banksy / バンクシー
2020.05.02 UP

青山の音楽の火を消さないために。SAVE THE ZERO、クラウドファンディングへの挑戦。

LOCAL

ゲリラ的に世界中にアート作品を残している、英国を拠点とする匿名のストリートアーティスト「Banksy(バンクシー)」を知らない人は少ないだろう。
そんなBanksyの絵(ステンシル)がひっそりと置かれてるクラブが東京・青山にある。ZEROだ。

エントランス

ZEROの前身は1995年にオープンしたLOOPというクラブで、2013年のビルの老朽化に伴い移転。ZEROと店名を変えて再始動した。
このBanksyの絵はまだ彼がLondonでも無名だった2000年前後、当時のLOOPのスタッフがLondonで親交を深めたことをきっかけにフライヤーデザインを引き受けてくれて、そしてLOOPのためにとオリジナルで描いてくれた絵だ。この絵はLOOPのクローズ後もそのままZEROに受け継がれ、今でも飾られている。いわば音楽の変遷や店、お客の変遷を見てきた絵と言えるだろう。

そんなZEROのサウンドは、LOOPのサウンドシステムは一切引き継がず0から作り上げた。DJ Calmの指導の下、音を心地よくする為にビンテージのアンプやスピーカーを使用するだけでなく、ケーブルは一つ一つ吟味し、ターンテーブル周りもフルカスタム、そして空間としての鳴りを良くするためルームアコースティックに着手、ZEROでしか聴けないようなサウンド・デザインを目指している。

DJ BOOTH

ルームアコースティックは、営業前や営業後に店長やスタッフが少しずつ試行錯誤を繰り返しながら、少しずつアップデートを積み重ねている。木を一つ一つ貼っては音を確認し、良ければそのまま、悪ければ剥がして更に貼り変えるという作業をこの数年延々と繰り返している。人の入り具合でも音が変わることから、音質が良くなったと思っても翌日になると違うと感じることも多い。そうなるとまた木の貼り方や音響を調整していく。ゴールまだまだ先だと店長は言うが、その小さなことの積み重ねが多くのDJやアーティスト・オーティエンスを魅了し、国内外のアーティストや一度でも足を運んだことがある方々から、ここのDJブースや音は最高だという声も多い。

ゼロ

bar前には、日本音楽史を語る上で欠かせないイラストレーター、永井博氏の描き下ろしグラフィックも飾られている。以前ZEROでレギュラーDJをしていた永井博氏から贈られた絵だという。この絵もこの店の変遷を見てきた絵の一つだ。レギュラーDJが世界的なアーティストとして羽ばたいたり海外アーティストがお忍びで遊びに来たりというのはLOOPの頃から続いているが、今でも多くのアーティストや当時からのお客が足を運び、必ずBanksyの絵だけでなくこの絵の前を通る。前身のLOOPから紡がれる音箱としてのZEROは、東京そして日本のダンスミュージックにおける歴史を紡いできた店の一つと言えるだろう。

永井博さん

今回、コロナウィルス蔓延防止・感染防止の為、非常事態宣言前より多くの飲食店が営業自粛に入り、それはライブハウスやクラブも同様である。営業を止めるのは、収入源を限りなく小さくすることで、その影響は飲食店以上にライブハウスやクラブのほうが圧倒的に大きく、多くの経営者がこの局面をどう乗り切るか考え日々資金繰りに奔走している。
今回、多くの飲食店がこの状態を乗り切りまた店舗を再開するためにクラウドファンディングを利用した形での支援を募っている。今回はこのクラウドファンディングに挑戦するクラブの一つ、ZEROのクラウドファンデイングを紹介する。

SAVE THE ZERO〜KEEP ON MUSIC JOURNEY〜

CAMPFIRE

私たちZEROは、東京・青山のクラブです。前身は、1995年にオープンしたLOOPという店舗で、2013年にビルの老朽化に伴い移転。ZEROと名を変え再始動し、合わせると25年の営業を続けております。アンダーグラウンドで有りながら正面からクラブカルチャーと向き合い、最高の音空間を創る事に全力を注いで参りました。

また日々の営業は、DJ NORIの「Tree」を始め、大半がレギュラーイベントで成り立っており、青野賢一、井上薫、FT、Calm、DJ PI-GE、Ayumu Okada、OHISHI、KAJI、KENNTA、KITANO、木村勝好、小林弘道、Junya Shimizu、SMS、Dazzle Drums、高木敏光、瀧澤賢太郎、土橋安騎夫(REBECCA)、長谷川賢司、Velocity、Makoto、MICK、TUSU→、TOMOMI、TOYO、Yako(敬称略)ら、日本のクラブシーン、カルチャーシーンを牽引するDJやアーティスト、オーガナイザーの方々に“”を担って頂いております。彼らを中心に“DJと店、そしてお客様”が一体となってダンスミュージックの核心に迫る“ミュージックジャーニー”を続けてきました。

しかしながら、昨今のコロナウィルス蔓延防止・感染防止の為、2020年4月2日より営業を一時停止せざるを得ず、それに伴い店舗存続が困難に陥ってしまった為、大変心苦しいお願いであるのは承知の上では御座いますが、皆さまからのご支援を緊急で募らせて頂きます。皆さまと創ってきた“ミュージックジャーニー”をもう少し続けさせて頂けないでしょうか。

これまでの活動

ZERO 2013年にオープン、現在6年営業する青山のCLUBである。 前身LOOPから起算すると25年の営業を続けてきました。オーナーはDJ MOCHIZUKI、店長は Yuki Terada名義でDJとしても活動する寺田有希。そしてバーに立つ者全員がDJであり、そして企画・広報は18歳からレコード店勤務と、スタッフ全員が音楽にどっぷりハマっている“小箱“です。 

ZEROでは、日本クラブ界の至宝DJ NORIが毎週水曜日主宰する『Tree』、Dazzle Drumsの『Block Party』 瀧澤賢太郎の『Haus it Feelin’? 』、Calmの『Bound for Everywhere』、井上薫の『Euphony』、Makotoの『Human Elements』、土橋安騎夫の『Area Deep』等、著名DJ達が強い信念に基づきレギュラーイベントを開催しています。
過去には、松浦俊夫の『CLUB100』、TERRY WASHIZUの『PLAYAZ』等、強烈な個性を持ったレギュラーイベントも開催。 現在も20年を超えるロングランパーティーが数多く存在し、いかにDJが自らのイベントに手間と時間をかけ大切に育てているのかを伺い知る事ができ、同時に箱としてもLOOP時代から積み重ねられた歴史の重みを自負すると共に、空間提供の責任を強く感じています。

またこれまでに、Dimtri from Paris、Ray Mang、Colleen”Cosmo”Murphy、Kim Lightfoot、John Morales、Ashley Beedle、 IG Culture、DJ KRUSH、ピーターバラカン、DJ WADA、小林径、高橋透など、レジェントと呼ばれる数多くのアーティストを国内外問わずブッキングし、小箱では決して体験出来ないような刺激的で特別な夜を創ってきました。(敬称略)

dimitri

一方ハード面では、サウンド創りへ強いこだわりを持ちDJ Calmの指導のもと、鳴り音を心地よくする為にルームアコースティックに着手。 ビンテージのアンプやスピーカーを使用し、ZEROでしか聴けないようなサウンド・デザインを目指しました。 店長を中心に、音の反射を考えて天井一面にアルミホイルを敷き詰め、スタッフによる手作業で壁面に木製ブロックをランダムに貼り合わせる等、より良い音を追い求め、日々淡々と音創りを続けています。 その結晶が現ZEROの空間デザインにもなって表れてはいますが、これはまだまだ未完成の状態です。 願わくば、日本一の良い音空間を創り上げたいと思っています。

オープン前
何もない状態からのスタート
施工中
店休日はルームアコースティックの調整。
terada
常にアップデートを繰り返す店長。

資金の使い道

営業自粛期間中の家賃・光熱費、諸経費、CAMPFIREの手数料。
日本一の音空間創りのための機材/資材代。

クラウドファンディング
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リターンについて

イベント入場券2000円(1ドリンク付き)を一口としまして、こちらを基本に数パターンの御礼をご用意しております。また、ZEROと交流の深い永井博氏と、TOMOMI氏のご協力のもと、特別にオリジナルグッズを制作させて頂きました。

ご支援をしていただく際に、どのリターンも「上乗せ支援」をして頂けます。ご都合が許す場合は、リターンの額に上乗せして、ご支援頂けますと大変嬉しいです。
皆さま、何卒宜しくお願い致します。

永井博

1947年、徳島市に生まれる。グラフィックデザイナーを経て、フリーのイラストレーターとして活躍。大瀧詠一の「ア ロングバケーション」、「ナイアガラ ソングブック」等のレコードジャケットに代表されるトロピカルでクリアな風景イラストレーションを得意とする。「ア ロングバケーション」では、CBSソニーより、「アルバムジャケット特別賞」として、ゴールドディスクを受賞している。その他、マツオカナオヤ、藤原ヒロシと川辺ヒロシ、憂歌団、杉山清貴など、多くのアーチストのレコードジャケットを飾っている。
現在は、デザイン、DJ、音楽評論など、多岐にわたる活動を展開している。
http://home4.highway.ne.jp/penguin/

A LONG BACATION

is-ness

存在そのもの≒is-nessを名前に掲げ、コンテンポラリー/技術/アート/ミュージック/ファッションをキーワードに伝統の持つ奥深い力と現代的センスを融合して革新的クリエーティブワークと独創ブランドイメージを構想するデザイングループとして2001年より本格始動。五感では感じられない何かを感じとれるような「心で感じるプロダクト」を目指す。https://www.is-ness.com/

実施スケジュール

支援受付開始 2020年4月09日
支援受付締切 2020年5月10日

*営業再開目途がたち次第、リターンの履行を進めてまいります。
*本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最後に

前身のLOOP、現在のZEROを合わせもうすぐ勤続20年になります。ZEROになってからcalmさんを始め様々な方々からのアドバイスを受け、自身は主にサウンドシステム、ルームアコースティックなどをアップデートし続けてきました。これからもこの姿勢は変わらず常に前進し続けていきたいと思っております。まだ夢半ばです。どうか、もう少しこの夢を見続けさせていただけないでしょうか。
是非ご支援よろしくお願い致します。

ZERO 店長 寺田有希

 

コロナウィルスの感染拡大が広まる中、まさに3密空間であるZEROは、お客様間の感染防止、スタッフの感染防止の為、当然では有りますが営業を自粛する事を決断しました。ただ、行政等から何の補償も確約されていない現状での営業自粛は、完全に収入を断つ事となりますので、先の見えない今、この決断は簡単な事では有りません。スタッフの生活も有りますし、店舗を継続する為には家賃も発生します。勿論、私共だけが危機的状況で有るという事では無く、私共以上に苦しい状況に置かれている皆様がいる事、経済的危機だけで無く生命的危機と直面されている医療関係者の皆様が数多くいる事も重々理解はしております。そういった状況の中でも、まず私のやるべき事は従業員の生活を守る事と多くのDJやアーティストの皆様が関わる店を存続させる事だと判断し、ご支援をお願いする考えに至りました。再び開店出来た時に是非皆さまにお越し頂きたく、リターンは全て1ドリンク付き入場チケット、前売り的な設定を取らせて頂きました。何卒ご理解の上、是非とも皆様のお力を貸して頂きたく思います。

DJ MOCHIZUKI /
株式会社ベース 代表取締役 望月広彰

クラウドファンデイング
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