「しまね移住」のきっかけは朝ごはん? 移住者によるオンライン・トークイベント開催です。
2021.02.19 UP

「しまね移住」のきっかけは朝ごはん? 移住者によるオンライン・トークイベント開催です。

NEWS

近年、移住先としての人気が高まっている島根県では、2019年度に3700人の移住者を受け入れました。その人気の要因としては、「子育てのしやすさ」(合計特殊出生率 全国2位・保育所数/10万人あたり 全国2位)、「働きやすさ」(平均帰宅時間の早さ 全国2位)、「暮らしやすさ」(スーパーマーケット店舗数 全国1位)などが挙げられます。島根県は、観光地としてだけでなく、移住先としての魅力をより多くの方々に知っていただくべく、多様な情報発信しています。
この度は島根県への移住者によるオンライン・トークイベント【いろいろあるけど何選ぶ?~ 副/複業、なりわい、生きる場所…「自分軸」ではたらく・暮らすには ~】を3月4日(木)に開催します。

イベント概要

いろいろあるけど何選ぶ?~ 副/複業、なりわい、生きる場所…「自分軸」ではたらく・暮らすには ~

働き方・暮らす場所の自由度が増したこの時代。自分の幸せ・家族の幸せを叶えるにはなにを選ぶ?超ローカルな地・島根×自由な働き方、を選んだ人に聞くオンライン・トークイベントです!

主 催:公益財団法人ふるさと島根定住財団 しまね移住支援サテライト東京
日 時:2021年3月4日(木)19:30~20:30
方 法:オンライン(Zoomを使用)
定 員:30名程度
参加費:無料
申 込:くらしまねっとWEBサイト専用フォームよりお申込みください。
    https://forms.gle/3WsZzqcRjxSHxND37
※申込締切は2021年3月4日(木)15:00までとなります。

《ゲストプロフィール》「Craftman's Base Shimane」プロジェクトのメンバー3名

「Craftman's Base Shimane」とは、島根県という超ローカルな地で、自分の生き方(人生)を自分でつくり上げる人にフォーカスし、発信するプロジェクト。そのプロジェクトメンバーは全員フリーランス。主に東京から島根に移り住み、自分軸で選んだ様々なプロジェクトに関わっています。

戸田 耕一郎さん

東京都八王子市出身/島根県江津市在住 
島根県江津市で「蔵庭(くらにわ)」というカフェを運営。妻が主体となり、自分自身はサポートのみ。本業は映像制作やカメラ業全般、ウェブデザインなど。ひとり制作会社を続けています。

西嶋 一泰さん

大分県別府市出身・東京都東久留米市&三鷹市育ち/島根県大田市在住
大田市内で空き家を購入し、家族(妻、子2人)と暮らしています。大田市の教育に関わりながら、フリーランスとして、ライティング、映像制作、リサーチ、ディレクション等のほか、三瓶山(さんべさん)でブックスペース運営や、「地域おこし協力隊」のサポート、「海の祭ism(日本財団連携事業)」プロジェクトの企画など、幅広く活動中。4月からは島根県立大学地域政策学部の専任教員にもなります!

桐山 尚子さん

埼玉県越谷市出身/島根県松江市在住
2017年4月に松江に移住し、3年間は松江市の地域おこし協力隊に。任期満了後、個人事業主(KiriN Design)としてパラレルワーク。「人」の想いや魅力を可視化し可能性を広げるきっかけ・未来づくりをテーマにし、松江市のシティプロモーション、キャリア教育などに関わっています。SDGs de 地方創生ファシリテーターの資格あり。

きっかけは朝ごはん? ゲストの1人、桐山尚子さんの移住エピソードを一足先にご紹介!

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桐山尚子さん

桐山さんは埼玉県で生まれ育ち、以前は東京都内の輸入商社に勤務。日々の業務に忙殺されていたある日、旅行で訪れた島根で、ゆったりと流れる時間や人のあたたかさに癒され、玉造温泉の宿で出てきた絶品朝ごはん(仁多米のごはんと宍道湖産シジミの味噌汁)を食べたときに「自分の暮らしも大切にした働き方をしたい」と思ったそう。その後東京で開催されていた「しまねUターンIターンフェア」や「松江市地域おこし協力隊募集イベント」で出逢った島根の人たちに惹かれ、「一緒に地域の未来をつくってみたい!」と移住を決意。2017年から島根で暮らし始め、2021年4月で5年目を迎えます。

島根に移住して4年目。島根が「いいな」と思うところは? 1年目で感じたことは?

桐山さん:

1年目は日本海の透明な青さや日々変わる宍道湖畔の美しさ、新鮮で美味しい食の豊かさに驚きました。数年前の豪雨で山陽からの物流が止まったときも、生鮮品含め山陰内で自給できるんだという安心感を得たこともあります。そして何といっても島根の人との関わりを魅力的に感じています。東京では人/物/事が溢れるほどあっても繋がりは希薄…でしたが、島根は心の距離が近いというか。おだやかな人が多いですし、顔が見える関係性もあたたかく心地いいんです。島根に来て最初の仕事は、松江市地域おこし協力隊。人の想いに触れるたびに心が動かされ、次第に「人や地域の可能性を広げる」仕事をしたいと思うようになりました。

島根ではどんな仕事で生計を立ててるの? これから島根へ移住を考えてる人にアドバイスは?

桐山さん:

協力隊の任期中は、オーガニック茶の販売戦略やキャリア教育、築100年の古民家をリノベーションし「チャレンジの場」として蘇らせる「SUETUGU」プロジェクトなど幅広く活動していました。熱い想いを持つ人同士が出逢うことで化学反応が起こり、それが地域の魅力に繋がっていく瞬間をたくさん目にしましたね。現在は個人事業主として、ひと月単位で報酬が決まっている松江市のシティープロモーション「Matsue10,000人プロジェクト」を担当するほか、SDGsの講師や島根創生「しまね移住PRムービー」の制作に関わるなど、パラレルワーク(複業)をしています。これから島根へ移住を考えてる人は、UIターンフェアなどで島根の人と本音で話をして、信頼関係を築くことをおすすめします。私の場合、正直やりたいことも自分自身も見えていなかったのですが、安心・信頼出来る人と本音で話すうちに自身のことがわかってきて、協力隊としての移住も決意できました。いまここ島根で肩書きではなく、等身大の「桐山尚子」として居られることがとても幸せです。これからも“しまね時間”を楽しみながら、仲間と一緒に自分と地域の未来を作っていこうと思います。

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しまね移住を考える人たちの相談にのる桐山さん

島根で生まれ育ち、「玉造温泉」の老舗旅館を支えているお三方が感じる島根の魅力とは?

日本最古の”美肌の湯”として伝わり、桐山さんが移住を決めるきっかけにもなった「玉造温泉」。その近くで生まれ育ち、現在は玉造温泉の老舗旅館「長楽園」を支えているお三方にもそれぞれが感じる“島根の魅力“を聞きました。

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左から、川崎祐嗣さん、高永佳明 支配人、桜井直美さん

「長楽園」は明治元年創業、日本最大の混浴大露天風呂「龍宮の湯」や、昭和天皇・皇后両陛下がご臨泊した宿として知られる老舗旅館。脈々と受け継がれる伝統と格式を守りながらも、美肌温泉だけでなく、食事やエステをはじめ常に新たな体験やコンテンツを提供しています。その支配人 高永さんと接客課 桜井さんは、島根で生まれ育ち、長らく長楽園を支えるベテラン。そして、長楽園の新たな食の癒し“美食膳“を手掛ける調理部 川崎さんは、玉湯町で生まれ育ち、京都の料亭で修行を積んだ後、ここ玉造温泉へUターンしています。

玉造温泉からすぐの地で育った3人、「美肌県しまね」の魅力は?

川崎さん:

京都で修行していた頃と違って、島根に帰ってきたいまは自分らしくいられるというか…。帰ってきてよかったなと思います。

高永さん:

地元で教育を受けて、心身が育って、ここで暮らすことで自然に得られる感性だけで、オンもオフも素の自分でいられるんですよ。当旅館では、接客やビジネスシーンでも基本のマニュアル以上に、お客様の状況を察して自然に気遣うことを心掛けています。特に飾ることもなく、上からでも下からでもなく対等に、訪れてくれた方々と接してるだけなんですね。そうした我々の普段と何も変わらない接し方で、お客様に「優しさ」や「温かさ」を感じてもらえるんじゃないかと。気取ったことはひとつもしていません。あくまで純粋なおもてなしの心です。

桜井さん:

普段通りにお客さんと接してお料理やお部屋の説明をするだけですけど、その間やお話を聞く姿などがゆったりとしているらしく、この点が“他県と違って島根だけ“といわれることもあります。私自身も、京都や大阪から島根へ帰ってくると、やはりほっとしますね。

高永さん:

島根の風土や教育が、初めてこの宿を訪れる人や、移住してくる人に対してそのまま伝わっている、そう感じますね。

川崎さん:

松葉ガニやあんこう、いちじくなど、日本海・宍道湖・中国山地から集まる島根県のいい食材をふんだんに使った美食膳をお客さんに届けながら、島根の魅力を伝えたいですね。美肌だけじゃなくて、島根の人・食・自然の美も体感できる時間を届けたい。

高永さん:

都会で疲れたら、長楽園でちょっと癒やしてもいいし、島根に移住して一緒に仕事しながら、自分らしくいるのもいいですし。ちょっと立ち止まったときに島根を思い出してほしいですね。そんなとき、長楽園は「癒やしの核」であり続けたいとも思いますね。

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玉造温泉の町並み