没後10年、初の劇場公開となったヤスミンの傑作。『細い目』
2019.10.10 UP

没後10年、初の劇場公開となったヤスミンの傑作。『細い目』

DIVERSITY

 母親にタゴールの詩を読み聞かせる中華系のジェイソン。金城武の大ファンで、マレー系ムスリムのオーキット。市場で仲間と海賊版VCDを売るジェイソンは、金城武の映画を買いに来たオーキッドにひと目惚れし、電話番号を書いたメモをわたす。デートを重ね、惹かれ合ってゆくふたりを揶揄するステレオタイプな考えの友人に、オーキッドは毅然とした態度で向き合うものの……。マレー語、中国語、英語が入り混じるマレーシアの多民族社会を背景に、少女と少年の初恋を描いたヤスミン・アフマド監督の『細い目』。中華系をからかう言葉だった細い目の意味を肯定的なものに変えたように、そのストーリーテリングで観客を魅了した傑作。

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『細い目』
10月11日(金)より、アップリンク吉祥寺、アップリンク渋谷ほか全国順次公開

記事は雑誌ソトコト2019年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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