池田動物園の動物マスク
2020.10.31 UP

地域に支えられる岡山の「池田動物園」。地元縫製メーカーが動物マスクに込めた思いとは

LOCAL

繊維・紡績のまちだからこそ。素材にもこだわって製造

もちろんマスク自体に使用する素材にもこだわり、大手繊維メーカー・クラボウ(倉敷紡績株式会社)の抗ウイルス素材「クレンゼ」を使用している。繊維上の特定のウイルス数を99%減少させるクラボウ独自の加工が施されている。
「会社を立ち上げる前は素材メーカーに勤めていたので、クラボウさんともお付き合いがあり仕入れることができました」と山崎さん。

池田動物園・動物マスク
生地に使用されている素材はクラボウ製の抗ウイルス素材「クレンゼ」。(c)有限会社ココロ

動物マスクが発売され約2か月。売れ行きを副園長の忠政智登士さんに尋ねると、「ご家族連れの方に人気です。園内で誰かがこのマスクを着けていると、子どもさんが見て『これ欲しい』と買われて行かれます」と笑顔で話してくれた。

世代を超えて愛される動物園

このマスクのように、園内で飼育されている動物の園舎や備品の提供など、池田動物園は地元企業や有志によってさまざまな形で協力・支援されている。
「開園以来、多くのお客様が3代、4代に渡って来ていただいています。それで地元のみなさんが『思い出のある動物園をずっと残して欲しい』と色々と応援していただいて、本当にありがたいです」と忠政さんは話す。

池田動物園
2019年、池田動物園に仲間入りしたホワイトタイガー。

動物園で働く若い人も元気にしたい

今回マスクを作った有限会社ココロの山崎さんは、今後も別の形で動物園の盛り上げに関わっていけたらと話す。
「動物園で働く若いスタッフさんたちに話を聞くと、『動物が好きで働いている』と言います。そんな若い人たちのモチベーションが上がるようなものを、一緒に作れたらいいなと考えています」と山崎さん。

動物園経営の難しさ、支援のあり方には様々な意見がある。しかし人々にとって大切な場所を皆で支えていくことは、次世代を育て、地域の未来をつくることにつながるのではないだろうか。

 

※ご紹介した商品は記載当時の情報のため、在庫状況・価格などが異なる場合があります。

写真:山崎芳仁、西紀子
文:西紀子

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