残りものには、福がある。 ー製造工程などで残る食品の天然色素を使う「のこり染」のトートバッグ
2019.07.03 UP

残りものには、福がある。 ー製造工程などで残る食品の天然色素を使う「のこり染」のトートバッグ

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春らしい淡いピンク色のトートバッグ「春のさくら」。このピンクの部分は、岐阜県本巣市にある樹齢1500年余といわれるエドヒガンザクラの古木「淡墨桜」の間伐された枝で染められている。手がけているのは、大垣市にある洋服の生地の染色会社『艶金化学繊維』。代表取締役の墨勇志さんは「染色では大きい染色釜を100度まで熱し、水やエネルギーを大量に使います。環境問題に配慮した商品をつくりたいと考えました」と話す。

そこで生まれたのが、製造工程などで残る食品の天然色素を使う染色法「のこり染」を採用したブランド『KURAKIN』。残りものを使おうと考え、食品メーカーに多数の電話をかけて協力を依頼し、地元のメーカーで廃棄されていたピーナッツの薄皮を使って染めることからスタート。以来、アイテムや色のバリエーションを増やしている。「色にもストーリーがある。そう気づいていただけたらと思います」。

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素材を持ち込んでノベルティをつくることも可能。食品メーカーが残りものを活用するケースが増えている。詳細は問い合わせを。

のこり染 岐阜春夏秋冬シリーズ
食べものの皮やかすなど、食品加工の過程で出る“のこり”で染色されたトートバッグ。天然のやさしい色合いが特徴。天然素材である綿帆布を使用。岐阜の季節感を感じられるカラーを提案する「のこり染 岐阜春夏秋冬シリーズ」は2008年1月に発売された。グリーン色の「夏のよもぎ」は、薬草の宝庫である揖斐川町(いびがわちょう)で出る、草餅をつくった後の煮汁を使って染めている。オンラインショップを中心に販売中。●2484円(KURAKIN www.kurakin.jp

のこり染 岐阜春夏秋冬シリーズ「夏のよもぎ」
のこり染 岐阜春夏秋冬シリーズ「夏のよもぎ」

 

photographs by Jiro Matsushita
text by Yoshino Kokubo

本記事は雑誌ソトコト2018年5月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。