岡山県が物語の舞台となっている朝ドラ「カムカムエヴリバディ」。「~じゃ」という語尾をはじめ、ユニークな岡山の方言はSNSなどでも多く取り上げられていました。今回はドラマにも登場した岡山弁を、クイズ形式で8つご紹介します。あなたは何問わかりますか?
目次
岡山の方言クイズ8問!
via www.photo-ac.com
朝ドラの台詞でも使われていた岡山の方言クイズを8問出題します。ぜひ挑戦してみてください。答えは後半に!
岡山の方言クイズ【1】じゃ
岡山の方言の中でもよく使われる「じゃ」。
「じゃ」という挨拶ではありません。
「〜じゃ」というように、語尾につけて使います。
「じゃ」という挨拶ではありません。
「〜じゃ」というように、語尾につけて使います。
岡山の方言クイズ【2】じゃけぇ
「じゃ」と同様によく使われる「じゃけぇ」。
聞いたことのある人は少なくないかもしれません。
接続詞のように使われるだけではなく、語尾につくケースもあります。
聞いたことのある人は少なくないかもしれません。
接続詞のように使われるだけではなく、語尾につくケースもあります。
岡山の方言クイズ【3】せーでも
「せーでも」は、標準語に近い発音なのでわかりやすい方言です。
「せー」という表現単体でも、意味をもっています。
「でも」は、一般的に使われるものと同様の意味です。
「せー」という表現単体でも、意味をもっています。
「でも」は、一般的に使われるものと同様の意味です。
岡山の方言クイズ【4】おえん
朝ドラの中の会話でも何度か登場した「おえん」。
「終」と「負」という漢字をイメージするとわかりやすくなります。
「お終いだ」や「手に負えない」といったフレーズの中で出てくる漢字です。
現代の日常会話でも「~したらおえん」といったように話されています。
「終」と「負」という漢字をイメージするとわかりやすくなります。
「お終いだ」や「手に負えない」といったフレーズの中で出てくる漢字です。
現代の日常会話でも「~したらおえん」といったように話されています。
岡山の方言クイズ【5】せられー
「~せられー」のように使われるほか、「られー」が語尾につくこともあります。
たとえば、「気をつけて来られー」「はよーせられー」といった表現です。
こちらも、現代の日常会話でもよく耳にします。
たとえば、「気をつけて来られー」「はよーせられー」といった表現です。
こちらも、現代の日常会話でもよく耳にします。
岡山の方言クイズ【6】ばー
「おばあちゃん」の「婆」ではありません。
こちらは会話の中で、「お菓子ばー食べたらおえんよ」
「雨ばー降るなー」のように使われます。
ちなみに「バーッと食べる」「バーッと降る」のような、
様子の激しさを表す擬態語ではありません。
こちらは会話の中で、「お菓子ばー食べたらおえんよ」
「雨ばー降るなー」のように使われます。
ちなみに「バーッと食べる」「バーッと降る」のような、
様子の激しさを表す擬態語ではありません。
岡山の方言クイズ【7】ききょーる
動詞の後に「~ょーる」がついて「ききょーる」となります。
そのほかに「~ょーる」は、「あるきょーる」「○○しょーる」
といった表現にも使われます。
そのほかに「~ょーる」は、「あるきょーる」「○○しょーる」
といった表現にも使われます。
岡山の方言クイズ【8】番外編 おはぎゅう
「おはぎゅう」も、朝ドラの台詞で何度か出てきました。
「おはぎゅう売ったら…」などの使い方がされていましたが、
「おはぎゅう」という名詞ではありません。
「おはぎゅう売ったら…」などの使い方がされていましたが、
「おはぎゅう」という名詞ではありません。
岡山の方言クイズ答え合わせ
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答え【1】じゃ:〜だ
「じゃ」は、「〜だ」という意味になります。
「〜です」でも問題ありません。
たとえば「嫌じゃ」は、「いやです」という意味もあります。
「〜です」でも問題ありません。
たとえば「嫌じゃ」は、「いやです」という意味もあります。
答え【2】じゃけぇ:〜だから
「じゃけぇ」は「〜だから」という意味を指しており、語尾に使うこともあります。
「じゃ」は断定を示す助動詞です。
そんな「じゃ」に、「けぇ」という理由を示す接続助詞がついています。
「じゃ」は断定を示す助動詞です。
そんな「じゃ」に、「けぇ」という理由を示す接続助詞がついています。
答え【3】せーでも:それでも
「せー」が「それ」という意味です。
「でも」は標準語と同じ使われ方をするため、「それでも」という意味になります。
ほかの岡山弁と比べて、使いやすいフレーズかもしれません。
「でも」は標準語と同じ使われ方をするため、「それでも」という意味になります。
ほかの岡山弁と比べて、使いやすいフレーズかもしれません。
答え【4】おえん:ダメ、いけない
「おえん」は、「ダメ」「いけない」という意味です。
「~したらおえん」というのは、「~したらダメ」といった意味になります。
そのほかに、 「この道ゃーおえん」(この道はダメ)など
名詞につけて使うこともあります。
「~したらおえん」というのは、「~したらダメ」といった意味になります。
そのほかに、 「この道ゃーおえん」(この道はダメ)など
名詞につけて使うこともあります。
答え【5】せられー:~しなさい
「せられー」は、「~しなさい」という意味になります。
「気をつけて来られー」は「気をつけて来なさい」、
「はよーせられー」は「早くしなさい」といった意味です。
親が子どもにいうときなど、
命令口調で「はよーせられー!」といった表現も使われます。
一方で、特に命令ではない場合でも「頑張られーよ」(頑張って)
といったように使われることもあります。
「気をつけて来られー」は「気をつけて来なさい」、
「はよーせられー」は「早くしなさい」といった意味です。
親が子どもにいうときなど、
命令口調で「はよーせられー!」といった表現も使われます。
一方で、特に命令ではない場合でも「頑張られーよ」(頑張って)
といったように使われることもあります。
答え【6】ばー:~ばかり
「ばー」は「~ばかり」という意味で使われます。
つまり「お菓子ばー食べたらおえんよ」は、「お菓子ばかり食べたらダメよ」、
「雨ばー降るなー」は、「雨ばかり降るなー」となります。
つまり「お菓子ばー食べたらおえんよ」は、「お菓子ばかり食べたらダメよ」、
「雨ばー降るなー」は、「雨ばかり降るなー」となります。
答え【7】ききょーる:聞いている
「ききょーる」は、「聞く」に「ょーる」がついた表現で、
「聞いている」という意味になります。
つまり、「あるきょーる」は「歩いている」、
「○○しょーる」は、「○○している」となります。
「聞いている」という意味になります。
つまり、「あるきょーる」は「歩いている」、
「○○しょーる」は、「○○している」となります。
答え【8 番外編】おはぎゅう:おはぎを
番外編で紹介した「おはぎゅう」は、和菓子の「おはぎ」に、助詞の「を」がついた形で
「おはぎを」という意味になっています。
つまり「おはぎゅう売ったら…」は、「おはぎを売ったら…」となるわけです。
「おはぎを」という意味になっています。
つまり「おはぎゅう売ったら…」は、「おはぎを売ったら…」となるわけです。
岡山の方言では、【7】や【8】のように、
動詞や名詞などに後ろの言葉がくっついてミックスされ
独特の柔らかい表現になっていることも多いです。
ほかにもこんなにある岡山弁独特の表現
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クイズでは紹介しきれなかった、そのほかの代表的な岡山弁をご紹介します。
岡山へ訪れた際に、会話の中で試してみてください。
岡山へ訪れた際に、会話の中で試してみてください。
【おいでんせー】
いらっしゃい
【あずる】
動き回る
【いごいごする】
うろちょろする
【〜やこう】
〜など
【めぐ】
壊す
【ちーと】
ちょっと
【みてる】
なくなる
岡山の方言をチェックしてみよう
いかがでしたか? みなさんは何問わかりましたでしょうか。
朝ドラだけでなく、最近はお笑い芸人の「千鳥」やミュージシャンの「藤井風」さんなどの岡山弁を話す芸能人も話題です。テレビなどで耳にしたら、ぜひどのような意味なのかチェックしてみてくださいね。
朝ドラだけでなく、最近はお笑い芸人の「千鳥」やミュージシャンの「藤井風」さんなどの岡山弁を話す芸能人も話題です。テレビなどで耳にしたら、ぜひどのような意味なのかチェックしてみてくださいね。
タイトル写真提供:岡山県観光連盟