夏バテを癒やす「ひんやり冬瓜スープ」のレシピ。あっさりだけど満足感大

夏バテを癒やす「ひんやり冬瓜スープ」のレシピ。あっさりだけど満足感大

こうも猛暑が続くと食欲は減退し、家で作る料理も簡単なものになりがち。簡単に作れる=ワンパターンなメニューに陥り、作るテンションもなかなか上がらない。どうしたものかと悩みながらテレビをつけると、ニュースで「冬瓜」の収穫が取り上げられていた。冬瓜は岡山の名産の一つなのだ。その字面だけ読めば冬の食材だと思いそうだが、実は夏が旬。だが、冷暗所であれば冬まで貯蔵できるというところからその名がついたとされる。とはいえ、原産は東南アジアでカリウムを豊富に含むというから、栄養面でみても汗をたっぷりかく夏にこそ食べておきたい食材なのだ。今回は冬瓜を使った、見ためも楽しい冷製スープのレシピを紹介する。

 


岡山/牛窓の冬瓜
手の平よりは随分大きく、ずっしりと重たい。

見ためも涼しげな「ひんやり冬瓜スープ」のレシピ


岡山では夏のスーパーの野菜売り場で、存在感たっぷりに鎮座する冬瓜。この日は300円ちょっとのお手頃価格で1玉まるごと手に入った。「簡単にできて食欲がなくてもスッと食べられるメニューを」と思い、冷製スープを作ることに。とろりとした食感の冬瓜のスープは大人はもちろん子供にも食べやすく、保育園の給食でも出されているくらいだ。
冬瓜を切ったりつぶしたりと下ごしらえをした後は、鍋でコトコト煮込んで冷蔵庫で冷やすだけ。味付けは市販のコンソメを使い、豆乳を加えてまろやかに仕上げる。


材料(二人分)



  • 冬瓜 1玉

  • \t
  • 豆乳 150cc

  • \t
  • 固形コンソメ 1個

  • \t
  • 塩 少々


作り方


1.冬瓜を横半分に切り、スプーンで種とワタをとる。


冬瓜をくりぬく


 


2.半分の果肉をスプーンでこそぐ。残り半分の果肉は角切りにして使うので、スプーンで大きめにすくいとっていく。


スプーンでこそいだ冬瓜
残った皮は捨てずにとっておくと器に使える。

 


3.こそいだ方の果肉はブレンダーかミキサーでとろとろになるまでつぶす。残り半分は角切りに。 


冬瓜角切り


 


4.鍋につぶした果肉と角切りにした果肉を入れて中火にかける。沸騰したら弱火にし、豆乳を入れて混ぜる。灰汁が出てきたら取り除く。


鍋に入れた冬瓜


 


5.角切りの果肉が透明になってきたら、お湯(分量外)で溶いたコンソメを入れて混ぜる。味をみながら塩を少々加えてととのえる。


冬瓜にコンソメ


 


6.角切りの果肉の形が崩れない程度に柔らかくなるまで煮込んだら火を止める。冷蔵庫で冷やしてから、皮の器に注いで完成。


冬瓜スープ
皮を器にする際、深すぎる場合は上部を少しカットして使う。

 


ブレンダーでとろとろにした果肉に、食感が楽しめる角切りを加えたことで、スープでありながらしっかり食べ応えもあり満足度が高い。冷たいので食欲のない暑い日でも食べやすく、皮の器に盛り付ければ見ためにも涼しげだ。
冬瓜の青くささを和らげるために豆乳を加えて仕上げたが、もう少し苦みを楽しみたいという人は、豆乳の量を減らしたり、入れずに作ってみても良いかもしれない。



冬瓜でもう一品。煮浸しのレシピ

冬瓜でもう一品。めんつゆで作る簡単煮浸しのレシピ


冬瓜の煮浸し


ご飯のおかずにも酒の肴にもなるメニュー「冬瓜の煮浸し」のレシピも紹介。調味料に市販のめんつゆを使っているので、味付けに失敗しにくく手軽に作れる。冷やせば味がしっかり染みこむし、暑い日の食卓にはもってこいだ。


材料(二人分)



  • 冬瓜 半玉

  • \t
  • 豚肉こま切れ 100g

  • \t
  • めんつゆ(2倍濃縮) 50cc

  • \t
  • おろししょうが(チューブ) 小さじ1

  • \t
  • 水 50cc

  • \t
  • サラダ油 大さじ2

  • \t
  • みょうが 適量


作り方



  1. 冬瓜を半分に切って皮をむき、種とワタをスプーンで取り除いたら、果実をいちょう切りにする。

  2. \t
  3. めんつゆ、おろししょうが、水を合わせて混ぜておく。

  4. \t
  5. 鍋を中火にかけ、豚肉を多めの油で炒める。色が変わったら冬瓜を加え、さらに炒める。

  6. \t
  7. 冬瓜が少し透明になって火が通ってきたら、2の調味料をまわし入れて中火のままひと煮立ちさせる。

  8. \t
  9. 弱火にして5~6分煮込み、冬瓜に煮汁の色がついたら火をとめる。5分ほど落とし蓋をしておくと味が染みやすい。

  10. \t
  11. 皿に盛り付けて刻んだみょうがをのせる。冷やすと一層、味が染みこむ。


もとが淡泊な味の冬瓜は味が染みやすく、ボリューム感のある豚肉を加えることで、しっかりと食べ応えもありご飯にも合う。みょうがをトッピングすれば爽やかさもプラスされ、どんどん箸がすすむ。


果物だけじゃない!岡山は冬瓜の名産地


岡山といえば桃の産地としてよく知られるが、実は冬瓜の出荷量も全国屈指。「JA全農おかやま」の公式サイトによると、出荷量は沖縄、愛知に次いで、なんと全国第3位なのだ!しかも岡山県で夏に生産される野菜の中では、夏野菜でイメージするトマトを抑えて、堂々の1位なである。




沖縄(3,400トン)愛知(2,600トン)についで全国3位の出荷量です。沖縄は6月までの出荷ですので夏場の産地としては愛知県についで第2位となります。しかも、農協別出荷単位ではJAとよはしが約1,600トンですのでJAせとうち(約2,000トン)の方が多く、市場からの注目度は高くなっています。


(JA全農おかやま公式サイトより)




今回スーパーで購入した冬瓜の産地をチェックすると、瀬戸内市・牛窓産だった。調べてみると、牛窓の冬瓜生産量は岡山県内でもトップで、収穫最盛期の夏には7月10日を「岡山県牛窓産 冬瓜の日」として様々なキャンペーンを実施するなど、岡山の冬瓜の認知度アップに努めている。


牛窓の風景
オリーブ園が有名な牛窓の風景。写真提供:岡山県観光連盟


もし岡山・牛窓産の冬瓜をみかけたら、ぜひ手にとって「日本のエーゲ海」と呼ばれる牛窓の美しい眺めに思いをはせてほしい。


 


 

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