憂国呆談 season 2 volume 111
2019.09.05 UP

憂国呆談 season 2 volume 111

SOCIAL

吉本興業の「闇営業」から、
「あいちトリエンナーレ」、
日本の製造業の没落から、
イギリスのEU離脱問題まで。

東京・荒川区にある小さな立ち飲み屋『タバタバー』。
連日30度を超す真夏日が続く中、暑気払いにと塩味レモンサワーを注文した田中氏と浅田氏。「JR山手線でいちばん無名なのが田端駅」と、店長の櫻井寛己さんが自虐的に、でも笑顔で語るまちの話を聞きながら、世界のなかで「無名」になりつつある日本の現状を論じ合った。

あってないような、コンプライアンス?

田中 吉本興業の岡本昭彦代表取締役と藤原寛代表取締役副社長が7月22日、なんとかの一つ覚えのように「コンプライアンスとガバナンスの決意」を棒読みして都合5時間半も「ギネス世界記録」に挑戦した「冗談」のような会見には、誰もが呆れ果てた。「体制を一新せず、岡本さんが社長を続けねばならぬ理由は」と最後に質問されて、「みんなに後で聞いておきます」と答えるとは組織のを成していない。「お笑いの総合商社」が聞いて呆れる。
 この20年近くで6倍近くに所属タレントが急増して6000人もいること自体が「門戸広げすぎや」と月亭八方師匠が看破していたけど、その陣頭指揮を執ってきたのは「2009年に社長に就いているが、2000年代初めから事実上、会社を取り仕切っていた」と『日本経済新聞』編集委員も署名記事で指摘した大﨑洋代表取締役会長。その彼は「記者会見して僕も出てとなるとフラッシュと怒号が飛び交い、本質や問題点をきちんとお答えしたりできにくい」とく一方、安倍晋三首相が吉本新喜劇に出た翌日には経済産業省が取り仕切る血税ダダ漏れな官民ファンドとして六本木ヒルズ森タワーに入居するクールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)から最大122億円も受け取って教育関連のコンテンツを沖縄から配信する「ラフ&ピース マザー」の会見には嬉々として出席している。ラフって粗野という意味かと思ったら「笑いと平和」だって(苦笑)。さらにはノーベル平和賞を受賞したバングラデシュのムハマド・ユヌスと共に、芸人が起業して地域課題を解決する「ユヌス・よしもとソーシャルアクションJV」に取り組みますとバンコクで会見。そこで共同通信の記者に直撃取材されたら、「(社長就任翌年の2010年に会社を)非上場にして、反社会勢力の人たちには出て行ってもらった。関わった役員や先輩も追い出し、コンプライアンスの冊子もつくって多数のタレントに説明してきたが、このザマだ」と居直る始末。情報開示や法令遵守の徹底が求められる上場企業を「非上場にしたからこそ、しっかりやってこられた」と答える"脳内回路"の持ち主だから「政府の省庁や公的機関と一緒に仕事すると、芸人たちの意識が変わって気づきも多い」「問題が表面化してからお詫びとご説明にうかがった国連、法務省、経産省、中小企業庁、大阪市、大阪府から『今回の件があっても吉本さんとは大丈夫』とお言葉を頂戴した」「"闇営業"って言葉も今回初めて知った」と天に唾するんだね。

浅田 横山やすしや島田紳助の頃からの反社会的勢力とのつながりをいまだに断ててないことが最大の問題だけど、そもそも近代的な企業の体をなしてなかったことが露呈されちゃった。
 立命館大学の学園祭に吉本興業の芸人が出演し、謝礼として10万円もらったのを会社にそのまま渡して、翌月どれぐらい振り込まれているか記帳してみたら7000円だったって(笑)。ただ、売れなくなったタレントも長期間抱えていくって意味では、一種の保険システムと言えなくもない。年をとって逆に味が出てくるタレントもいるからね。でも、近年は大所帯になりすぎて、とてもそんな長期的ケアは無理でしょう。他方、まともに会見もできない会社幹部が億単位の年収とは!

田中 岡本社長も藤原副社長も「ガキの使い」としての大﨑会長の"舎弟"だから。

浅田 そんな会社が安倍政権のお墨付きでクールジャパンや教育事業にまで関わるってのは大問題。2025年大阪万博にも食い込もうとしてるし……。前にこの対談で行った「太陽の塔」のある万博記念公園も吉本興業を中心とするグループが指定管理者になったでしょう。

田中 なんと委託料0円で10年間も請け負うとは。"損して得取るナニワ金融道"を地で行きながら、今度の万博で大儲けしようと企む吉本興業はモラルハザード。そもそも、ハコモノ行政も真っ青な全国で17か所も劇場を保有し、月謝を取って全国7か所で展開しているNSC吉本総合芸能学院の卒業生に食うや食わずで芸を磨いていただくシステム自体がブラックそのもの。

浅田 その問題は吉本興業だけに限ったことじゃない。ジャニーズやAKB48グループも、とにかく舞台に出たいっていう少年少女を搾取することで成り立ってる。スターになれればいいけど、それはほんの一部だからね。
 ついでに言うと、ジャニー喜多川による少年たちへの性的不適切行為を告発し続けたのは『週刊文春』くらいで、彼が死んでもほとんどのメディアがそれに触れず、「ギネスブックにも載る偉大な人だった」とか礼讃してばかりいるのは異様だよ。ぼくは「#Me Too」運動がピューリタニズムに行き着くのを警戒してるけど、欧米だったらこんな称讃の嵐は考えられない。ジャニーズをやめたタレントを使わないようTV局に圧力をかけた件も公正取引委員会の言う「優越的地位の濫用」にあたるだろうし……。ジャニー喜多川礼讃報道もまさにそれへの忖度の産物でしょう。

田中 吉本興業に所属していた政治心理の大学教授が座長で、松本人志の「ワイドナショー」に出演している三浦瑠麗を委員に据えた「経営アドバイザリー委員会」と称する「第三者委員会」が初回で日本初の「エージェント契約」導入を提言。と御用ならぬ"誤用メディア"は持ち上げてるけど羊頭狗肉でしょ。『週刊新潮』のユルユル「独占インタヴュー」で「今回の一件は無念です」と"おまいう発言"の大﨑洋閣下が平場の会見というお白州に出てこなくちゃダメっしょ。吉本所属だった人生幸朗生恵幸子のぼやき夫婦漫才コンビの「責任者出てこい」を、物言わぬ株主の放送局、広告代理店、金融機関等31社も求めないと、2025年「大阪万博」は「いのち輝く未来社会」どころか小松左京の「日本沈没」でっせ。

中止に追い込まれた、「表現の不自由展・その後」。

浅田  「あいちトリエンナーレ2019」の一部の「表現の不自由展・その後」がオープン直後に中止に追い込まれた。これまで美術館なんかで公開中止になった作品とそのドキュメントを集めた「表現の不自由」っていう小規模な展覧会が2015年に東京で開かれた、その実行委員会を招いてアップデート版を展示させたもので、僕が中止前に内覧会で見たかぎり今回も資料展示を中心とする小規模な展覧会だったけど、朝鮮人従軍慰安婦を象徴する金運成金曙炅夫妻の「平和の少女」像(ちなみに金夫妻はヴェトナムでの韓国軍による民間人虐殺を告発する「最後の子守歌」像の作者でもあり、「平和の少女」像にも慰安婦問題を放置した韓国政府の無責任や韓国社会の偏見への批判も込められてる)や、朝鮮人労働者が働かされた群馬県の日本軍火薬製造所跡に立つ朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑(「記憶・反省そして友好」の追悼碑)のレプリカ(右翼の圧力で群馬県が設置許可を更新せずに裁判となり、白川昌生がそれを布で包んだ一種のレプリカを近くの群馬県立近代美術館で展示しようとしたら係争中の事件に関連するって理由で中止させられた)も入ってたし、富山県立近代美術館にあった大浦信行による昭和天皇の写真を含むコラージュが公開中止になって売却され図録も焼却された事件を踏まえて、作家が新たに制作した天皇の写真が燃えるヴィデオも流れてた。それで右翼から抗議が殺到、「ガソリン携行缶持って館にお邪魔する」なんて脅迫状も来たんで、安全を保障するため公開を中止した、と。
 そもそもトリエンナーレは愛知県が主体で名古屋市が協力するかたち。「維新の会」の松井一郎大阪市長につつかれた河村たかし市長(トリエンナーレ実行委員会会長代行)が「日本国民の心を踏みにじるもの」だとして撤回を要求、大村秀章知事(実行委員会会長)も中止までいかざるを得なかった。ただし、市長の言動は事実上の検閲であって憲法違反の疑いがあるって批判してるのは正論。公金を使って「反日宣伝」を展示すべきじゃないってのは間違ってる、公権力を持つ者が個々の作品を「反日」とか何とか決めつけることこそが問題だ、と。対して、「維新の会」の吉村洋文大阪府知事は大村知事の辞職まで要求、さすがに松井市長にたしなめられる始末。いやはや……。
 トリエンナーレの芸術監督の津田大介は、自由な討論の場をつくるのが目的だって言ってたし、半ば"確信犯的"な結果と言えなくもない。ただ、この時期に日韓関係がここまでこじれ、日本の世論がここまで「嫌韓」に誘導されるとまでは予想できなかったにせよ、論争を呼ぶのは必至だったんで、当事者としての覚悟と準備が足りなかったのは確か。芸術監督としても、「表現の不自由」展の実行委員会や出展作家を身を挺して守るべきだったのに。この展覧会自体は「反日左翼」の悪ノリなんかじゃない、いたって真面目な企画なんで、ぜひ再開するべきだ。さっき言ったように、彼としては実行委員会に場を与えただけ、後は高みの見物と思ってたとしたら、形式主義的ネット・リベラリズムの限界と言わざるをえない。「情の時代」っていうトリエンナーレのテーマは、「情報」の情が「感情」「情念」の情でもあることに注目したものだけど、表現の不自由をめぐる情報を集めた展示で右翼ナショナリズムの感情や情念が噴き上がって炎上し、まさに「表現の不自由」が証明されちゃったわけだから、皮肉な結果って言うほかないね。問題はそういう「表現の不自由」がかえって広がるんじゃないかってこと。早くも神戸市が、津田大介もパネリストに予定されてた「アート・プロジェクトKOBE2019:Trans-」に先立つシンポジウム「アートは異物を受け入れるのか」の中止を発表。まさに「異物」が排除されたわけ。こういう危機にあってこそ、冷静な議論を深め、表現の自由を守り抜くことが求められてる。
 ちなみに、「あいちトリエンナーレ」の会場に含まれる『豊田市美術館』では「クリムト展」もやってて、常設展示室にもシーレやココシュカの作品が展示されてるけど、シーレが女性器もはっきり描いた少女のヌードもあって、これまた「#Me Too」運動の一部から批判される恐れがないとは言い切れない。シーレは未成年の少女の誘拐・淫行で逮捕されたことがあって、欧米で作品の展示が中止された例も。この問題も含め、難しい状況になってきた。

田中 展覧会という漢字でなくカタカナの「トリエンナーレ」や「ビエンナーレ」は早い話が経済産業省の税金ダダ漏れ「クールジャパン」と同じ利権発想で地方自治体が競って行うイヴェントに変容してしまった。「平和の少女像」を「慰安婦像」と「ラフ&ピース」な物言いを続けて「劣等感の裏返しに過ぎぬ優越感」が自爆テロを招いた津田も、その盟友を見切って敵前逃亡を決め込む東浩紀も、知らない仲じゃないからこそ「似非リベラル」の限界を痛感するね。武士ならぬ"愚民の情け"で詳細はYouTubeでの二人の聴くに堪えない放談を観ていただくとして、自己弁護の前に筆も口(舌)も折って蟄居すべきだよ。

敗北と挫折の30年。日本の製造業はどうなる?

田中 7月8日に『日本経済新聞』が1面で報じた2018年「主要商品・サービスシェア世界市場調査」の内容は衝撃的だった。「吉本"茶番劇"に、この国の絶望を思う」と題して2002年から経団連=日本経済団体連合会に加盟する吉本興業のダッチロールと、日本経済の衝撃的空洞化を嘆息した『サンデー毎日』の寄稿で詳しく書いたけど(田中氏のホームページで閲覧可能)、調査対象は10分野74品目。情報・デバイス分野の大型液晶パネルや有機ELパネル、エレクトロニクス分野のタブレット端末、監視カメラ、ネット・通信分野の携帯通信インフラ(基地局)、スマートフォンといった13品目の上位5社に日本企業は皆無。内訳の総計は中国29社、アメリカ19社、韓国10社、台湾5社、スウェーデン2社、フィンランド1社。上位5社を日本が独占したのは、市場が縮小するデジタルカメラとA3レーザー複写機・複合機の2品目だけ。腕時計も化粧品も茶もビールもスポーツ衣料品も、上位5社は「ジャパン・ナッシング」。かつては日本企業の独壇場だった太陽光パネルも中国3社と韓国、カナダ。白物家電の冷蔵庫と洗濯機も中国、アメリカ、韓国、スウェーデンの企業が独占。一般医薬品、医療用医薬品、がん治療薬、バイオ医薬品、後発医薬品にも日本企業は見当たらない。「これまでの延長線上に日本の未来はない」と経済同友会代表幹事に就任した4年前、三菱ケミカルホールディングス会長の小林喜光は警句を発し、退任時の今春も「半導体を含めてあらゆる産業で2次、3次下請けの国となった危機感なき"茹でガエル"の日本は、『敗北と挫折の30年』の認識を持たなければ次のステップには進めません」と言い放った。

浅田 当時の産業革新機構が日立製作所とソニーと東芝のディスプレイ部門を統合して12年に設立した『ジャパンディスプレイ(JDI)』なんて、いい加減なかたちで救済しないで、一度潰したほうがいいんじゃないか。

田中 JDIは今年の4月に中台企業連合が800億円の金融支援を行い、筆頭株主に。昨年秋に改組した産業革新投資機構の傘下に位置づけられたINCJ(旧・産業革新機構)がさらに650億円を注入するも万策尽き、1200人の人員削減を決定。中国と香港のファンドに加えてアップルが683億円を出資しても火の車。これでも「日本企業」と言えるのか。中小型液晶パネルの5位はシャープだけど、救ったのは日本の経済産業省でなく台湾総統選挙に名乗りを上げていた郭台銘。彼の鴻海科技集団が株式の7割を保有している。
 今や『東芝メモリ』も米国の『ベインキャピタル』が中核の米韓日企業連合。社名を『キオクシア』に変更したら文句を言っている連中がいるけど、最早、「日の丸企業」じゃないのにね。"ゾンビ"企業に血税を大量投入してきた「製造物責任」は誰が取るのか。「ニッポンすごいゾ論」を垂れ流す面々も早晩、しれっと「こんなはずじゃなかった」と言い出す予感。イギリス首相に就任したボリス・ジョンソンを熱烈支持する50代以上の保守党員が欧州大陸を見下し、「大英帝国は復活する、こんなはずじゃない!」と妄想しているのと同じレヴェル。

浅田 古い大英帝国の幻想にしがみつくイギリスのナショナリストと、大日本帝国の幻想にしがみつく日本のナショナリストは、確かに似てるね。

田中 ユダヤ系ロシア人の母方にはトルコのDNAも入っているのに「俺は白人だ」と言い張り、同じく独断専行型と揶揄されるトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が山羊とセックスする詩を書いたジョンソンは、何をするべきかよりも何が受けるかが判断の尺度。

浅田 彼はいわば「明るいドナルド・トランプ」。エリートであるがゆえに悪ぶって見せるところが麻生太郎財務相にも通じるけど、あえて道化役に徹するところがさらに巧妙。たとえば、ジョンソンはデイヴィッド・キャメロン元・首相とともにオックスフォード大学のエリートが集う『ブリンドン・クラブ』に属してた。そのときの燕尾服の写真はキャメロンがエリートとして批判されるネタだった。ところが、ジョンソンは、そのあと一貫して「みっともなくて笑えるヘンなイギリス人」って自己演出に徹することで、エリート臭を一掃することに成功。まあ、燕尾服の写真でも靴下がずれ落ちてるし、もともとそういう性格だったのを確信犯的に前に押し出したと言うべきかもしれないけど……。

田中 大学卒業後は『タイムズ』の記者になるものの、巧妙に引用を捏造して解雇され、転職先の『デイリー・テレグラフ』では欧州諸共同体=EC・現在のEU罵倒記事を出稿してた。小池百合子"ファースト"知事も顔負けの自転車で登庁するパフォーマンスを演じたロンドン市長や外相を経て首相に。大言壮語するくせに「トランプちゃまにホワイトハウスにお呼ばれしたい」と就任前から"ジャイアン"に向けて"スネ夫"発言。

浅田 ヨーロッパはイランとの核合意から離脱したトランプ政権に同調してないけど、ジョンソンはさっそくホルムズ海峡の安全のためにアメリカが呼びかける有志連合への参加を表明。イギリスと日本が"アメリカのポチ"になるってことか。

田中 世界から孤立する21世紀の「米英日」新三国同盟が誕生だ。とまれ、10月末にはブレグジッド(イギリスのEU離脱)の決断を迫られる。「大英帝国」の復権を夢想する保守党員の支持で、トップに上り詰めた"口先番長"のジョンソンは、"ほら吹き男爵"の積年のツケを年末には払って、失速していくと。実は彼の父親も兄弟も残留派で、ジャーナリストの妹はトップレスで「離脱反対」を叫んで、ネット番組に登場(苦笑)。

浅田 離脱したら不況は避けられないからね。前から言ってるように、3年もかかって難しさがわかったんだから、2度目の国民投票をやるべきだったのに。まあ、それで離脱が否定されたら、裏切られた離脱派がますます極右化するって説もわからなくはない。でも、若い人たちは圧倒的にEU残留を望んでるんだからね。"無責任な風見鶏"として悪名高いジョンソンがここでしれっと残留を選んだら、歴史に名を残せるんだけど……。

photographs by Hiroshi Takaoka
text by Kentaro Matsui

本記事は雑誌ソトコト2019年10月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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田中康夫

たなか・やすお
1956年東京都生まれ。一橋大学法学部卒業。大学在学中に『なんとなく、クリスタル』で文藝賞受賞。長野県知事、参議院議員、衆議院議員を歴任。最新刊は『33年後のなんとなく、クリスタル』。http://tanakayasuo.me

浅田 彰

あさだ・あきら
1957年兵庫県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程中退。京都造形芸術大学教授。83年に出版されたデビュー作『構造と力─記号論を超えて』はベストセラーに。