care pocket
2020.02.13 UP

連載 | SUSTAINABLE DESIGN KINDCARE ステッキ用手袋 ステッキごと温めて。

DIVERSITY

 冷たい空気から手先を守ってくれる手袋。しかし、ステッキを使う人が手袋をするとグリップが握りにくく、かつ滑りやすくなり、転倒のリスクが上がるという。「care pocketTM」は、この状況を解決するために誕生したステッキ用手袋だ。内側の紐を使いステッキを装着したら、あとは手を入れてグリップを握るだけ。着脱しやすく、裏起毛なのでしっかりと暖かい。

 商品を企画したのは、名古屋市守山区の大森地区で生まれ育った医師・理学療法士・デザイナー3人によるユニット「TEAM OHMORI」。コンセプトに共感したアクティブシニア向けブランド「KINDCARE」から、2019年11月に発売した。開発の過程では患者に試してもらい、何度も試作を重ねたという。ポイントは、グリップ部分が隠れステッキらしさが消えること。ステッキを使うことに抵抗を持つ人も、これなら身につけやすくなる。患者を知る人とデザイナーがタッグを組んだからこそ実現した、機能性とデザイン性を兼ね備えた商品だ。

care pocketTM

 外側にはジャージー素材、内側にはフリースを採用。薄くて軽いのにしっかりと暖かく、肌触りも心地よい。生地の間に厚手レインウェアの約1.5倍の耐水度を持つクロロプレンゴムを挟んでいるため、雨や雪の日も安心。万が一転びそうになったときはすぐに手を出せるよう、開口部を広めに取っている。グレー、ワイン、ネイビーの3色展開。●1万円(カインドウェア https://kind-care.jp

記事は雑誌ソトコト2020年3月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

photograph by Jiro Matsushita
text by Emiko Hida