資生堂の新ブランド「BAUM(バウム)」に込められた、未来への希望と願い
2020.06.08 UP

資生堂の新ブランド「BAUM(バウム)」に込められた、未来への希望と願い

SUSTAINABILITY

資生堂の新スキンケアブランド「BAUM」が、5月30日から発売されている。このブランドのテーマは「樹木との共生」。商品設計からパッケージ、販売店舗の設計に到るまで、このテーマが貫かれている。

ブランド概要

資生堂の高価格ラインを指す「プレステージ領域」から発表されたこの「BAUM」。今までの同領域ブランドとは一線を画した個性を持つ。

メーカー、ブランドに関わらず、高価格帯コスメにはラグジュアリーさの演出がなされる。時には華美な装飾、時には無機質さとしてデザインに反映されることが多い。

それに対して「BAUM」は上質でありながらシンプル、かつ有機質である。高級感と木のぬくもり、そしてシンプルさが込められたデザイン。自然の持つ力強さをも物語っているようである。

発売や開発背景

開発背景にあるのは、SDGs(※持続可能な開発目標)への関心が世界的に高まっていることだ。社会的責任に対する企業やブランドの姿勢が、国内外の消費者の購買行動に影響を与えることも増えた。

世界的に有名な企業である資生堂は、もとより「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」という企業理念を掲げ、国内外で幅広く活動してきた。今回の「BAUM」の発売は、ビューティービジネスそのものをサステナブルな社会へとつなげたいという、同社の挑戦が見て取れる。

商品設計におけるSDGs

商品イメージ

「BAUM」が発表された時に最も話題となったのは、カリモクとのコラボレーションだろう。カリモクの家具製造工程で発生した端材を商品パッケージに使用しており、樹木資源を無駄なく活用する工夫がなされているのだ。

カリモクでは東北・北海道地方で採取される良質なナラ材を使用している。「BAUM」のパッケージでは、ひとつひとつ異なる美しい木目が顔をのぞかせる。使用後も保管していたくなる、ワン・アンド・オンリーへの愛着が生まれるだろう。

また、レフィル商品を積極的に配置することで、徹底的な環境負荷軽減を目指している。プラスチック容器の一部はバイオPETを、ガラス容器にはリサイクルガラスを使用。ショッピングバックは無償配布せず、希望者にはオリジナルエコバッグを販売するシステムだ。

商品の品質にもこだわり、ノンパラベン、ノンシリコン。合成着色料を使用せず、90%以上を自然由来素材で製造している(※ISO1612準拠)。その香りは樹木由来の天皇香料を中心に調合され、心身のリラックスをもたらすという。

商品や店舗の概要

店舗イメージ販売店舗は、「樹木の恵みと出会う場所」をコンセプトに設計がなされている。ナラの苗木が店舗内で育てられており、来年度以降に「BAUMの森」へ植樹される。

店舗はNEWoMan横浜、タカシマヤゲートタワーモール名古屋にて常設。

その他の地域でも期間限定pop-up storeが不定期で登場する予定だ。

詳しくはBAUM(バウム)で検索!
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text by Shuko Takeda