災害が起きてからでは遅い!発災直後の被災地に「衛生キットを贈る」プロジェクト始動!
2020.11.11 UP

災害が起きてからでは遅い!発災直後の被災地に「衛生キットを贈る」プロジェクト始動!

NEWS

特定非営利活動法人アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PADジャパン)は、2020年11月6日(金)、感染症から身を守る個人用の衛生キットを災害時に全国の避難所へ寄贈するための新たなプロジェクトを開始しました。

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ふるさとチョイスでプロジェクト実施中

佐賀県のガバメントクラウドファンディングを活用し「ふるさとチョイス」で支援を募ります。「発災直後の衛生環境の改善」、そして「感染症などの2次災害で亡くなる命をなくすこと」を目指してプロジェクトに挑戦します。期間は2021年2月3日まで、目標金額は150万円です。

1万円の寄付が3人分の衛生キットに 

「衛生キット」には、マスク、歯ブラシ、爪切り、除菌シート、カミソリなど1人分の衛生用品が入っています。

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1人分の衛生用品が入った衛生キット

アジアパシフィックアライアンス・ジャパンは、これまでにも、災害時にヤフー株式会社などの企業56社、市民団体7団体が加盟する、緊急災害対応アライアンス「SEMA」を通じて災害時に必要な物資・サービスを提供してきました。※加盟数は2020年10月23日現在。

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支援物資は被災地に行き配布する

日本の災害対応では、発災後の支援が主流です。しかし、災害が発生してからの対応では、支援が届くまでに時間がかかり、支援ニーズが最も高い発災直後の超急性期と言われる時期に、必要な支援が被災地に届かないといった問題が繰り返されています。一方で、発災からしばらく経つと大量の物資が被災地に届き始め、被災地行政を圧迫、避難者にタイムリーに配布できないという問題もたびたび発生しています。そうした点を改善するため、平時から災害時にニーズの高い衛生キットを備蓄し、発災直後に衛生キットを配布できるようにしたいと考えています。

衛生キットは、過去の避難所でニーズの高かった衛生用品をリストアップ、特にその中でも自治体では備蓄していることが少ないもの、発災直後に支援物資として被災地に届きにくいものをセレクトした点も特徴です。A-PADジャパンでは、この「衛生キット」を災害時の避難所などに提供していくために、クラウドファンディングを開始しました。地震や台風、水害などで避難所生活を余儀なくされた時に、この衛生キットがあれば、感染症などの2次被害を減らすことができます。プロジェクトの目標金額は150万円で、集まった寄付金額の90%が佐賀県からA-PADジャパンに交付されます。今回のプロジェクトでは500人分の衛生キットの購入を目指しています。1万円のご寄付で3人分の衛生キットが購入できます。※お礼の品なしの場合は、6人分の衛生キットが購入できます。

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「#佐賀支え愛」応援キャンペーン

ふるさと納税のお礼の品は新型コロナの影響で売り上げが落ち込んでいる佐賀牛や有田焼などの県産品です。佐賀県では、県産品の事業者を支援するため「佐賀支え愛」応援キャンペーンを実施中です。A-PADジャパンもこのキャンペーンに賛同し、お礼の品として購入することで事業者を応援しています。

衛生キット概要

ビニールポーチ:縦17.5cm 横26cm
セット内容:●歯ブラシ ●ブラシ ●絆創膏・綿棒 ●毛抜き・爪切り・ハサミ・耳かき ●コンパクトタオル ●アイマスク・耳栓・マスク ●除菌ウェットティッシュ ●水に流せるポケットティッシュ― ●組み立て 紙コップ ●マウスウォッシュ ●しおり
男性用にはさらに次のものが入っています ●2枚刃カミソリ ●シェービングクリーム  ●アフターシェーブローション
女性用にはさらに次のものが入っています ●コットン2枚・普通綿棒2本・ヘアゴム1個 ●ヘアクリップ
※ポーチのデザインやセット内容は予告なく変更になる場合があります。

新型コロナの流行をきっかけに開発。被災した地域の自治体等に提供へ

「衛生キット」の開発のきっかけになったのは西日本豪雨です。2018年7月の西日本豪雨の避難所で、家が流され、何も持ち出せなかった方も多く、避難所で爪切り、カミソリ、綿棒などの衛生用品をセットにして配布したところ、「あの時本当に必要なものばかりで助かった」と避難していた方から声をかけていただきました。また、被災後の避難所では不規則な生活(寝不足)や、栄養状態の悪化、口腔衛生状態の低下などが重なり、肺炎やインフルエンザ・カゼなどの呼吸器感染症を起こしやすくなることから、口腔ケアの重要性を改めて実感しました。

新型コロナの流行を受け、感染症への不安から避難をためらう人もいることから、衛生キットの企画を始め、発災直後の避難所で過ごす期間に感染症から身を守り、健康的に過ごすための衛生キットを開発しました。今後、災害時に避難所で配布し、避難所での衛生環境の改善と感染症の予防に繋げたいと考えています。また継続的に、企業や個人からふるさと納税や物品での寄付を募り、常時1,000人分の衛生キットを備蓄していくことを目指しています。
なお、この衛生キット寄贈プロジェクトはA-PADジャパンの参加する空飛ぶ捜索医療団(災害緊急支援プロジェクトARROWS)の活動の一環として行われます。