高木正勝 7年ぶりの個展「星の時間」。
2020.10.14 UP

高木正勝 7年ぶりの個展「星の時間」。

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 小誌『ソトコト』で連載中の音楽家・高木正勝の個展「星の時間」が11月より、福岡県福岡市の三菱地所アルティアムで開催される。

 高木正勝は、2001年より、ピアノを中心とした音楽と、自ら撮影し加工した映像に音楽を組み合わせた映像作品を制作。スタジオジブリのドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』(砂田麻美監督、2013)や『おおかみこどもの雨と雪』(細田守監督、2012)などの映画音楽、CMの楽曲も数多く手がけている。
2013年には拠点を小さな里山に移し、それ以降は映像作品を作ることなく、音楽活動に専念。2017年からは「Marginalia」と題したシリーズで、その日その時の天候や鳥虫の音と響き合うように奏でた楽曲を、不定期にウェブで公開しています。2018年にいくつかの「Marginalia」の曲に映像をつけ、5年ぶりとなる映像作品を発表。

 本展では、これまでの変遷をたどるように、2003年の初期作品から現在までの映像作品約10点が展示される。月の引力による潮汐、人類とともにある動物、生命、宇宙など、より根源的なテーマを遡りながら鋭い感覚で描き出した映像と生命力に満ちた音楽による映像作品群は、その大きな世界観で見る者を強く引き込んでいく。

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なぜ、映像を作っていたのかと問われると、きっと、こう答えます。
思い出そうともしていなかった記憶や感覚が蘇ってきたからだと。

映像制作は時間がかかります。
たった数分の映像に数ヶ月かかってしまいます。
ですので、映像を作っている間は、スローモーションで生きているような感覚になります。
そのせいかは分かりませんが、物事の結びつきが緩やかに溶けていってしまいます。
あれはあれ、これはこれというのが、なくなっていくのです。
もう一度、まっさらな状態で世界を感じなおしていくような。
僕にとって、映像をつくるというのは、そういう時間でした。

作りはじめてから10年程で一旦、制作が途絶えました。
こうして改めて振り返ってみると、子どもの頃の自分をある程度取り戻せたからだと思いました。
いま、また久しぶりに、映像を作ってみたいなと感じはじめています。

高木正勝
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《Tidal》 2 min. 47 sec. 2007
《Tidal》 2 min. 47 sec. 2007
《Homichevalo》 12 min. 2008v
《Homichevalo》 12 min. 2008

メーンビジュアル:「星の時間」展メインビジュアル

開催概要

期間:2020年11月7日(土)−12月13日(日) *11月10日(火)は休館
開館時間:10:00−20:00
入場料:一般400円(300円)  学生300円(200円) *再入場可 **高校生以下無料 ***()は前売料金(チケットぴあ)
場所:三菱地所アルティアム(イムズ8F)
主催:三菱地所、三菱地所アルティアム、西日本新聞社
後援:福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団
協力:ANOMALY
※状況により変更・中止する場合あり。来場の際は、三菱地所アルティアムのウェブサイト(http://artium.jp)を要確認。