煮干しラーメン
2020.10.13 UP

岡山名産・鰆(さわら)の出汁を使った「煮干しラーメン」を食べてみた

FOOD

岡山駅から車を走らせること15分ほど。郊外のロードサイドに立つ大きな広告看板。「鰆ーさわらー」の大きな文字が目に飛び込んでくる。どうやら岡山名産の鰆を出汁に使ったラーメンを提供する店らしい。魚介出汁のラーメンは珍しくないが、鰆というと淡白な味のイメージ。一体どんな味のラーメンなのか。気になって店を訪れてみた。

らーめんふぁみりー岡山店看板
交差点の角にある「鰆」の文字がインパクト大な看板。

鰹節と煮干し、鰆節をブレンドした煮干しラーメン

出汁に鰆節を使ったその名も「煮干しラーメン」を提供するのは、「らーめんふぁみりー岡山店」。土曜の11時過ぎ、開店してすぐの時間帯に訪れる。店名から家族連れが多いのだろうと想像したが、昼時には少し早かったせいか、男性のひとり客が多い。高速の岡山インターに近く駐車場にはトラックも数台あったので、運送会社のドライバー御用達なのかもしれない。

らーめんふぁみりー岡山店・店内
テーブル席とカウンター席がある。キッズチェアも備えられ小さな子供連れでも利用しやすい。

席に着き手にしたメニューを開くと、「煮干しラーメン」に加えてチャーハンや餃子などが選べる「煮干しランチ」なるものがあるではないか。しかも「煮干しラーメン」は、コク醤油・淡麗塩・濃厚豚骨の3つからチョイス可能。迷ったが、初めての今回は鰆節の味わいをしっかり感じてみたいので、淡麗塩を選んだ。
メニューやホームページの情報を読むと、「煮干しラーメン」は、鰹節と煮干し、それに鰆節をブレンドした出汁を使っているとのこと。鰹節と煮干しでかなり味は決まりそうなものだが、鰆がどう効いてくるのだろう。ますます興味は深まり運ばれてくるのを楽しみに待つ。

煮干しランチ
「煮干しラーメン餃子ランチ(淡麗塩)」税込950円

飲み干したくなるスープ。まろやかさの決め手は鰆節

これが「煮干しラーメン」の“淡麗塩”。 やや白濁しているが透明感のあるスープは見るからにあっさりしていそうだ。スープをすくうと、まず出汁の香りが鼻に抜ける。慣れ親しんだ鰹の香り、煮干しの香ばしさ。口に含むと、深みのあるしっかりとした味わいだがまろやかさもあり、キレがいい。鰹の旨味はともすれば強くなりえぐみが出ることもあるが、そこに鰆の淡白な風味が加わることで、全体をまろやかにしているようだ。

淡麗煮干しラーメンスープ
スープは出汁の旨味がありつつスッキリと喉越しがいい。

気がつくとスープだけゴクゴクと飲んでいたが、自家製麺と分厚いチャーシュー&煮卵のボリューミーなトッピングも、このあっさりスープと調和していて、最後の一滴まで完食してしまった。でもなぜか罪悪感はなく、むしろ爽快さすら感じる今までにない食後感のラーメンだった。 

今回は“淡麗塩”を選んだが、次は“コク醤油”や“濃厚豚骨”もぜひトライしたい。この鰆節が入ったブレンド魚介出汁と一体どう融合するのか、また食べてみようと思う。 

らーめんふぁみりー岡山店・外観
国道53号線(岡山北バイパス)沿い・津島京町交差点角にある「らーめんふぁみりー岡山店」。

 

写真・文:西紀子