GEN GEN AN
2020.01.19 UP

連載 | KAWAIIは地方を救う♥ | 54 脇役ならではの生存戦略。

DIVERSITY

 こんにちは! 『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。この連載では、女性に流行りのモノ・コトが「女性のココロをつかむ理由」を分析して、地方創生に活かせないものかと検討中……♡

 今月は、「一見脇役と思われがちな存在の生存戦略」について、考えてみたいと思います。

 先月、数年ぶりに佐賀県にお邪魔し、「有田焼」と有名シェフのコラボレーションディナーや、食事にペアリングしてもらった「嬉野茶」など、佐賀の特産品を楽しませていただく機会がありました。

 楽しかった旅の帰り道、思い出話をしながらスマートフォンのアルバムを見てみると、びっくり。あんなにもおいしいと感動した「嬉野茶」の写真が、ほとんどなかったのです……。たしかに、食事のときの「お茶」というのは脇役になりがちで、写真に残る機会がそもそも少ないのかもしれません。でも、そんな存在でありながらも、今回の旅での嬉野茶は、強く印象に残るものになりました。

 思えば、東京・渋谷区にあるお茶ショップ『GEN GEN AN』も、若者に大人気のお店ですが、今流行りのフォトジェニックな飲み物に比べると、インスタ映えする要素も少なく、渋谷に行く際のメインの目的地になりにくい存在です。では、なぜ今、『GEN GEN AN』は人気なのか?

ラーメン屋さんの帰り道にいつも寄る『GEN GEN AN』。お腹いっぱいでも楽しめるものは「にも文脈」向きかも。
ラーメン屋さんの帰り道にいつも寄る『GEN GEN AN』。お腹いっぱいでも楽しめるものは「にも文脈」向きかも。

 それは「『GEN GEN AN』“にも”行こう」という「にも文脈」に乗りやすい、一流の脇役としても認識されているからではないでしょうか。ラーメンの後にも、パンケーキの前にも。馴染みやすさを持ちながらもキラリと光る脇役は、ときに主役以上の頻度で、お客様に愛される可能性を秘めているのです。「脇役=売れない、流行らない」のではなく、脇役ならではの流行り方があるのかもしれません。

水を入れて振るだけで嬉野茶が楽しめる「en tea」の水出し緑茶。手軽なのに何にでも合うので、毎日使っています。
水を入れて振るだけで嬉野茶が楽しめる「en tea」の水出し緑茶。手軽なのに何にでも合うので、毎日使っています。

 「自分のまちには、主役を張れるような特産品がない」と悩む、地方自治体の皆様。脇役ならではの「にも文脈」で、脇役にスポットライトを当ててみませんか? 主役にありがちな熾烈なバトルとは少し違って、脇役だからこその選ばれ方というのが、そこにはありそうです。

今月のIGPを「地方創生」に活かすなら……?

「有明海苔」って、名脇役。

 ごはんはもちろん、おつまみ“にも”。海苔“も”食べたいと思えるシーンにヒントがありそうです。

ハピキラ’S EYE!

太田市美術館・図書館

 講演で群馬県太田市に。どんな場所かな? と太田駅に降り立つと、駅前にある『太田市美術館・図書館』が大賑わい。カフェもあり、絵文字みたいなソフトクリームをいただきました。アイスが食べられるなら、図書館に行くか。まちに本好きの子どもが増えそうです。

ハピキラ’S WORK!

佐賀牛を食べて、幸せについて考えた、いい肉の日。

NIKUBOOKS

 肉の日であり、BOOKの日である29日に、隔月開催している「NIKUBOOKS」。2019年の11月29日、この日は「いい肉の日」ということで、少し豪華に、佐賀牛のビーフシチューをいただきながら、『君たちはどう生きるか』を読みながら、幸せについて考えてみました。口の中でとろけるおいしいお肉を前に、いつも以上に参加者の皆さんの考え・想いがあふれてきて、さらにはみんなで語らった経験でお肉がよりおいしい思い出にもなり……と、毎回、なんだか素敵なイベントです。応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、今月もハッピーに頑張ります!

IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。

記事は雑誌ソトコト2020年2月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

photographs & text by HAPIKIRA FACTORY

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ハピキラFACTORY

はぴきら・ふぁくとりー♥地方にある魅力的な商材をかわいくプロデュースし、販売・発信していくことで、女の子たちが地方に興味を持つきっかけをつくろう、と日本全国を飛び回って活動中。大学生だった2012年に起業し、現在、正能茉優(しょうのう・まゆ)は『ソニー』、山本峰華(やまもと・みか)は『リクルートキャリア』と兼業しながら、「やりたいことは全部やる」という、女の子の新しい働き方を実践している。「地方×女の子」ビジネスの第一人者。地方創生ガール。