ついたら即、絶景!赤い屋根の向こうに走る新幹線
岡山市から瀬戸内市を目指して、車で30分ちょっとドライブ。吉井川にかかる備前大橋を渡り、長船町へ。国道沿いを走っていると左前方に見えてきた赤い屋根の建物。これが「おさふねサービスエリア」だ。駐車場に着くやいなや、建物の向こうに走る新幹線を見て早くも子どもは大はしゃぎ。いや、大人も大興奮で早速撮影大会が始まる。
お目当ては新幹線食堂車を再現したレストラン特別室
外からの眺めをひとしきり堪能した後は、早速館内のレストランへ。目指すはここの特別室、その名も「五つ星」だ。飲食代のほかに席代がかかるとあって、入り口の特別感とヘッドマーク風のサインにも期待値が上がる。

日本で唯一の眺めを楽しめる空間
「五つ星」の中に入ると迎えてくれるのは、全長18mの巨大なNゲージ(鉄道模型)。これだけでも十分だが、窓の向こうには新幹線が走っている。このNゲージ越しに本物の新幹線を眺めながら食事ができるのは、日本でも唯一、ここだけなのだとか。模型と本物が目の前でシンクロした時の興奮といったら…。子どもたちより大人の方が盛り上がってしまった。さらに座席は新幹線の食堂車をイメージして作られており、旅気分が一層盛り上がる。


ホテルメイドの料理が味わえる
さて、忘れてはならないのがここはレストラン。料理はジューシーでボリューム感のあるハンバーグ、野菜たっぷりの五目ラーメンなどを食べたが、どれも満足感の高い味わい。「サービスエリアだし食事は簡単に済ませて…」と侮っていた自分を恥じた。実はここ、岡山城や後楽園にほど近く観光客に人気の「岡山プラザホテル」が経営。ホテルが誇る料理をサービスエリアで味わえるのだ。


写真・文:西紀子