ベビーモスリンタオル
2020.01.10 UP

連載 | SUSTAINABLE DESIGN ベビーモスリン タオル 心も体も優しく包み込む。

SUSTAINABILITY

 きっかけは、東日本大震災。清潔な布が不足していた東北各地の避難所に、ロンドンに住む日本人のママたちから「モスリンスクエア」が届けられた。吸水性や速乾性に優れ、イギリスでは“子育ての必須道具”とされている大判タオルだ。宮城県気仙沼市のママたちはそのサラサラした手触りと使い勝手のよさに驚き、「日本にないのはもったいない!」と、自分たちでつくることを決意。愛知県知多市の織物工場で独特の立体格子織りを再現してもらい、気仙沼の工房で縫製。2012年の冬から「ベビーモスリン」として販売を始めた。

 工房の特色は、子連れで出勤できることと、誰でも利用できるフリースペースや授乳室、ツリーハウスや木製遊具広場が併設され、多世代の居場所となっていること。ママたちは「子育てしながら楽しく働ける職場」の地方モデルをつくり発信することを目指し、お互いに支え合っている。工房には今日も、親子の明るい笑い声が響いているだろう。

ベビーモスリン(中サイズ)
 60×60cmで2枚入り。コットン100パーセント、無蛍光仕上げ。赤ちゃんの「何でも拭き」として、枕カバーや離乳食エプロン、冷房よけとして、さまざまな使い方ができる万能タオルだ。使用するほど吸水性が増し柔らかくなっていく。好みを問わないデザインなので、出産祝いの贈り物としてもおすすめ。
2500円(ピースジャム https://peacejam.raku-uru.jp

記事は雑誌ソトコト2020年2月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

photographs by Jiro Matsushita
text by Emiko Hida