スマイル アフリカ プロジェクト
2020.01.09 UP

連載 | スマイル アフリカ プロジェクト | 131 イベントは荒天中止に。アフリカの子どもたちへ寄贈したいというシューズは数多く集まりました。

SUSTAINABILITY

毎年秋に東京・有明で開催してきた「スマイル アフリカ プロジェクト ランニングフェスティバル」。
ただ、2019年11月23日に開催を予定していたイベントは、雨に加えて非常に強い風が吹く荒天のため、開催中止となりました。
それでも、アフリカの子どもたちに寄贈するためのシューズが数多く集まりました。

「ランニングフェスティバル2019」レポート。

 日本からアフリカ・ケニアまでの距離・約1万1300キロを目指し、みんなでタスキをつないで走ろうという「スマイル アフリカ プロジェクト ランニングフェスティバル」。2〜6人のチームでエントリーをしていただき、東京都江東区有明にある「東京臨海広域防災公園」の1.35キロの周回コースを会場に、チームごとのリレー形式で3時間、タスキをつなぎながら走るランニングイベントだ。

 会場は何度かの変遷があったものの、2013年から毎年秋に開催しており、14年の第2回大会からは一般ランナーと車いすランナーがいっしょに走るという、ランニングイベントにおける「バリアフリー」を実現した。

荒天中止となった「スマイル アフリカ プロジェクト ランニングフェスティバル2019」に、シューズを持ってきてくださった方々。ランニングチームや親子など、幅広い年代の方々がアフリカの子どもたちへの思いを寄せてくださった。左下写真はゲストとして参加予定だったプロ車いすランナーの廣道純さん。廣道さんもシューズを寄贈してくださった。
荒天中止となった「スマイル アフリカ プロジェクト ランニングフェスティバル2019」に、シューズを持ってきてくださった方々。ランニングチームや親子など、幅広い年代の方々がアフリカの子どもたちへの思いを寄せてくださった。

 さらに会場には「車いす体験コーナー」も設け、3時間リレーの前に行われる「親子ラン」に出場した子どもたちやその親、リレーの待ち時間の参加者らが、競技用の車いすに乗って走ってみる体験ができるようにした。

 「スマイル アフリカ プロジェクト」のフロントランナーを務める高橋尚子は毎回ゲスト参加し、一般ランナーや車いすランナーと即席チームを組んでいっしょに走ったり、ランナーを激励したり、3時間、「走り」続けてくれている。

 また、シドニー・パラリンピック男子車いす800メートル銀メダリストの廣道純さんにも参加を続けていただいている。廣道さんは「車いすランナーと一般ランナーがいっしょに走れる大会はなかなかありません。こんなに楽しい大会はありませんよ」と、大会を評価してくださっている。

左下写真はゲストとして参加予定だったプロ車いすランナーの廣道純さん。廣道さんもシューズを寄贈してくださった。
ゲストとして参加予定だったプロ車いすランナーの廣道純さん。廣道さんもシューズを寄贈してくださった。

強雨のなか、集まった306足のシューズ。

 そんな「ランニングフェスティバル」だが、第7回は19年11月23日に予定され、雨天でも開催予定だった。しかし当日は冷たい雨に強風が吹き付ける荒天となり、参加者の低体温症のリスクやテントなど会場設備の安全面から、当日朝の判断で開催中止とした。ご参加を申し込んでいただいていたみなさま、ボランティアスタッフとしてご参加を申し込んでいただいた方々に多大なご迷惑をおかけしたことにお詫び申し上げたい。

 ただ、開催中止となっても、プロジェクトの一番大きな目的である、アフリカの子どもたちに贈るためのシューズを渡したいという方が続々と会場へ来てくださった。これまでも毎回、会場内にシューズの特別回収ブースを設け、シューズの寄贈を受け付けていた。

シューズを持ってきてくださったみなさま。ここに写っていない大勢の方々にも持ってきていただいた。開催されていれば、親子ランに95組207人、3時間リレーに109組461人、ボランティアスタッフ42人に参加していただく予定だった。
シューズを持ってきてくださったみなさま。ここに写っていない大勢の方々にも持ってきていただいた。開催されていれば、親子ランに95組207人、3時間リレーに109組461人、ボランティアスタッフ42人に参加していただく予定だった。

 今回、冷たい強雨のなか、集まったシューズは306足。午前7時40分という早朝からの受け付けにもかかわらず、東京都内はもとより、千葉県や埼玉県、神奈川県などからも持ってきてくださる方がいた。

シューズを持ってきてくださったみなさま。ここに写っていない大勢の方々にも持ってきていただいた。開催されていれば、親子ランに95組207人、3時間リレーに109組461人、ボランティアスタッフ42人に参加していただく予定だった。右下の写真が今回集まった306足のシューズ。
今回集まった306足のシューズ。

 「これまで皆勤賞で参加し、シューズも持ってきています。高橋(尚子)さんにも顔を覚えてもらってうれしかったです」「ランニングクラブの仲間で、毎年、この日のためにシューズを集めています」「子どもといっしょに、アフリカの子どものことを考えながらシューズを洗って、持ってきました」……。シューズを持ってきてくださった方々の声だ。

 高橋は毎回、このイベントのことを「こんなに参加者との距離が近く、アットホームで、楽しく走れるランニング大会はありません」と話している。

 その一体感は、アフリカの子どもたちにシューズを贈るという、一つの大きな目標が参加者の間で共有されているからかもしれない。前年と変わらず300足を超えるシューズが集まったことが、そのことを象徴しているようだ。

シューズ回収を応援してくださる皆さまを募集中です!

 スマイル アフリカ プロジェクトは、シューズ回収プログラムの活動の趣旨にご賛同をいただき、応援してくださる方を募集しています。詳細はこの下の問い合わせ先にお問い合わせいただくか、ホームページをご覧ください。

シューズ回収プログラム

10万足の回収を目標に2009年から推進してきたシューズ回収プログラムですが、2019年11月23日をもちまして、回収の受け付けを終了し、現在、会員の募集・継続は休止しています。
みなさまからお預かりしたシューズは1足ずつ検品を行った後、2020年初めにアフリカに向けて送り、現地の子どもたちへ寄贈を行っていきます。

チャリティ・プログラム

会員制度とは別に、ご寄付を随時受け付けております。そのご寄付はシューズ回収プログラムの活動費としてのみ、大切に使用させていただきます。
協力:一般社団法人 ロハスクラブ 
寄付専用お振り込み先
 三井住友銀行 日本橋支店(695) 普通口座:8064395 名義:スマイルアフリカプロジェクト事務局
 みずほ銀行 築地支店(015) 普通口座:2659237 名義:スマイルアフリカプロジェクト事務局

問い合わせ先:木楽舎内「スマイル アフリカ プロジェクト事務局」(営業時間/平日10:00〜18:00、土・日曜、祝日休み)
〒104-0044 東京都中央区明石町11-15 ミキジ明石町ビル6F tel.03-3524-9572 fax.03-3524-9675

記事は雑誌ソトコト2020年2月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

photographs by Yusuke Abe
text by Smile Africa Project