昔懐かしい味!岡山県総社市の特産品“そうじゃ小学校ライスカレー”を食べ比べ
2021.04.17 UP

昔懐かしい味!岡山県総社市の特産品“そうじゃ小学校ライスカレー”を食べ比べ

FOOD

特産品や名物を使った地方ならではのカレーは各地で見かけるが、岡山県総社市の“そうじゃ地食べ公社”が2016年から販売しているのは、「そうじゃ小学校ライスカレー」。総社市の小学校給食で出されたカレーを再現したレトルトカレーで、今は廃校になった学校も含め、現在は全17種が販売中だ。今回はその中から4種類を食べ比べし、味や食材をレポートする。また、開発した総社市にプロジェクトの背景なども取材。

総社市の小学校のカレーを再現。その数なんと17種類!

総社市は岡山県の中南部にある市。国指定文化財「備中国分寺五重塔」や桃太郎伝説に深い関わりのある「鬼ノ城」などが有名だ。そんな総社市を全国にPRしようと、“そうじゃ地食べ公社”が2016年に販売をスタートしたのが「そうじゃ小学校ライスカレー」。総社市にある小学校の"給食カレー"を再現し、レトルト商品として総社市役所やオンラインショップ、市内スーパーなどのほか、羽田空港に設置されている自動販売機でも販売している。テレビなどでも取り上げられて人気を呼び、現在ではその数なんと17種類!これだけ種類があるといろいろ食べ比べてみたくなる。

そうじゃ小学校ライスカレー
2021年4月現在で、17種類が販売中。各300円。写真提供:総社市

4種類を食べ比べてみた

今回はその中から4種類を食べ比べした。それぞれの小学校の写真が掲載されたレトロなパッケージデザインも目をひくが、はたしてその味は?

そうじゃ小学校ライスカレー
今回は、「総社小学校ライスカレー」「池田小学校ライスカレー」「常盤小学校ライスカレー」「総社中央小学校もみじカレー」の4種を食べ比べ。

総社小学校ライスカレー

総社小学校ライスカレー

まずはこちら。プロジェクト開始の2016年、一番初めに開発されたのが「総社小学校」のカレー。パッケージによれば、なんと40年以上も前の味を再現しているという。確かにまず見た目から、黄色味の強いルーにゴロゴロと大きな具材が懐かしい感じだ。具材は牛肉・ジャガイモ・人参・玉ねぎと至ってベーシック。さてその味は、スプーンでほおばると、まろやかさと甘味が口いっぱいに広がる。りんごペーストが入っていて、子どもたちも食べやすいテイストに仕上げられており、一皿ペロリと完食してしまった。


池田小学校ライスカレー

そうじゃ小学校ライスカレー

続いて紹介するのは、「池田小学校」のカレー。2017年から発売されており、牛肉・ジャガイモ・人参・玉ねぎに加え、3種類のきのこ(ヒラタケ、マイタケ、マッシュルーム)が入っているのが特徴だ。袋をあけた時から、きのこ特有の香ばしい香りがふわりと漂う。食べてみると、きのこの風味はもちろん食感も面白く、牛肉とも相まってどこかビーフシチューのようなテイスト。辛さは中辛で、程よくスパイシーだ。お店で出されていても良さそうな贅沢な味わいで、これを食べていた池田小学校の子どもたちがちょっと羨ましい。

常盤小学校ライスカレー

そうじゃ小学校ライスカレー

次はこちら、2016年から販売されている「常盤小学校」のカレー。牛肉・ジャガイモ・人参・玉ねぎの基本的な具材で、見た目も「総社小学校」のカレーと似ていて、ゴロゴロと具が大きくオーソドックスなカレーといった感じだ。しかし味は中辛で、ひと口目からピリッと辛さが広がる。それほど強烈な辛さというわけではないが、しょうがペーストが入っており、食べ終えるとじんわり汗が。「総社小学校」のカレーがちょっと物足りないと感じる大人には、こちらをおすすめしたい。

総社中央小学校もみじカレー

そうじゃ小学校ライスカレー

最後は2018年に第16弾として発売された「総社中央小学校」のカレー。具材は他と同様に牛肉・ジャガイモ・人参・玉ねぎが入っているが、「もみじカレー」という名の通りルーの色が赤いのが特徴。パッケージには「シリーズ史上最も辛い」と書かれていて、ちょっとドキドキしながら食べてみると…。確かにピリッとした辛さはあるが、子どもも食べられる程度に抑えてあるのか、それほど強い辛さではない。トマトペーストやしょうがペースト、にんにくペーストなどが使われていて、辛さというより味に深みがあるように感じる。

 

今回は4種類を食べ比べてみたが、どれも味にしっかりこだわっていてボリュームもちょうどよく、300円のレトルトカレーとは思えない美味しさだった。では、この「そうじゃ小学校ライスカレー」シリーズは、どのようにして誕生したのか。開発した総社市に取材した。

文:西紀子

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