仙台のケヤキ並木をお散歩しながら「ジョジョ」の聖地巡りをしてみよう
2020.06.21 UP

仙台のケヤキ並木をお散歩しながら「ジョジョ」の聖地巡りをしてみよう

LOCAL

「聖地」という概念がある。アニメやドラマ、漫画、映画など作品に登場する場所、またはモデルになった場所を指す言葉だ。とりわけ、ファンがそのような場所を巡ることは「聖地巡礼」と呼ばれる。

有名なところだと、アニメ作品「らき☆すた」の聖地とされた埼玉県鷺宮神社、「ガールズ&パンツツァー」の茨城県大洗町があるだろう。ファンは現地を訪れ、ゆかりのある場所をめぐり、作品に思いを馳せる。大きな経済効果が見込まれるため、聖地巡礼を積極的に受け入れる自治体もあるそうだ。

さて、記者の住んでいる宮城県仙台市も、「ハイキュー!!」「Wake Up, Girls!」など、多くの作品において聖地となっている。作品きっかけで旅行に来てくださる方も多いし、イベントが開催されることも。だが、個人的にもっと知られてほしい仙台の「聖地」がある。それは、「ジョジョの奇妙な冒険」に由来する場所だ。

「ジョジョの奇妙な冒険」と仙台の関係

30年以上の連載を続ける人気シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」。映画化やアニメ化もされ、個性的ながらもスタイリッシュ、数多の人を惹きつけつづける作品だ。

「ジョジョ」シリーズと仙台がどのように関係するのか。まず、作者の荒木飛呂彦先生は仙台出身である。そして、シリーズの第4部「ダイヤモンドは砕けない」の舞台「M県S市杜王町」のモデルは宮城県仙台市であることが知られている。仙台の地名が由来のキャラクターも複数登場する。

熱心な「ジョジョ」ファンにとってはすでに既知の情報かもしれない。とはいえ、関連イベントが開催されることも少なく、「ジョジョ」の聖地としての仙台を知らない地元民も多いのは寂しいところだ。

今回紹介するのは、仙台駅から散歩がてらに行ける距離の、ジョジョゆかりの土地。公園など公的な場所ばかりなので、ゆっくり一休みしながら作品のことを考えてみると良いだろう。

花京院緑地

「ジョジョ」シリーズ第3部「スターダストクルセイダーズ」の登場人物「花京院典明」。名前の由来は、仙台駅からほど近い町の名前だ。

ジョジョ

仙台駅から北に進むと、10分も経たずに「花京院」町に到着する。いわゆる普通のオフィス街だが、ファンを引きつけるのは町内にある小さな公園「花京院緑地」だ。花京院典明のスタンド名「法皇の緑(ハイエロファントグリーン)」を彷彿とさせるという。

緑豊かなオフィス街のオアシスでもあるこの公園。一休みがてら、立ち寄ってみよう。

広瀬通り

第4部に登場する人物「広瀬康一」の名前の由来が、この「広瀬通り」である。仙台の街を南北に通るこの道路は、商店街にも近く車通りも多い。賑やかな街の中心部である。

ジョジョ

仙台市営地下鉄で「広瀬通駅」駅に来ることもできる。駅から徒歩であれば10分程度だろう。
ちなみに駅の向かい側には、空条承太郎が滞在した「杜王グランドホテル」のモデルとされるホテルもある。仙台に宿泊予定のファンは要チェックだ。

勾当台公園

第4部に登場する「吉良吉影」は作品内で免許証が登場するため、その住所が確認できる。アニメ版では「杜王町勾当台1-128」とされており、由来は仙台市中心部にある都市公園「勾当台公園」だ。

ジョジョ

市役所や県庁が隣接し、緑豊かで大きな公園。大きなイベントも頻繁に開催されている。

ジョジョ

仙台市営地下鉄「勾当台公園」で来ることができる。仙台駅からは20~30分程度とかなり歩くものの、気候が涼しければ散歩ついでに来ることができる。商店街や繁華街が近く、賑やかな場所なので食事や買い物のついでに訪れてみると良いだろう。

定禅寺通り

第4部のキャラクター「東方仗助」の住所「定禅寺1の6」。その由来は中心部を貫く道路の「定禅寺通り」だ。

ジョジョ

また、ここは「アンジェロ岩」が置かれた場所としても有名だ。実際に「アンジェロ岩」のような構造物はないが、「ここに、アンジェロが……」と思いを馳せるファンは少なくないだろう。

ジョジョ

定禅寺通りにはケヤキ並木に囲まれた遊歩道がある。彫刻が3体飾られているが、そのひとつ「夏の思い出(エミリオ・グレコ作)」が「ジョジョ立ちに見える」と言われることもあるが、もちろん関連性はない。

ジョジョ

この遊歩道はベンチが複数設置されており、自然の中で休憩を取ることができる。都市の中心ながら自然豊かで、きっとリフレッシュできることだろう。

text by Shuko Takeda