しまコトアカデミーとは
しまコトアカデミーは、「しまねとつながる。わたしらしい未来を見つける。」をテーマに、自分らしい島根との関わり方を考えていく約半年間の講座です。
受講生の思いに伴走する講師やメンターとともに、座学や現地インターンシップを通じて島根の現状や可能性を学び、体感して、自分なりの関わり方をカタチにしていきます。
開催13年目となる今年のしまコトは、【東京、関西、広島・島根講座(合同開催)】の4講座制で、それぞれ対面で開講します!各地で島根について学びながら、自分らしい島根との繋がり方を見つけていきます。
『ソトコト』編集長・指出一正がメイン講師を務めます
今年度も引き続き、『ソトコト』編集長の指出一正がメイン講師として皆さんをサポートします。
毎年しまコトアカデミーに伴走し、受講生の皆さんの島根への思いに寄り添ってきました。各講座のメンターと一緒に、受講生一人一人の自分らしい島根とのつながりを見つけるお手伝いをします。
指出 一正
『ソトコト』編集長。
1969年群馬県生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。雑誌『Outdoor』編集部、『Rod and Reel』編集長を経て、現職。島根県「しまコトアカデミー」メイン講師、山形県金山町「カネヤマノジカンデザインスクール」メイン講師、和歌山県田辺市「たなコトアカデミー」メイン講師、福島相双復興推進機構「ふくしま未来創造アカデミー」メイン講師、群馬県庁31階「ソーシャルマルシェ&キッチン『GINGHAM(ギンガム)』」プロデューサーをはじめ、地域のプロジェクトに多く携わる。内閣官房、総務省、国土交通省、農林水産省、環境省などの国の委員も務める。経済産業省「2025年大阪・関西万博日本館」クリエイター。上智大学「オールソフィアンズフェスティバル2024」実行委員長。著書に『ぼくらは地方で幸せを見つける』(ポプラ新書)。
こんな方におすすめ
・島根県とのつながりづくり、地域づくり、コミュニティ・ビジネスなどに関心がある方
・自分らしい地域との関わり方を学びたい方
・地域に興味関心を持つ仲間やコミュニティをつくりたい県外在住の方、島根在住の方
・島根に暮らす人たちと繋がり、一緒に何かしてみたい県外在住の方
・島根が好きな方、気になる方
・離れていても、島根との関わり方を見つけたい方
「しまコトアカデミー」をオススメする3つの理由
みんなで同じゴールを「めざしません」
受講生一人ひとりが、島根のヒトやモノ・コトと出会いながら、 自身の「いまの暮らし・働き方・しごと」などと向き合い、「あなたにとってのゴール」を楽しみながら探していただく講座です。
みんながフラットにつながる“ゆるさ”
しまコトに関わるみんながフラットな関係を大切にしています。「ゆるめると、余白が生まれる」をテーマに 「ゆるい空気感」を大切に、 自然体で受講でき、かかわりたくなる講座をめざしています。
「しまねのキーパーソン」と繋がります
しまコトの最大の特徴は、地域の未来をつくる、しまねのキーパーソンと出会う現地インターンシップです。等身大で地域にかかわるキーパーソンをロールモデルとして、自分らしい地域との繋がり方を見つけます。
修了生からの声
講座プログラム
東京、関西講座
東京、関西講座のキーワードは「かかわりしろ」。島根の人や地域・暮らしとの出会いを通じて、自分とじっくり対話し、島根とのかかわりしろ(関わり方)を見つけていきます。
座学とインターンシップを通じて学び、感じたことを元に、一人ひとりが自分なりの島根や地域とのかかわり方を「しまコト・マイプロジェクト」として、カタチにしていただきます。
広島・島根講座
広島・島根講座(合同開催)では、県内在住者と県外在住者が一緒に学ぶことで、「しまね」をフィールドとしたプロジェクトづくり、仲間づくり、地域での活動プレイヤーや関係人口との協働、また関係案内人としての学びも得られるプログラムとなっています。
講座は、広島と島根とが共有する江の川流域エリアでの活動や人に出会い、ゲストやメンター、仲間との対話を通したワークやレクチャーで進めていきます。講座最終回では、「しまコト・チームプロジェクト」を発表いただきます。
募集要項(一部抜粋)
東京講座
▼受講費
40,000円(消費税込)
◎受講費に含まれる内容:講座受講費・現地インターンシッププログラム受講費
◎下記項目は受講費に含まれません。
▶ 食費、宿泊費、訪問地域等での交流会費
▶ 現地インターンシップ集合場所まで及び、解散場所からの交通費
※現地インターンシップ参加にあたっては助成制度があります。 下記「インターンシップ参加の助成」をご参照ください。)
▶ そのほか受講費以外の経費
▼定員
15名程度
▼現地インターンシップ参加の交通費助成
参加者お一人あたり、上限 40,000 円を助成します。 (後日、参加に要した費用の領収書をご提出後にお支払い)
関西講座
▼受講費
20,000円(消費税込)
◎受講費に含まれる内容:講座受講費・現地インターンシッププログラム受講費
◎下記項目は受講費に含まれません。
▶ 食費、宿泊費、訪問地域等での交流会費
▶ 現地インターンシップ集合場所まで及び、解散場所からの交通費
※現地インターンシップ参加にあたっては助成制度があります。 下記「インターンシップ参加の助成」をご参照ください。)
▶ そのほか受講費以外の経費
▼定員
15名程度
▼現地インターンシップ参加の交通費助成
参加者お一人あたり、上限 20,000 円を助成します。 (後日、参加に要した費用の領収書をご提出後にお支払い)
広島・島根講座
▼受講費
無料
※ただし、以下の経費は受講生の負担となります。
・各回会場までの交通費(プログラムにより、車で会場間移動を行う場合を含みます。ただし、公共交通機関のご利用により参加される場合は、会場間移動については対応いたしますので、別途開催前に事務局にご相談ください。)
・現地フィールドワークにおける集合場所まで
・解散場所からの交通費
・現地フィールドワークにおける食費、宿泊費(6,000 円程度)、交流会費(3,000 円程度)
・最終回の懇親会費
▼定員
30名程度
応募受付期間
2024年7月31日(水)23:59まで
講座メンター
東京講座
三浦 大紀氏
株式会社シマネプロモーション プランナー、浜田市議会議員
島根県浜田市出身。早稲田大学卒業後、国会議員秘書、NGOスタッフなどを経て、島根県江津市のビジネスプランコンテストに応募。『課題解決プロデューサー部門』グランプリ受賞。その後浜田市に移住。NPO法人てごねっと石見に参画。地域プロデューサーとして江津駅前商店街の空店舗をリノベーションした52barの開業など、江津駅前再生に従事。同団体はH26年度地域再生大賞を受賞した。同年シマネプロモーションを起業。浜田市内にコワーキングスペース「enn」、山陰物産のセレクトショップ「YUTTE」を開業。
関西講座
小倉 健太郎氏
合同会社宮内舎 代表社員
1989年、島根県松江市生まれ。大学進学のため上京。在学時に環境問題や持続可能な社会に興 味を持ち、海外にて人々の暮らし方を遊学。京都での豆腐店勤務を経て、帰郷。現在は気の合 う仲間と合同会社宮内舎を設立し、中山間地域雲南市大東町阿用地区を拠点に“農”を基盤とす る暮らし・仕事づくりを行なっている。プロデュースする玄米麺は、小麦アレルギーの方でも 食べることができ、耕作放棄地の減少や農家さんの所得向上、環境に配慮した栽培への移行の 提案など小さなビジネスを通した“ささやかな行動”を展開中。
広島・島根講座
竹内 希氏
合同会社オリエンタルシティ
群馬県沼田市出身。群馬県立尾瀬高校にて自然環境、まちづくりについて学び、大学に進学する。大学を卒業後、島根県江津市にあるNPO法人てごねっと石見に就職し、起業/移住支援やキャリア教育などに携わる。2023年4月、エンターテインメントでまちをおもしろくすることを目標に合同会社オリエンタルシティを設立した。
大江 健太氏
カフェ「糧」店主/「高津川デザイン工房」デザイナー
千葉県出身。東日本大震災を機に、住宅販売の仕事に就きながら、廃墟ホテルや廃墟スーパーを活用したまちづくり活動を行う。2015年、知人の紹介で島根県江津市のSUKIMONOでリノベーション事業に携わる。カラダを壊したことで食やカラダを整えることに興味を持ち、2016年津和野町でカフェ「糧」をオープン。リノベーションの会社「高津川デザイン工房」と両輪で、暮らしを楽しくする活動を行っている。
7/7(日)「しまコトアカデミー2024」説明会報告
7月7日(日)に、しまコト講座説明会【東京、関西講座向け】を行いました!
イベントの様子を、抜粋してご紹介します。
指出講師のしまコトトーク「ローカルの未来」
まずはしまコトメイン講師である指出より、「ローカルの未来」と題してお話しさせていただきました。
プライベートでも川魚のゴギを釣りに行くなど、島根県と親交が深い指出。
島根県江津市にある全国チェーンの居酒屋でのお話を例に、地域に魅力を感じる理由を「ゆらぎがあるから」と説明しました。当たり前だと思っている設計が揺らいだ時、人はそこに「ゆらぎ」を感じ、それが快感に変わるとのこと。
しまコトの中にはたくさんの「ゆらぎ」があり、しまコトに関わる人は、心をときめかせながらそのゆらぎを享受しているのではないか、と話しました。
「しまコトを一言で言うならば『広場』。誰が来ても、いつ来てもよい。島根のことを考えて、島根にコミットしていく階段を登っていく場所 であり、人との関係性を育てている講座 です。
そして現在のしまコトの気分は『リジェネラティブ』。
過疎から始まった問題意識が現在へとつながり、未来へ向けて着実に動き出している。
アイデアで終わることなく、場所を作り未来を作る。
光を追いかける若い人達が現れる。それが島根、そしてしまコトアカデミーです。」
ともお話しさせていただきました。
講師、メンターによるトークセッション
続いて、指出から見て「しまねを万華鏡的に見られるお二人」、東京講座メンターの三浦大紀さん、関西講座メンターの小倉健太郎さんにも加わっていただき、しまコトの魅力を40分にわたりお話ししました。
最初のテーマは、「メンターから見たしまコトの魅力」。
三浦さんが思う魅力は、「自分の中で大切にするものに気付ける」こと。
「講座を通して自分は島根とどうかかわりたいのかを考えていく中で、移住など深い関わりを持つようになる人もいれば、訪れる頻度は少なくても島根を思い続ける人もいる。そんなふうに、自分にとって大切にしたいことに気付けることがしまコトの魅力」とお話しいただきました。
小倉さんがメンターを務める関西講座では、言語化することを受講生のみなさんにお願いしているそう。表現の方法は言葉でも絵でも、最後の最後に受講生からあふれだす、こぼれおちるような一言に現れる、その人間らしさが関西講座の魅力です。
続いてのテーマは「受講生の変化、受講生のターニングポイント」
3人が口を揃えてターニングポイントだと言うのは、なんといってもしまコトの目玉である、現地インターンシップ。
インプットの時間も多いしまコトですが、それまで浴びていた情報を自身で体感するのがこの現地インターンシップです。「何かが腑に落ちる瞬間に出合える」「もやもやしたものの答えが(インターンシップには)ある」と三浦さんは言います。
また小倉さんは、インターンシップを通してたくさんの人の在り方(生き様)を知ることで、自分の在り方、自分が「そう在る」ことに勇気づけられるのではないかと感じているそうです。
さらに小倉さんは、「型(フレーム)があり、そこに自分を乗せられること」で受講生が回を追うごとに変化していく様子を感じるそう。しまコトは用意されたワークシートに沿って講座を進めていきますが、真っ白ではなく型があるからこそ、人との対話を通して自分の言葉をそこに乗せられるようになるのだといいます。
最後のトークテーマは、「なぜしまコトの修了生は受講後も繋がり続けるのか?」
三浦さんは、「同じ価値観を持っているし、同じ体験をしている。共通項があるので、期をまたいで取るコミュニケーションのハードルがないから」。
小倉さんは、「『これやりたい、あれやりたい』という個人の欲望を言える関係性ができているから。“We”ではない“I”の集合体だからこそ、心地よい」。
これを受けて指出は「”わたし”を肯定する形で講座が進んでいく。自分でい続けられるからではないか」と話しました。
最後は3名とも「しまコト、おすすめです!」とコメント。
終始和やかな雰囲気で笑顔に包まれた、しまコトらしい説明会でした。
後半には、グループに分かれて講師やメンターも含めた交流会を行いました。
参加者それぞれの方の島根や地域に対する思いを伺うことができました。
参加者の声
アーカイブのご視聴はこちら!
受講相談会『しまコトカフェ』を開催します!
7月7日、15日実施の説明会では語りきれなかったしまコトの魅力を修了生と共にお届けする、ゆるふわオンライン受講相談会『しまコトカフェ』を開催します!
しまコトカフェは、しまコトが大事にしている、ゆるく柔らかい雰囲気をそのままに、スタッフや修了生、参加者の皆さん同士が近い関係で話や相談できる会になります。
ゲスト修了生には、受講前の不安な気持ちから受講時の思い、現在までのリアルなトークを展開していただきます。
説明会にご参加できなかった方や、受講について相談したいという方は、ぜひご参加ください。
オンライン(Zoom)で行いますので、入退室自由!ご都合の良い時間帯にご参加ください。
【日時】
・7月22日(月)19:00~20:30
・7月24日(水)19:00~20:30
・7月25日(木)19:00~20:30
・7月26日(金)19:00~20:30
・7月27日(土)14:00~15:30
島根を舞台に、私らしい未来を見つけてみませんか?皆様からのお申し込み、心よりお待ちしております!
【講座の詳細情報】
講座詳細・受講申込は、「しまコト」公式サイトをご覧ください。
※受講申込締切:2024年7月31日(水)23時59分まで
そのほか、Facebook、Instagramでも情報をアップしていきます!
【主催】公益財団法人 ふるさと島根定住財団
【事務局】(株)シーズ総合政策研究所・(株)ソトコト・ネットワーク コンソーシアム