材料3つの簡単郷土料理。神様へ供える「豆しとぎ」を作ってみよう
2020.08.10 UP

材料3つの簡単郷土料理。神様へ供える「豆しとぎ」を作ってみよう

FOOD

自炊の中でも、お菓子作りは初心者には難しい……というイメージがある。だからこそ簡単に作れるキットやミックス、ツールが重用されるのだろう。特に和風のお菓子を作るハードルは高いかもしれない。しかし、地方には簡単に作れる、昔ながらの郷土料理のお菓子がたくさんある。今回は、東北地方で「神に捧げるお菓子」として作られている「豆しとぎ」を紹介しよう。

豆しとぎとは

豆しとぎとは、青森県南部および岩手県北部で食されている生菓子。潰した青大豆に米粉と砂糖を入れて練ったシンプルさが特徴だ。

「しとぎ」とは、コメを潰して粉にして作ったもちのことを指す。現在の「もち」の原型とも言われ、全国的に神前に供える食べ物として作られていた。

豆しとぎが作られている青森県南部・岩手県北部地域は、東からの冷風である「やませ」によって、コメの収穫が少なかった。そのため豆類でカサ増しをしたものと考えられる。貴重なコメを節約する地域の知恵だろう。

ハレの日に神様にお供えする食べ物として作られた豆しとぎ。旧暦12月12日には山の神様にお供えし、春先にはうぐいすを呼ぶということで作られていたと言う。

使う豆は青大豆がメジャーだが、黒大豆、黄大豆となんでも良い。今回は枝豆を使った「豆しとぎ」を作ってみることにしよう。

text by Shuko Takeda

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