夜明け前の街。愛知県瀬戸市 ーSUSTAINABLE DESIGN
2019.09.09 UP

夜明け前の街。愛知県瀬戸市 ーSUSTAINABLE DESIGN

SUSTAINABILITY

9月7日〜10月14日に『Art Space & Cafe Barrack』による「瀬戸現代美術展2019」、9月14日から「タネリスタジオ×ますきち『ART CHECK-IN』」、10月5日から「ArtWalk ホウボウ2019」が瀬戸市内で開催される。

 今、愛知県瀬戸市という街に住んでいる。この街は「せともの」で知られる焼物の産地。真っ白な陶土が採れることから、1000年以上も、ずーっと焼物をつくり続けて、人々は暮らしている。こんな街は世界中探しても、ほかにないそうだ。

 2017年、中心市街地の『せと末広町商店街』近くに、廃ビルを改装した、超カオスなアトリエ『タネリスタジオ』が誕生した。現在、約20名のアーティストが活動する。うち、ふたりの美術家は『Art Space & Cafe Barrack』をオープン。週の前半は制作活動に充て、後半はお店を開く。市内には空き工房が多く、以前からアトリエとして利用するアーティストが多かった。最近、人と人とがどんどんつながり、その存在が表面化。今年は9月〜10月に3団体がアートイベントを開催する。参加する瀬戸のアーティストは約70名。人が集まると、街はどうなるのか?「せともの」の知名度に対し、街としてはくすぶっている瀬戸。今か今かと夜明けを待つ。

photograph by Waki Hamatsu
text by Miku Kamiura

記事は雑誌ソトコト2019年10月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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上浦 未来

かみうら・みく
瀬戸市の街歩きエッセイ『ほやほや』を書く人。編集室は『ゲストハウスますきち』。弟夫婦が開く『エムルパン』PR係を担当。