こゆ財団が新富町のライチ生産者と創り出した「新富ライチ」。2020年度「グッドデザイン賞」受賞。
2020.10.04 UP

こゆ財団が新富町のライチ生産者と創り出した「新富ライチ」。2020年度「グッドデザイン賞」受賞。

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一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(以下こゆ財団)が新富町のライチ生産者と共同で創り出した国産ライチブランド「新富ライチ」は、2020年度「グッドデザイン賞」を受賞しました。こゆ財団では「新富ライチ」の受賞を記念し、新富町ふるさと納税返礼品として2021年収穫分(2021年6月より順次発送予定)の最速先行申込を、2020年10月1日(木)よりポータルサイト「ふるさとチョイス」にてスタートしました。

こゆ財団では、生産者との協力のもと、希少な国産ライチのさらなる販路拡大と認知向上に努め、SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」達成に向けた地域発のイノベーションを起こしていきます。

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2020年度グッドデザイン賞を受賞した国産ライチブランド「新富ライチ」生産者の森哲也さん

特徴:高い希少価値と圧倒的な品質、生産者の思いが詰まった国産ライチブランド

「新富ライチ」は、地域商社こゆ財団が2017年4月の設立後、すぐに取りかかった初めての農産物ブランディング事例です。生産者・森哲也さんの「産地間競争ではなく、新富町ならではの永く愛されるブランドでありたい」という思いに共鳴し、その希少性と圧倒的な品質の高さをブランドととして確立するため、プロダクトも含めたコミュニケーションのデザインに取り組まれました。

その結果、1粒1,000円というプライシングはもとより、糖度15度以上、プレミアム1粒50g以上という圧倒的な品質によって、従来の冷凍中心だったライチのイメージを根底から覆すプロダクトとして多方面から注目をいただき、ファンの開拓、新富町の認知度向上、関係人口創出といった多くの実りが生まれるに至ったそうです。

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さまざまな地域が名産品を開発する中で、他にはない希少性と高い品質をもつ果実に目をつけ、ファンをつくり育てるという視点でブランド化を成功させた。ファンイベントなどの取り組みは、地方の小さなまちににとって、その経済効果だけでなく、多くの関係人口を生み出した価値は非常に大きい。後継者不足や栽培が難しい点など、まだまだ不安材料があるが、農業にまちの未来を託す多くの地方に、勇気を与える取り組みとして高く評価した。

「新富ライチ」ブランドの特徴

  1. 国産僅か1割以下の希少性、10年超に及ぶ生産者の試行錯誤
  2. 糖度15度以上・プレミアム1粒50g以上の圧倒的品質の価値化
  3. 1粒1,000円のプライシングで町を代表する特産品として認知を拡大
  4. 新富町=ライチの町としての認知が拡大、関係人口増加に貢献

2021年度収穫分 最速先行受付【新富町ふるさと納税サイト(ふるさとチョイス)】

premium50、レギュラー(40g×10玉)

新富ライチ ふるさと納税実績(返礼品申込件数)

※1セット8粒~10粒入(プレミアム8粒/レギュラー10粒)
2017年度 446セット
2018年度 1044セット
2019年度 1829セット

新富ライチ 取扱実績

高島屋/カフェコムサ(カフェ:東京)/石の華(バー:東京)/くろぎ(懐石料理:東京)/宮崎ブーゲンビリア空港/ガーデンテラス宮崎ホテル&リゾート 他

その他実績:ふるさと名品オブ・ザ・イヤー2018 エントリー

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糖度15度以上、プレミアム1粒50g以上という圧倒的な品質が、従来の冷凍品のイメージが強かったライチの印象を一変させました(Photo @Waki Hamatsu)

背景:担い手の減少が進む農業の町の認知拡大と関係人口創出に成果

宮崎県新富町は、人口減少(2040年までに現人口マイナス4,000人や高齢化に伴う地域経済衰退という課題を抱えています。なかでも主幹産業である農業の就業人口は、1995年の2635人に対して2015年は1391人と、20年間で半減している状況です。そんな新富町で10年以上かけて根気強く生産されてきたのがライチです。生産者・森哲也さんは、県全体でも11軒しかいないライチ生産者の一人で、父親が育てていたライチの味に感動し、研究を続けてきました。

国産ライチの認知度は低く、売上が上がらない中で、森さんはマンゴーの生産技術を応用するなどしてゴルフボールよりも大きな1粒50g以上・糖度15度以上のライチを生み出すことに成功しました。2017年に新富町が設立した地域商社こゆ財団は、森さんと1粒1,000円の価格設定でブランド化することにチャレンジします。その結果、多くのメディアの注目を集め、販路を開拓できただけでなく、新富町の認知拡大と関係人口創出にもつながったそうです。

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生産技術の発展途上にあるライチについて、こゆ財団はスマート農業の活用に関しても研究を進めていきたいと考えています(Photo @Waki Hamatsu)

今後の展望:加工品開発や研修・人材育成にも適用。スマート農業の活用も視野に

こゆ財団では「新富ライチ」を100年先まで続く宮崎県新富町を代表するブランドとするため、収穫期間を終えてもライチを楽しめる加工品開発や、企業研修・人材育成プログラムにおけるコンテンツ化、スマート農業の積極的な導入による負担軽減や生産性向上にも取り組みます。

今後の展開案

  • 規格外品を活用した加工品開発による地域事業と雇用の創出
  • 国産ライチプロジェクトを題材にした企業研修・人材育成プログラムの実装
  • AIやIoTなどの先進技術を活用したライチ生産の可視化及び負担軽減の実現(スマート農業活用)