和歌山県田辺市で1夜限りの「よるマルシェ」開催 ー地元野菜を使った、スペシャルな夜をお届け。
2019.06.10 UP

和歌山県田辺市で1夜限りの「よるマルシェ」開催 ー地元野菜を使った、スペシャルな夜をお届け。

LOCAL

人が立ち“寄る”、みんなで持ち“寄る”、あえて“夜”に開催する。
「よる」という言葉に思いを乗せた、「料理人×農家」によるマルシェをレポートします。

鮮やかな色に、弾けんばかりのみずみずしさ。トマトにアスパラ、チンゲン菜と、採れたての野菜がテーブルに並び、「食感がすごくいい」「この食材と決まった時にすぐ、イカと合わせたいと思ったんだ」と料理人たちの嬉々とした声が響く店内。去る4月22日(月)に和歌山県田辺市で行われた、一夜限りの食のイベント「よるマルシェ」の仕込み中の様子だ。

主催者は、同市内にお店を構えるベーカリーレストラン『KOKAGE』の林拓郎さん・綾乃さん夫妻と、カフェバー『the CUE』の更井亮介さん、市内唯一のブルワリー『Voyager Brewing』で働く西崎翔さんの4名。「当たり前にあるために気づかない、地元野菜の豊かさと、おいしさを伝える」をテーマにさらに4組の農家と、2組の料理人に声をかけ、本イベントは実施された。

「よるマルシェ」実行委員メンバー。左から林綾乃さん、林拓郎さん、更井亮介さん、西崎翔さん。
「よるマルシェ」実行委員メンバー。左から林綾乃さん、林拓郎さん、更井亮介さん、西崎翔さん。

「よるマルシェ」は大きく2つのパートに分かれており、会場となった『the CUE』の店内では、限定30食(好評につき8食追加)のコラボディナーの提供。店外では、オリジナル野菜スティックとビールの販売、そして料理に使った農作物を農家さんから直々に買える、直売エリアが設けられた。

料理人×農家のコラボディナー

「普段食材を扱う僕らがやるんだから、農家さんにスポットを当てた企画にしようと思いました。今回このように実現できてうれしいです」と更井さん。また、林拓郎さんは「昨年『たなべ未来創造塾』という田辺市が行っているローカルイノベーターを育てる講座を受講したのですが、勉強していくうちに自分の店のことだけじゃなくて地域全体で盛り上がっていくことを考えたほうが、おもしろいし、地域にもいいのではないかと思うように。それにメンバー全員が賛同し、企画に肉付けしていってくれたんです」と話す。

左/『Voyager Brewing』も『紀州 原農園』の柑橘とコラボしてつくった、ビアカクテル「TANABE BITTER ORANGE」を振る舞った。右/店外では料理に使った農作物の販売も。
左/『Voyager Brewing』も『紀州 原農園』の柑橘とコラボしてつくった、ビアカクテル「TANABE BITTER ORANGE」を振る舞った。右/店外では料理に使った農作物の販売も。

協力した農家の一人、『紀州 原農園』の原拓生さんは「いつも頑張っている彼らに声をかけてもらい、ぜひ協力したいと思いました。どんな料理になったかは、当日の今もまだ聞かされていないんですけどね」と笑う。

「よるマルシェ」オリジナル野菜スティック
「よるマルシェ」オリジナル野菜スティック

料理は5000円ながらも完売。会場には多くの”地元の人”が訪れていた。「今後も季節ごとにやっていけたら」と話す彼らの目には、すでに次回のイメージが湧いているように見えた。

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昨年好評をいただいた企画、和歌山県田辺市と『ソトコト』がコラボし、
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大勢の人で賑わう『the CUE』のカフェバーエリア。積極的に来場者のテーブルに行き会話をする、料理人たちの姿が印象的。
大勢の人で賑わう『the CUE』のカフェバーエリア。積極的に来場者のテーブルに行き会話をする、料理人たちの姿が印象的。

 

photographs by Katsu Nagai
text by Ayumi Takenaka (SOTOKOTO)

本記事は雑誌ソトコト2019年7月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。