コンクリート会社がつくる濃厚トマトジュース「スパルタ生まれの笑ちゃんのジュース」
2021.04.10 UP

コンクリート会社がつくる濃厚トマトジュース「スパルタ生まれの笑ちゃんのジュース」

FOOD

外出や遠出が難しい今だからこそ、ソトコトオンラインでは「go toキャンペーン」ではなく「come toキャンペーン」を推進している。遠出をしなくても気になる地域・好きな地域との関係を繋ぐ手段の一つとして、全国各地のローカルライターがその地域のもの・ことを取り寄せ、魅力を紹介している。
今回は島根県から、コンクリート会社が作っている濃厚トマトジュースを紹介したい。鮮やかな赤色から強い生命力を感じるこのジュースは、私自身が初めておいしいと思ったトマトジュースだ。

島根にある「東京から一番遠いまち」

トマトジュース
(c)Naoko Yamakawa

幼い頃にトマトジュースを飲んだ時、トマト自体は好きだったが、「うーん…」と微妙な感想を持ったことを覚えている。そんなこともあって初めて出会った時は少し迷ったが、インパクトの強いその名前に興味をひかれ、試しに購入してみたのが今回紹介する「スパルタ生まれの笑ちゃんのジュース」だ。

江津市
(写真提供:しまね観光ナビ)

このトマトジュースが作られているのは、島根県江津市。高校の教科書で「東京から一番遠いまち」として取り上げられたこともある、島根県西部(石見地方)のまちだ。中国地方最大の大河・江の川の河口に位置し、日本三大瓦の一つ「石州瓦」の産地としても知られている。赤茶色の石州瓦は石見地方の家屋にはよく使われており、屋根の色と日本海の青色のコントラストを目にすると「帰ってきたなぁ」と感じさせてくれる風景の一つだ。

トマトが苦手な生産者も食べられる

トマトジュース
(c)Naoko Yamakawa

このトマトジュースは、飲んでみるとまずその濃さに驚く。トマトのみを使用した100%ジュースで、食塩も不使用。そのためジュース自体はとろみがあり、瓶越しでもその濃厚さが伝わる。それなのに後味はスッキリしているという、初めての体験だった。
ジュースの味は酸味が強い中にも甘みがあり、例えるならブラッドオレンジジュースにも似ているなと感じた。暑い夏の日のお風呂上がりに、しっかり冷やして飲むのもいいなぁ…と妄想が膨らむ。

スパルタ生まれの笑ちゃん
ジュースにも使われている「スパルタ生まれの笑ちゃんトマト」は島根県内だけでなく広島や大阪でも販売されている。今後は関東方面での販売も計画中(写真提供:江津コンクリート工業株式会社)

このジュースで使われているトマトは、通常糖度は4~5度と言われる中で、平均で糖度8度以上、時には15度にも達すると言う。
生産者である江津コンクリート株式会社 アグリプラント甲斐の木 サービス管理責任者の茅島辰一さんも「私もトマトの独特な酸味が苦手だったけど、うちのトマトなら食べられるんです」と言っていた。実際にお客様からも「今まで食べたことがないトマト」「とても甘いし、旨味を感じる」などの声が届いているそうだ。

文:山川奈緒子

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