こってり味なのにヘルシー。宮城県の隠れた名物「油麩丼」をめしあがれ
2020.06.16 UP

こってり味なのにヘルシー。宮城県の隠れた名物「油麩丼」をめしあがれ

FOOD

外出を自粛しているうちに、ちょっと体重が増えてしまったかも……という「自粛太り」の悲鳴がよく聞かれるようになった。適切な対策をした上でのトレーニングに取り組み始める方も増えてきている。そこで、トレーニングの効果を高めるために、高たんぱく質でおいしい食事を作ってみるのはいかがだろうか。今回は宮城名物の油麩と、油麩を使った「油麩丼」を紹介しよう。

油麩とは

油麩は宮城県北部や岩手県南部の名物で、小麦粉に含まれるタンパク質を練り上げ、油で揚げたもの。

油麩丼

形はまるでフランスパンのよう。細長く、ふっくら膨らんだ形が特徴だ。精進料理がルーツであり、植物由来の食材ながらコクのある食材として肉や魚の代わりとなる。一般的には一口大に切り、煮物や味噌汁の具に使用されているようだ。

焼き麩や車麩などに比較すれば、揚げてある分脂質やカロリーは高くなるものの、お麩ならではの高タンパク質は健在。ナトリウムも豊富で、全体的に栄養価が高い。揚げに使用されている油は植物油だから風味もあっさりしている。

油麩を製造するいくつかのメーカーはハラル認証を取得している。宗教上の理由等で豚肉を食べられない人向けに、豚肉同様の食べ応えがある食物として需要の高まりを見せているのだ。

油麩丼は、そんな油麩をカツ丼や親子丼のように食べられるレシピ。宮城県登米市の名物であり、カツ丼や親子丼のようにがっつりとした食べでがあるものの、植物由来の材料でヘルシーに食べられる。心はこってりを求めているが、体があっさりを求めている……という方にもってこいだろう。

油麩丼のレシピ

<材料 2人分>

油麩丼

油麩 20g(10cm程度)
卵 2つ
玉ねぎ 半個
めんつゆ(3倍濃縮のもの) 40cc
水 150cc
白米 2杯分
三つ葉 お好みで 

<作り方>

  1. 油麩を1cm幅の輪切りに切る。
  2. フライパンにめんつゆと水を入れ、薄切りにした玉ねぎを入れて3分ほど煮る。
  3. 油麩をフライパンに入れ、全体につゆが染み渡るまで煮る。
  4. 溶き卵でとじ、卵が半熟状になったら火を止める。
  5. 白米の上に盛り、三つ葉を飾る。

実食

油麩丼

実際に食べてみると、じゅわっとつゆの染みた油麩がまるで揚げた肉のような風味を醸し出す。植物由来とは思えないほどのコクがあるが、食べ終わった後の胃は肉をたっぷり使ったものより軽い。子どもが好きそうな味であるのはもちろんだが、軽さがあるので大人女性でもお手軽に楽しめるだろう。

調べてみると、カツ丼のカロリーは922kcal、油麩丼のカロリーは648kcal(https://calorie.slism.jp/ より)。なんと、カツ丼と同様の食べ応えにもかかわらず、カロリーを約30%もカットできているのだ。

また、カツ丼や親子丼よりも手軽に作れるのが嬉しいところだ。生肉を切ることも、揚げることもなく作れるので、洗い物も最小限に抑えられる。短時間で作れることもあり、お腹が空いたときに急いで作れる便利メニューでもある。

楽しみながら精進料理を食べ、カロリーもカットでき、しかも簡単に作れる油麩丼。今週末のランチに作ってみてはいかがだろうか。

text by Shuko Takeda