これぞ、紙ワザ。ー まるで石のような存在感と無骨な手触り。
2019.04.24 UP

これぞ、紙ワザ。ー まるで石のような存在感と無骨な手触り。

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これ、実は和紙なのだ。『名尾手すき和紙』の7代目・谷口弦さんによるプロジェクト「KAMINARI PAPERWORKS™」の作品だ。

今回の紹介アイテム
KAMINARI PAPERWORKS™のオリジナル和紙

佐賀県佐賀市にある名尾では、約300年前から和紙がつくられていた。「名尾和紙」として知られ、大正時代初期には約100軒の紙すき工房があったが、50年前、『名尾手すき和紙』が最後の一軒になった。

谷口さんはこう話す。
「あるとき『実は和紙の定義はない』ということに気づいたんです。江戸時代には、町中の紙くずを回収してできる『還魂紙』という再生紙をつくる文化がありました。それにヒントを得て『今、僕が集めてつくれる紙とは何か』を自由に考え、『物語を持っている素材を混ぜることで、和紙が情報を持つ一つのメディアになるのでは!』ということに行き着いたんです」。
オリジナル和紙をつくることができるこのプロジェクト。さまざまなコラボが可能だろう。

KAMINARI PAPERWORKS™のオリジナル和紙

\ここがオススメ/
和紙を作る活動と、原料・梶の栽培も。

和紙職人で、原料の栽培も行う谷口さん。日本で最も古い紙の原料で、繊維が長く漉き込んだ素材とよくからむ、梶を使っている。

KAMINARI PAPERWORKS™
2018年12月にスタートした和紙プロジェクト。写真の和紙に漉き込まれている素材は、ドライフラワー、茶葉、カカオ、麦、コーヒー、レアメタルで、各素材の力強さや繊細さを放つ仕上がりになっている。和紙1枚の製作から相談可能。問い合わせはtel.0952-63-0334へ。●価格は応相談(KAMINARI PAPERWORKS™ www.instagram.com/kaminaripaperworks
 

photographs by Jiro Matsushita text by Yoshino Kokubo

本記事は雑誌ソトコト2019年3月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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