鹿児島県の山の廃校から広がる、坂口修一郎さんの地域と未来の関係づくり。
2020.07.29 UP

鹿児島県の山の廃校から広がる、坂口修一郎さんの地域と未来の関係づくり。

LOCAL

定住をしない、という選択。

イベントプロデュースを行う『BAGN』代表取締役として全国を飛び回る坂口さん。

 地元に熱を送り続ける坂口さんは、住民票を移そうか、本気で考えた時もあったという。「地域外で暮らす坂口さんが、この先どうやって管理をしていくのか」と心配する声もあったためだ。

 「だからといって住むことで余計な利害関係が生まれて、自由に動けなくなる可能性もある。いろいろ考えた結果、『ここには住まない』という結論に達しました。全国を回り、戻ってくることで、リアルな情報や考え方を持ち帰ることができるから。みんなが心配する気持ちもわかる。でも、僕も覚悟を決めて、この先続けていける仕組みをつくるから、みんなも覚悟を決めましょうと言っている。そして『外の人間に頼りすぎないほうがいい』とも言いたい。僕はコンサルタントではなく、プレイヤーなのだから」

熱がないと対流は生まれない。周りから熱を与えることでそこに新しい流れが生まれる。「だから、僕はこれからもその熱を与え続ける存在でいたい」という坂口さんは、これからも自身から発する熱で周囲の人を熱くさせ、いろいろな場所で流れを生み出していくのだろう。

 

photographs by Yusuke Abe
text by Kaya Okada

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