「アフリカの子どもを幸せに」。東京都と広島県の小学校で行われた、シューズ回収レポート。
2019.12.08 UP

連載 | スマイル アフリカ プロジェクト 「アフリカの子どもを幸せに」。東京都と広島県の小学校で行われた、シューズ回収レポート。

SOCIAL

「スマイル アフリカ プロジェクト」を支えてくれている学校会員。
それぞれの学校では、アフリカの現状などを学んだ後、感じたことを話し合ったり、校内でシューズ回収活動をしています。
東京都内と広島県庄原市内の小学校で行われたシューズ回収のレポートが届きました。
児童が書いてくれた感想とともに、その様子をお届けします。

全国の小学校に広がるシューズ回収活動。

 「スマイルアフリカ プロジェクト」の学校会員から、シューズ回収の活動レポートが次々と届いている。

 どの学校も、「スマイル アフリカ プロジェクト」を道徳や環境学習の一環としてとらえてくれている。児童たちはプロジェクトが編集したアフリカの現状を伝える映像資料を観て認識を深め、意見を出し合い、そして活動する。そんな彼らの熱い思いが、レポートの中から伝わってくる。

 東京都の荒川区立尾久宮前小学校では、2年生の20名が道徳の時間に「せかいのことを知ろう」というテーマのもと、映像資料を観た。そして、「アフリカの子どもたちの現状」について、いろいろな感想や意見を出し合ったという。

荒川区立尾久宮前小学校では、道徳教育の一環として、2年生を対象に「スマイル アフリカ プロジェクト」を知る授業が行われた。映像資料を観る児童たち。
荒川区立尾久宮前小学校では、道徳教育の一環として、2年生を対象に「スマイル アフリカ プロジェクト」を知る授業が行われた。映像資料を観る児童たち。

 その後、それぞれが感想文を書いてくれた。その抜粋、要約となるが(以下同)、こんなことを書いてくれた児童がいた。

 「アフリカの人たちはきけんだから、くつ以外のものもとどけて日本のように安全にくらせる町にしたいと思いました」

 担当の教員は、授業について「児童は真剣に映像を見ていました。その貧しさに驚き、プロジェクトの重要性と、これからも続けていかなければいけない活動だと感じたようです」

 ほかの児童の感想文ではこんなことも書かれていた。

 「わたしがアフリカの子どもたちのためにできることがあればしたいです。このさき、スマイル アフリカ プロジェクトにさんかしてアフリカの子どもたちをしあわせにしてあげたいです」

 この気持ちを忘れずに、これからも世界を見続けてほしい。同校では91足のシューズが回収された。

その後、児童が感想文を書いてくれた。「アフリカの子どもを幸せにしたい」と書いた児童もいた。
児童が感想文を書いてくれた。「アフリカの子どもを幸せにしたい」と書いた児童もいた。

アフリカの現状を知り、何をすべきか考える。

 広島県の庄原市立東小学校では1年〜6年生の計127名が映像資料を視聴し、「シューズ回収プログラムの意義」と「自分たちが日常生活で心がけること」についてディスカッションが行われた。担当の教員によると、「履かなくなったシューズが人の命を助けることにつながることに、印象が強く残った児童が多かった」という。

庄原市立東小学校では、映像資料を観た後、自分たちができることやその意義、日常生活で心がけるべきことについて、ディスカッションが行われた。活発な意見交換があった。
庄原市立東小学校では、映像資料を観た後、自分たちができることやその意義、日常生活で心がけるべきことについて、ディスカッションが行われた。活発な意見交換があった。

 同校でも感想文を書いてくれた児童がいる。「くつがない生活なんて、考えたことがなかった。破傷風を防ぐことにつなげることができるのなら、たくさんくつを集めてよかったと思う」。6年生の男子の感想だ。

 前年もプロジェクトに取り組んだ6年生の女子があらためて感じたのは、「(前年の回収で)集まった中には新品のようなくつもたくさんありました。まだはける新品のようなくつも捨てているということです」。

 同校では児童会本部役員が文書を作成して、家庭にシューズ回収の協力を呼びかけ、校内に回収箱を設置した。前年と今年度で計102足が集まった。

この後、船便でアフリカ・ケニアのモンバサ港へ向け送られる。約1か月の“船旅”となる。
船便でアフリカ・ケニアのモンバサ港へ向け送られる。約1か月の“船旅”となる。

 別の6年生男子はこう書いた。「この学習で、日本が恵まれていることを知る機会にもなりました。逆に、僕たちよりも恵まれていない環境で育った人がいることにも気づきました。これから僕たちの手で助けられたらと思います」。

 彼らがプロジェクトをとおして学び、感じたことが、この活動だけにとどまらず、これからの国際社会でも活かされていくことを願っている。

シューズ回収を応援してくださる皆さまを募集中です!

 スマイル アフリカ プロジェクトは、シューズ回収プログラムの活動の趣旨にご賛同をいただき、応援してくださる方を募集しています。詳細はこの下の問い合わせ先にお問い合わせいただくか、ホームページをご覧ください。

シューズ回収プログラム

目標の10万足に近くなり、現在、シューズ回収プログラム「個人会員」「法人会員」の年間会員の募集/継続を、一時休止しています。
会員期間中の方は、引き続き、シューズの送付を受け付けています。回収ご希望の方は、ご送付をお願い申し上げます。
「学校会員」は引き続き、募集/更新継続で、シューズ回収を実施しています。

チャリティ・プログラム

会員制度とは別に、ご寄付を随時受け付けております。そのご寄付はシューズ回収プログラムの活動費としてのみ、大切に使用させていただきます。
協力:一般社団法人 ロハスクラブ
寄付専用お振り込み先
 三井住友銀行 日本橋支店(695) 普通口座:8064395 名義:スマイルアフリカプロジェクト事務局
 みずほ銀行 築地支店(015) 普通口座:2659237 名義:スマイルアフリカプロジェクト事務局

問い合わせ先:木楽舎内「スマイル アフリカ プロジェクト事務局」(営業時間/平日10:00〜18:00、土・日曜、祝日休み)
〒104-0044 東京都中央区明石町11-15 ミキジ明石町ビル6F tel.03-3524-9572 fax.03-3524-9675

記事は雑誌ソトコト2019年4月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

text by Katsuyuki Kuroi

キーワード

黒井克行

くろい・かつゆき
1958年北海道出身。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て、ノンフィクション作家に。主な著書に、『高橋尚子 夢はきっとかなう』(学習研究社)、『テンカウント』(幻冬舎文庫)、『男の引き際』(新潮新書)、『日野原新老人野球団』(幻冬舎)など。日本大学法学部非常勤講師も務める。