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「浮木」どんな魚?
答え:マンボウ
答えは「マンボウ」でした!浮木はほかにも「翻車魚」、「浮亀」などと書くこともあります。浮木はフグ目マンボウ科マンボウ属に分類される魚類です。体長は3m、体重は2tにもなる大型の魚で、小さなクラゲなどを食べて暮らしています。浮木は江戸時代にはすでに料理として使用されており「料理物語(料理秘伝抄)」の本の中で、マンボウ=うきき(浮木または浮亀)という名前で登場しています。ちなみに「料理物語(料理秘伝抄)」には霜降りにして、しょうが酢で食べる方法が掲載されており、水戸の名物でもあったそうです。
マンボウらしき魚。
ウキキと書かれている。これは浮木のように海面に浮かんでいるからだという。
頭が悪く、死を知らない。近づいて熊手で簡単に捕まえられるので、まるで浮いてる木のようだなどと散々な評価である。 pic.twitter.com/63W9m2ncyi— terada (@terada50397416) May 26, 2021
三重県紀北町の浮木
三重県の紀北町では浮木は「町の魚」に制定されています。小さなクラゲを食べて大きく育っていく様子が町のイメージにふさわしいことから選ばれたのだそう。浮木は一般的には食用にされることが少ないですが、紀北町では天ぷらや唐揚げ、酢味噌につけて食べるなど食用としての文化があります。漁獲は浮木のみを狙うのではなく、他の漁のときに定置網などで漁獲されたものがほとんど。身はイカや鶏肉に似ていて美味しく、こわた、百尋(ひゃくひろ)と呼ばれる腸の部分は干物にすると歯ごたえバツグンで美味しいのだそう。
ミックスフライ(右側がマンボウ)定食780円 (@ お食事処 in 紀北町, 三重県) https://t.co/7tNUWZG6c4 pic.twitter.com/zuTi4xg5dI
— ぴよ⛅西日本旅なう (@piyo_king) November 4, 2021
今回は「浮木」をご紹介しました!
参考:紀北町(https://www.town.mie-kihoku.lg.jp/)
参考:農林水産省(https://www.maff.go.jp/index.html)