最前線をわけあう仲間に会いにいく、ローカルの旅。
2021.05.05 UP

最前線をわけあう仲間に会いにいく、ローカルの旅。

LOCAL

奥大和は古くない。
じっくりと工夫された最先端のコミュニティビジネスがあります。
軽快でウソのないアーティストの生き方があります。
世界に通用する魅力的な現代工芸があります。
知らなかった豊かさがいっぱい。
深い山々が、みずみずしい谷が、その暮らしを見守っています。

 車が山に向かってどんどん進んでいく。いくつもの長いトンネルを抜けてようやく辿り着いたのは、人口約1300の川上村だ。そこは、“圧倒的”という言葉がよく似合う場所。特殊な方法で育てられた木目の美しい吉野杉に、都会の喧騒とは真反対にある静けさ。圧倒的な自然に場所をお借りして生きている、と人が謙虚な気持ちにさえなってくる。

 そんな川上村はお年寄りの数が若い人を上回り、ご多分に漏れず高齢化の激しい地域だ。ただし、人にとって厳しい環境だからこそ生まれてくる、相手を思いやる、助け合う気持ちがある。現在は「かわかみらいふ」と呼ばれるサービスが村の“潤滑油”になっている。新たに団体を立ち上げて、食料品や日用品を移動販売車に積み、看護師らも一緒に村の集落を巡って、人々の困りごともすくい上げている。村にはそんなたくましさもある。

 

 圧倒的な自然と、ここで積み重ねられてきた人々の土地への愛着は、都会から若い人たちを呼び寄せ、また新たな歴史を紡ぎ出そうとしている。そんな一人が、川上村で暮らしはじめて5年になるエリック・マタレーゼさんだ。エリックさん自身が最初に川上村を訪れたのは、友人の結婚式に招かれたからだった。

 エリックさんは川上村を訪れた際、村のお年寄りが自分たちの土地の歴史を熱く語る姿に感動したという。そして、村で新たに地域おこし協力隊隊員を募集することを知り、京都で勤めていた半導体の会社を辞めて移住してきた。それから3年間、川上村の良さを発信する仕事に携わり、任期後も集落支援員として村で活動を続けている。

 冬のある日、エリックさんは、愛知県名古屋市で『Gallery NAO MASAKI』を営む正木なおさんに川上村の素敵な人たちを紹介することになった。村での暮らしを大切にしてきたエリックさんは、今回の旅で自分の家族のように親しみを込めて、正木さんに村民を紹介した。

 

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奥大和で会いましょう。

「奥大和で会いましょう。」は、日本の最前線に立つゲストとともに、奈良県の奥大和地域をおもしろくするプレイヤーを訪ねて地域を再発見するプロジェクトです。川上村、宇陀市と下北山村を舞台に3組のゲストが登場。“外の人”が“中の人”と出会うことで地域を知る、その醍醐味をHP上でお届けしています。ここでは、Vol.1奈良県・川上村の様子をピックアップ!

 

主催:奈良県 奥大和移住・交流推進室
プロデュース:グッドアイデア株式会社
ディレクション:株式会社いろいろ
動画制作:SAF AND CAF
告知協力:株式会社sotokoto online

text by Mari Kubota photographs by Yuta Togo

記事は雑誌ソトコト2021年5月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。