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2020.06.19 UP

地球上すべてのものにやさしいブランドを目指し生まれた「ecuvo,」が繋ぐ、想いと笑顔。

SUSTAINABILITY

 手袋のまち、香川県東かがわ市。この地で1977年から手袋を作り続ける株式会社フクシンから、地球環境にやさしいブランド「ecuvo,」が誕生した。笑顔の象徴であるエクボをブランド名に掲げ、地球上のすべての笑顔を紡ぐため生まれたこの新ブランドの立ち上げに至った背景とそこに込められた想いとは。

手袋のまち、東かがわの小さな手袋屋さんが生んだ「ecuvo,」

 2020年2月。香川の小さな手袋メーカーから、「ecuvo,」は生まれた。このシンプルでナチュラルなデザインに、思いやりの温かな心が宿る。「地球上のすべての笑顔を紡ぐ」ことをコンセプトに作られる製品は、徹底的に地球環境のことを考えて作られている。

ecuvo,_イメージ

<「ecuvo,」コンセプト>

 たくさんの笑顔を紡ぐ

  私たちが作っている商品は、たくさんの人やものが関わっています。
  海の向こう、地球上のすべての笑顔を紡ぐには、どうすればいいか。
  答えはひとつ、やさしくなればいい。
  人に、動物に、植物に、街に、大地に、空に、海に、そして地球に。
  やさしい企業になることを誓います。

  すべては、笑顔のために。

 

 このコンセプトのもと作られる商品は、手袋や靴下をはじめ、マフラーやベレー帽など、計11アイテムが揃う。「パパもママも子どもも、みんな笑顔に」という思いから、それぞれのアイテムにおいて、メンズ/レディース/キッズと各種サイズが用意され、家族みんなでお揃いのものを身につけることもできる。

ecuvo,てぶくろ
「ecuvo,」のてぶくろ。今年2月の展示会では、「キッズサイズが可愛い!」と人気だったそう。

 「ecuvo,」の製品は、自然にやさしい素材を使って作られているのはもちろん、永久修理保証(※1)や片手・片足販売など長く使うためのサポートが用意されているのも嬉しい。無駄がなくシンプルなこのデザインをブランドの永久定番とし、毎年のシーズンごとにテイストの違う新作デザインを発表することもない。だからこそ、お気に入りを見つけてずっと使い続けてほしいと考えている。

 この地球にやさしい「ecuvo,」を立ち上げた手袋メーカー、株式会社フクシンは、手袋のまち・東かがわで40年以上手袋を作り続けてきた。長年手袋を作り続ける中で、今なぜこのような地球にやさしいブランドの立ち上げを決めたのか。株式会社フクシンの福﨑二郎社長に、話を訊いた。

(※1)保証条件に当てはまる場合のみ、修理が受けられる。保証条件の詳細は、公式WEBサイトで確認を。

始まりは、「たくさんの笑顔を紡ぐ」社内プロジェクト。

フクシン_社員のみなさん

 「ecuvo,」立ち上げのきっかけは、2018年から始まった「たくさんの笑顔を紡ぐ」という社内プロジェクトの始動だった。もともとフクシンでは、社是として「明るく 楽しく 元気よく」を掲げている。フクシンで働く社員全員がこれを達成し、楽しみながら健康的に働くことで、取引先や社員の家族、そして地元・東かがわの人びとにもそれが伝わり、結果的に会社の内側から外側へ、良い笑顔の循環を生むことを目指し始まったものだった。

 このプロジェクトによって、福利厚生や職場環境の充実など様々な取り組みが実施される中、SDGsの考え方に出会う。それまで、フクシンは手袋の卸問屋として創業し、近年ではファッション手袋やモコモコソックスなどの防寒物を中心に、自社製品の生産も行っていた。各年の売上は、その冬の気象状況にも大きく左右される。地球温暖化はとても身近な問題だった。

「どんなに頑張って可愛い商品を作っても、寒くなくては誰も必要としてくれません。近年は暖冬傾向のため、売上にも影響が出始めていました。そのような中でも、今まで私たちは神頼みをするだけでした」

 「ecuvo,」が誕生する前を振り返って、福﨑社長はそう語る。そんな状況の中でSDGsに出会い、「たくさんの笑顔を紡ぐ」というプロジェクトの対象を地球全体にまで広げて考えるようになる。社内のメンバーからも、地球環境にやさしい製品づくりに意義を感じるという意見も多く出てきた。会社として、暖冬が続く現状を憂うだけでなく、主体的かつ能動的に、地球と環境にやさしい企業活動をしていく方向へ向かうことを決めた。

 こうした会社の新たな方向性を体現すべく立ち上がったブランドが、この「ecuvo,」だった。

ecuvo,_社員さん

みんなで学びながら考えた、「ecuvo,」ができること。

 「ecuvo,」というネーミングや商品コンセプトは、ほぼすべて、社員の意見やアイデアから生まれている。有料無料問わず、社員自らが可能な範囲でSDGs勉強会へ参加し、フクシンができる環境にやさしいこととは何なのかを一人ひとりが考えた。そうして各々が考えたことを、週1回の商品開発ミーティングで共有し、形にしていく。

 そんな商品化までのプロセスからも、社内でのSDGsへの関心の高さや意欲がうかがえる。会社が社員のことを想い始まった「たくさんの笑顔を紡ぐ」というプロジェクトの延長線上で、社員みんなで地球のことを想い誕生したブランド「ecuvo,」には、笑顔とともに優しさの循環も生まれているように感じる。

 そうして生み出された商品には、地球環境を守るためにとことん考えられた、「ecuvo,」ならではの工夫が詰まっている。

ecuvo,社員さん

Miho Aizaki

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