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「黒漫魚」なんて魚?
via 写真AC
答え:まぐろ
答えは「まぐろ」でした!黒漫魚はほかにも「鮪」、「金鎗魚」、「眞黒」、「𩻩」と書くこともあります。「鮪」という漢字の方が一般的かもしれませんね。黒漫魚はスズキ目サバ科マグロ属で回遊性の大型肉食魚。世界的にも食用魚として重宝される魚のひとつです。
保戸島
大分県津久見市、四浦半島の先端に位置する保戸島はまぐろ漁の基地として知られています。保戸島でまぐろ漁がはじまったのは明治中期頃と言われ、最盛期では167隻、年間水揚げ高は140億と単一漁協では日本一を誇ったこともあったのだそう。現在でも遠洋まぐろ漁業や近海の豊後水道での一本釣り漁業などが行われています。
保戸島でまぐろの姿を見ることは出来ない?
保戸島のまぐろ漁では一回の航海日数は40日ほど。獲れたまぐろはおもに塩釜、勝浦、鹿児島の港へ水揚げされ、そのまま港で燃料などを調達して再び漁へ出航することもあるのだそう。そのため保戸島には年に数回しか帰ってこないことから「まぐろ漁で有名でも保戸島でまぐろの姿は見れない」と言われているのだとか。
ひゅうが丼
保戸島でまぐろの姿は見えませんが、漁師たちが船上で食べた数多くのまぐろ料理は保戸島に伝わっています。そのひとつが「ひゅうが丼」です。ひゅうが丼とは、まぐろの赤身を醤油や砂糖、酒などが入った特製のタレに付けた丼ぶり飯のこと。まぐろ漁師たちが手早く栄養が取れるようにと考えたのがきっかけなのだとか。ちなみに「りゅうきゅう丼」、「あつめし」と呼ばれることも。
昨日の「月曜から夜ふかし」で紹介された保戸島。ここに伝わる漁師飯「ひゅうが丼」は、まぐろを甘辛いごまだれで和えてアツアツご飯にのせた究極の逸品です。津久見市内の飲食店でも味わえます。https://t.co/7zxKN2oalRhttps://t.co/udVXSwV71q pic.twitter.com/jELi2xmADk
— おんせん県 たびくらぶ (@kankouoita) April 13, 2021
今回は「黒漫魚」をご紹介しました!
参考:うちの郷土料理(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/hyugadon_oita.html)
参考:保戸島.com(https://www.hotojima.com/)