今回の発表会は、あくまで大野との関わりのスタート地点。受講生の感想には「最初は大野の食が好きだったが、今は大野の人が大好きになった」「今後も息切れしない程度に関係を築いていきたい」「大切にしたい繋がりは定期的にお金と時間をかけてメンテナンスしていきたい」との言葉がありました。東京から大野までの所要時間は片道約5時間。距離が離れているからこそ、無理して短期間で何かをしようとするよりも、長い目で関わり続けていくことがきっと価値になります。

この日は、大野と東京の心の距離がぐっと縮まった1日でした。次はゴールデンウィークの「だんだんビアガーデン」に合わせて、また大野に遊びにいきます!

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フォトグラファーの受講生による、大野の写真の展示。「おおのとわたし」の関係が、ぐっと近くなった。