株式会社TOYAMATO
2020.01.15 UP

地方創生から地方覚醒へ 実業家&新聞社&プロ野球選手が新たなまちづくりに挑戦!

NEWS

2020年1月10日、富山まちづくり会社「株式会社TOYAMATO(トヤマト)」が設立された。創設メンバーは。株式会社アトム、北日本新聞社、そして千葉ロッテマリーンズの現役投手・石川歩選手だ。異業種の3者が富山を世界一ワクワクするまちにすることを夢想した新会社だという。その事業内容は一体どのようなものなのだろうか。

始まりは青井茂と石川歩の出会いから

株式会社アトムの代表である青井茂はファッションビルのマルイの創業者・青井忠治氏(富山県旧・小杉町出身)を祖父にもつ。富山の活性化にも力を入れており、2018年9月には富山市総曲輪にコンテナを使ったユニークな飲食店街「AMAYOT(あまよっと)横丁」をオープンさせた。

青井は「TOYAMATOを通じて富山とさまざまなものを有機的に紡ぎ、新しい事業を創造し、世界に誇れる富山にしていきたい」と語る。

TOYAMATO設立のきっかけは2013年、青井茂と石川歩との出会いから始まった。

石川歩は富山県魚津市出身のプロ野球選手・投手。2017年にはWBC日本代表にもなっている。彼は例年オフシーズンには子供たちへ野球指導を行っている。

石川の富山への熱い思いを受けた青井は共に富山のためにできることやっていこうと、2018年5月には地元の野球チーム『TOYAMA WHITE SHRIMPS』を立ち上げるなど、富山への貢献を目指した活動を行っていた。それをさらに、事業として拡大するために設立されたのがTOYAMATOである。では、TOYAMATOの事業内容とは一体どのようなものなのだろうか。

株式会社アトム 青井茂
株式会社アトム 青井茂社長(写真中央)

TOYAMATOの5つの事業

(左)千葉ロッテマリーンズ 石川歩 (右)北日本新聞社 駒澤信雄
(左)千葉ロッテマリーンズ 石川歩選手(右)北日本新聞社 駒澤信雄社長

TOYAMATOの今後の計画は富山市中心市街地に新たな価値創造事業のハブ施設を設置し、ホテル、飲食、アート、スポーツ、イベント、旅行など、さまざまな切り口で富山の魅力の最大化を目指すという。具体的には5つの柱で構成されている。

ホテル事業「まちをまるごとホテルに」

富山のあちこちに分散型ホテルをつくり、富山中心街のハブをフロントに。宿泊客が自由に行き来できるシステムを構築。分散型ホテルは1から新しいものを建築するのではなく、社会問題となっている空き家・古民家を改修・リノベーションするとのことだ。

レストラン事業「語りたくなる食体験を」

富山の食材・器を通じて、感性を刺激されたり、人と人が出会うきっかけになったりといった、人の心を動かすようなそこでしか体験できない空間を提供するという。

カルチャー事業「文化はカオスから」

富山からは石川のみならず、バスケットボールプレーヤーの八村塁や大相撲力士の朝乃山など、子供たちが憧れる選手が多く輩出されている。スポーツだけではなく、さまざまな業界の講師に招いたイベントや、アートの発信基地となるような場づくりを計画しているという。多様な価値観が交じり合うカオスな場を目指すとのことだ。石川は「富山を出てから気付いた良さがある。地元に貢献したい。TOYAMATOを通じて自身の活動を伝え、子供たちの夢を応援したい」と語った。

観光・UIJターン事業「めぐる富山、住む富山」

青井の想いとして、「ひとりでも多くの人に富山に住んでほしい。東京で不動産業を営む傍ら、いびつな人口やオリパラ後の都市機能についても課題を感じている中、富山のポテンシャルを感じている。そういった仕掛けづくりをしていきたい」と語る。富山を満喫してもらうユニークな旅プランを提案し、さらには富山への移住を促進するような魅力発信の機会も創出していきたいという。また、クリエイティブ・ハブを起点にした関係人口づくりにも強い関心があるとのことだ。

事業継承事業「経済は出会いから」

富山県に限らず、都市・地方でもその会社にしかできない事業が多くある中で、事業承継ができず、畳んでしまうケースが多く発生しているという。そこで、TOYAMATOでは、次世代へ事業のバトンをつないだり、事業を成長させるためのパートナーを見つけたりと、富山の経済を盛り上げる出会いの場を創出していくとのこと。

TOYAMATOメンバー

地方創生から地方覚醒へ

上記5つの事業を計画するTOYAMATOには、富山で135年の歴史を持つ北日本新聞社も重要なパートを担う。新聞社ならではの情報力や発信力、そして地域密着のローカル力によって富山の魅力を発掘し、発信していきたいという。北日本新聞社の駒沢信雄社長も「地方の新聞社として、新たなビジネスチャンスを模索したい」と意欲を表明した。

青井は「地方創生から地方覚醒へ」を掲げ、自治体や行政が主導するのではなく、富山を愛するマインドを持った多くの人たちが富山の魅力を再発見し、誇りに思い、みずからの意思で世界中へ発信していくという。

今後は2020年3月にシンポジウムを開催し、来年には富山市の中心市街地に宿泊機能やアートギャラリーを備える複合施設をつくる計画もあるということだ。TOYAMATOの事業は地方活性化の新たな可能性を秘めているかもしれない。今後の動きに注目だ。

お問い合わせ先 
株式会社TOYAMATO

TEL: 076-471-5030
MAIL: info@toyamato.jp
URL:https://toyamato.jp/