6年の歳月を費やした最新写真集。梶井照陰『DIVE TO BANGLADESH』
2019.06.06 UP

6年の歳月を費やした最新写真集。梶井照陰『DIVE TO BANGLADESH』

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僧侶にして写真家、マージナルな領域に目を向け、写真に収めてきた梶井照陰が、バングラデシュのスラム街に飛び込んだ。写真家の目に映るグローバリズムの現実とは。

誰しも生まれる場所を選ぶことはできない

世界のファストファッションブランドの工場が建ち並び、世界第二位の衣料品輸出国となったバングラデシュ。急激な発展を続ける一方で、資金繰りに苦しむ下請けも多く、賃金未払いによる暴動や工場の倒産もあとを絶たない。

スラム街の日常、労働者やヒジュラ(トランスジェンダー)の生活……、
グローバル経済の中で発展著しいこの国を写したフォトドキュメンタリー。
ファストファションが世代を超えて親しまれている日本では気付かない現実が深く突き刺さる。

2013.04.05  親族の暴力に耐えかねて売春宿に行き着いた娼婦ナジア
2013.04.05  親族の暴力に耐えかねて売春宿に行き着いた娼婦ナジア
2018.05.12 ダッカへ向かう列車。ダッカの人口は2020年に2000万人を超える見込みという。
2018.05.12 ダッカへ向かう列車。ダッカの人口は2020年に2000万人を超える見込みという。

梶井照陰 『DIVE TO BANGLADESH』

梶井照陰 『DIVE TO BANGLADESH』

B5ヨコ・並製・160P
デザイン:落合慶紀
価格:2900円+税
出版社:リトル・モア

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梶井照陰

かじい・しょういん
1976年生まれ、新潟県出身。1999年高野山大学密教学科卒業。1995年〜1999年、高野山で修行。ベトナム、カンボジア、パプアニューギニアなど、世界各国を訪ね、積極的に取材して歩く。2004年、佐渡の波を撮り続けたシリーズで第1回フォイル・アワードを受賞、写真集『NAMI』を発表する。『DIVE TO BANGLADESH』で、2005年度日本写真協会新人賞を受賞。
現在、佐渡島にて真言宗の僧侶をしながら、写真家としての活動をおこなっている。