世界の段ボールから。 ー捨てられた不用なものから大切に使うものへ
2019.06.30 UP

世界の段ボールから。 ー捨てられた不用なものから大切に使うものへ

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カラフルでスタイリッシュなデザインのカード入れや財布。これらの“素材感”に見覚えはないだろうか……? 実は、すべて段ボールでできた一点物のアイテムなのだ。製作・販売を行っている『Carton(カルトン)』の島津冬樹さんは「グラフィックが好きで、流通に使われる段ボールの柄がおしゃれだなと思い、あるとき自分の財布を使用済みの段ボールでつくってみたところ、トリミングされプロダクトになるとかっこいいと感じたんです」と話す。改良を重ね、2009年から販売すると大きな反響があり、さらに魅せられていったそう。

その後、島津さんは「ものを運ぶツールである段ボールにも物語がある。捨てられた不用なものから大切に使うものへと、意識が変化する人を増やしたい」と考えるようになった。「『Carton』が自分のアイデアを生かしてものをつくるきっかけになれたら。いつか、“不用なもの”という存在がこの世界からなくなったらいいなと思っています」。

\ここがオススメ/
リペアも、オーダーも、可能。

公式サイトでは長財布の外側と内側を分離して修理する方法を公開中。また、要望に応じた段ボールによる製作依頼も受け付けている。

Carton 各アイテム
27か国以上で集められた段ボールを使ってつくられた、財布などのアイテム。オンラインショップのほか、『SOUVENIR FROM TOKYO』などで販売中。2018年、『Carton』のドキュメンタリー映画も公開された。●カード入れ・ペンケース/2160円、小銭入れ/2700円、名刺入れ/3780円、財布/7560円、長財布/1万800円(Carton http://carton-f.com

photographs by Jiro Matsushita
text by Yoshino Kokubo

本記事は雑誌ソトコト2018年7月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。