しな布マスク
2020.05.02 UP

日本三大古代布の一つ「しな布」をつかった、洗って使えるしな布マスクできました。

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※今回、本記事中に不適切な表現があり、本記事修正期間アクセス出来なかったこと深くお詫び申し上げます。
今後はこのようなことが無いよう、編集体制を強化し再発防止に努めてまいります。

しな布マスク、できました。

新潟県と山形県の県境にある鶴岡市関川地区や村上市山熊田集落地区に古くから伝わる「しな布(しな織)」は、日本三大古代布の一つに数えられています。今回、そのしな布を使った、洗って何度でも使えるしな布のマスクができました。内側は綿の晒し生地を使用しているので洗濯用洗剤で洗って使えます。 中にガーゼやキッチンペーパーを挟むこともできますので、組み合わせ方次第でより快適に使えます。

しな布マスク

しな布マスク

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しな織とは?

羽越地方(新潟北部と山形の県境あたり)の山間部に生育するシナノキ、オオバボダイジュの木の皮から糸を紡ぎ、布となるしな織は、日本の最古の織物の一つであり、‘原始布’‘古代布’とも言われています。稲作以前、山との共生をしてきた日本人は自然のものから糸をつくり、織り上げ、布にしていました。

森

日本でシナノキの繊維が人々の生活の場に初めて登場したのは、丈夫な縄としてでした。そもそも穀物袋や漁網、布団や衣類など暮らしの日用品であったため、現在残されている文献にはほとんど記録が残っておらず、平安中期の法典「延喜式」内に見られるほどです。稲作以降の縄は主に藁で作られますが、それ以前の縄は自生する麻やシナノキなどの野生繊維で作られていました。

しな織

また、しな織の丈夫で水に強いという特性は生活必需品として様々に活用され、寝具、穀物入れ、魚網、調味料の漉し袋、ポシェット、半纏など広範囲に生活を支えたのです。

木の皮を剥ぐことから始まる布作りの工程は、全21行程ある最初の1行程目の「皮剥ぎ」以外全て女性の手作業で行い、およそ1年かけて初めて布になります。

しな布

春は山菜取り、夏は山焼き(焼畑農業)や木こり。秋は鮎やきのこ、雪の冬は、男はマタギ(伝統狩猟)、女は囲炉裏端でしな糸作りや機織りというような暮らしです。まるでおとぎ話の中から生まれてきた工芸品がしな布なのです。

川で洗う

しな布は大変丈夫で水にも強いうえ、しな布特有の野趣味あふれ、かつ上品な風合いは目を見張ることでしょう。

しな布

現在まで新潟県村上市山熊田集落などで奇跡的に受け継がれてきた伝統やその技術は、従事者の減少により、今では大変貴重な布となってしまいました。

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しな布ができるまで

しなへぎ

しな布の原料、しな(オオバボダイジュ)の樹皮を剥がします。

 

あまたて・へぐれたて

シナの樹皮を一枚一枚剥がす行程です。

 

しな布のしなさき(シナ割き)

薄く剥がしたしな(オオバボダイジュ)の樹皮を爪と指で糸の細さに割いていきます。

 

しな績み(しなうみ)

しな布の制作工程。細く裂いた糸状の樹皮の端を一本一本指でよじりつなげていきます。つなぎ目は、各糸の両端1カ所ずつ、計2カ所をつなぎ、切れにくいしっかりした強度にします。

 

糸車で紡ぐ(しな布)

しな(オオバボダイジュ)の樹皮の繊維を割いてつなげた糸を、糸車でよります。ねじりねじりねじり→巻く、の繰り返し。

 

糸へり

複数の枠(しな糸が巻かれた木枠)から、穴のあいた棒を使って数本の糸を同時に「整経台」へ掛けていきます。

 

あやとり

しな布制作工程。糸へりの整経台にかけた糸の折り返し点での「あや」の取り方。

 

機巻き

糸へりした糸の束を、等間隔の幅ではた織り機の心棒へと巻きつけていきます。

 

機巻き(結び方)

しな布の制作過程。機巻きをする際、糸の束を壁などに固定するための結び方です。

 

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しな織創芸石田

しな織創芸石田

1990年、創業者石田誠は『残したい日本のホンモノ』として「しな布」を後世に伝えるためにしな織創芸石田を創業しました

彼が20歳のとき、東京で不思議なエネルギーを宿す布との運命的な出会いがありました。その布というのが故郷、山形で織られている「しな布」でした。

その当時のしな布をとりまく状況は、作り手の不足により存続が危ぶまれ、素晴らしい素材でありながら、製品がお土産品や民芸品の域にとどまっているというものでした。

「素材の特性を活かし、質の高い製品として日本中・世界中に広めることはできないだろうか・・・」そのことを考え続け、通気性の良さを帽子に、軽く、丈夫な特性をバッグに活かしました。

しな織創芸石田

デザインにもこだわり、現代的で洗練された製品開発のために日々研究を重ね、ファッション性の高い、しかも伝統美を感じさせるものを作り出しました。

古代の布に現代の感覚を取り入れた製品は、全国主要都市の百貨店や専門店で取り扱われるようになり、しな布への評価や関心は高まりをみせています。

山形と新潟の山奥の小さな村でほそぼそと織り継がれているしな布は、また新たな次代への布として生まれ変わり続けています。

販売元

羽越しな布 しな織創芸石田

〒997-1124
山形県鶴岡市大山二丁目23-39

※注文はお電話にてお願いします。
TEL.0235-33-2025

https://shinafu.com/