別居から始まる2拠点夫婦生活。私たち、ゲストハウスのオーナー同士で結婚しました。
2021.01.23 UP

別居から始まる2拠点夫婦生活。私たち、ゲストハウスのオーナー同士で結婚しました。

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その土地で旅人をあたたかく迎え入れる宿・ゲストハウス。別の地域でそれぞれゲストハウスを営むオーナー同士が結婚したら、夫婦生活はどんな感じ?地域に根付いて宿を切り盛りする2人が出会い、共に手を取り合うまでの物語を、根掘り葉掘り聞いてみました!

それぞれの場所でゲストハウスを営む2人

クロちゃんとみさとさん
長崎県平戸市の石黒雅俊さん(左)と佐賀県伊万里市の石黒みさとさん(右)

長崎県平戸市でヒラドゲストハウス「コトノハ」を構える石黒雅俊さん。愛称はクロちゃんで親しまれる雅俊さんは、愛知県春日井出身で、2016年3月に平戸へIターン移住した。移住のきっかけは、たまたま旅先で知り合った平戸の大ファンという人との出会い。その人に誘われて平戸へ遊びに行った際に、「ここでゲストハウスやりなよ」という提案が。元々ゲストハウスに興味があった雅俊さんは、なんとその時に移住とゲストハウスの開業を決意。移住後、1年かけて物件をDIYし、2017年2月にコトノハはオープンした。

コトノハの外観

佐賀県伊万里市にある農家民宿型ゲストハウス「Ne doco? 猫床のオーナー・石黒みさとさん。佐賀県佐賀市で生まれ育ったみさとさんは、ゲストハウスをやりたくて2017年6月に伊万里市へ移住。物件はみさとさんの祖父母の家をリノベーションすることに。移住からの4ヶ月間で、ゲストハウス開業に向けてDIY合宿を企画し、協力してくれる人を募った。そうして、2017年10月に猫床がスタートしたのであった。

Ne doko?の内観

大工の雅俊さんが大活躍!DIY合宿で惹かれ合う…!?

前職はコスメの会社に勤めていたみさとさん。ゲストハウス運営の経験はもちろん、リノベーションの技術や知識も持ち合わせていなかった。

みさとさん「ゲストハウスを開業・DIYするにあたって、まずは他の宿を視察しに行こう!と思いました。近くにないかな〜と思って探してみたところ、半年前くらいにできたばかりのゲストハウスが平戸にある…!普段は、旅行は計画的に準備したいタイプな私ですが、この時は当日に行こう!と決断して泊まりに行ったんです。それがクロちゃんとの出会いですね(笑)」

雅俊さん「みさとさんから予約の電話が来た時、ちょうど出かけていたんです。うーん、どうしようかなぁと悩んでいたんですけど、その日は他にも当日予約があと2件も来て。観念して、宿に戻りました(笑)本当に予定が合わない時はお断りすることもあるので、もしかしたら会えなかった可能性もゼロじゃないですね…。」

みさとさん「電話先でかなり渋っていて、まずそこが驚きでした。18時以降ならいいですよ、とか言われて。え、受付してもらえないの?そんなことある?って(笑)そもそもゲストハウスってそういうものなんだって知ることができましたね。」

この日、たまたまもう1人のゲストも長崎でゲストハウスをしている人だったとのこと。未来の同業者・みさとさんも含めて、3人で語り合った。よくよく聞いてみると、雅俊さんの職業は元・大工さん。そこから2人の物語が動き始めた。

みさとさん「お、これは…?と思いましたね(笑)それからDIY合宿にも誘って、クロちゃんが平戸から仲間を引き連れて何度もお手伝いに来てくれたんです。おじさん達ばかりだったけど(笑)毎回打ち上げして、みんな泊まって行くので、そうやって仲良くなりました。この時点では恋愛感情は無くて、頼れるアニキ(?)って感じで。」

DIY合宿の様子

それから、雅俊さんがみさとさんに猛アプローチ。加えて、猫床のDIY合宿に来ていたコトノハのヘルパーさんが、雅俊さんの魅力を猛プッシュ!雅俊さんのアプローチと熱心なプレゼンにより、猫床のオープン直前から結婚を前提にお付き合いがスタート。そして、猫床のオープン1周年記念直前となる2018年9月末に結婚。ゲストハウスで結婚式を挙げた。

結婚式の様子
結婚式は伊万里と、平戸でもビーチウェディングを行なう2daysの予定だったが、台風で中止に。2019年、1年越しに実現させた(が、結局台風は来たらしい。)

こうして、2人の移住・ゲストハウス開業に伴い、出会いから結婚までのストーリーへと発展していったのだった。

Text by Kyosuke Mori
写真提供:石黒みさと、石黒雅俊

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