四季折々の色をまとう。Veriteco アクセサリー ーSUSTAINABLE DESIGN
2019.10.06 UP

四季折々の色をまとう。Veriteco アクセサリー ーSUSTAINABLE DESIGN

DIVERSITY

 スイカズラのピアス、タンポポやライラックを束ねたブーケのブローチ。ため息が出るほど美しく繊細でありながら温かみも感じさせる『Veriteco』のアクセサリーは、草木染した布と糸で仕立てられたもの。黄色い野薔薇の花びらは紅花詰草染で、めしべは藍染で、葉やはイヌツゲ染で。キヅタの実は、細やかな刺繍で。細部までつくり込み、可憐な野花を表現している。

 東京都杉並区西荻でアトリエショップを運営していた浅田美樹雄さん・真理子さんご夫婦が、「衣食住を自分たちでつくる暮らし」を求めて香川県・土庄町豊島に移住したのは2015年のこと。以前は主に草木染の染料を使っていたが、移住後は島の草木や庭で育てた花で染めるようになった。春は桜やヨモギ、夏は藍に葛の葉、秋はクサギやセイタカアワダチソウ、冬は栗にヤシャブシ。四季折々の豊かな島の色を写し取っている。身に着ければ、小さな自然を持ち歩いている気分になれるかもしれない。少しずつ移ろいゆく色も一緒に楽しんで。

草木染の布花アクセサリー
 写真ではなく実際の植物を採ってきて観察し、身近な草花で布と糸を染め、針金などを使って形をつくり、ときには刺繍を施して再現している。9月に豊島でオープンした『Veriteco』のアトリエ「No.32」ほか、展示会などで購入可能。「実際に手に取って、自分に似合う色を選んでほしい」と真理子さん。●1個6500〜3万円(Veriteco http://veriteco.com

記事は雑誌ソトコト2019年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

photographs by Jiro Matsushita
text by Emiko Hida

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