魚へんに春で「鰆」の読み方は?旬は春だけじゃない?

魚へんに春で「鰆」の読み方は?旬は春だけじゃない?

2022.05.11

「鰆」の読み方は?

はてなの箱
提供:写真AC

俳句では春の季語として登場するこの魚の読み方、な~んだ?

答え:さわら

鰆
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この魚の読み方は、「さわら」でした!鰆はスズキ目サバ科に属する海水魚のひとつで、60cm以上になる肉食魚です。大きな個体は、1mに達することもあります。体が細長く、頭が小さいのが特徴。出世魚でもあり、サゴシ(サゴチ)・ナギ・鰆と成長によって名前が変わります。

鰆の名前や由来は?

さわら
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鰆は4~6月ごろに産卵に向けて瀬戸内海に集まり、春に多く獲れることから「鰆」と漢字で表すようになったようです。また、俳句では春の季語としても使われています。ちなみに関東地方では産卵前の脂が乗った「寒鰆」が好まれていることから、関東地方では冬の魚としても知られています。

また、「サワラ」という読み方については、鰆の特徴である「狭い腹」に由来するといわれています。なお、30〜40cmの個体を指す「サゴシ」という読み方は、「狭腰」からきているようです。

鰆の旬は春と冬

サワラのぼり うずの丘
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鰆の旬は、一般的には「春」だと認識されています。4〜6月に多く漁獲されているためです。しかし、地域によって旬は異なります。

大きく分けると、関西地方では春が旬ですが、関東地方では冬が旬です。関東地方では、産卵期前の12〜2月ごろの「寒鰆」が親しまれています。

鰆の生態

瀬戸内海
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鰆は北海道南部以南・日本沿岸に生息しており、サバやイワシといった魚類を捕食する回遊魚です。瀬戸内海の鰆は、紀伊水道以南・太平洋岸などで冬を過ごします。

春に瀬戸内海へ集まるため、瀬戸内海は鰆の産地として有名です。中でも、岡山県では特産品として親しまれています。なお、新たに生まれた鰆の稚魚は、水温の低下に伴って瀬戸内海から外海へ移っていきます。

岡山県民にはかかせない鰆

さわらのお寿司
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鰆といえば「西京焼き」など焼いて食べるのが一般的ですが、岡山県では寿司、刺身、たたき、煮物、郷土料理である「ばら寿司」など、様々な調理方法で食べられています。

とくに鮮度の落ちやすい鰆の刺身は、岡山県のスーパーなどに並ぶほどメジャーですが、岡山県外ではあまり見かけません。また、鰆節を使用したラーメンも存在し、鰆の魅力が存分に活かされた、独特の風味を楽しめます。

鰆のレシピ おいしい食べ方

さわらの西京漬け
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鰆は赤身魚であり、身がやわらかく淡白な味わいで青魚ならではの臭みがありません。また、DHAやEPAといった栄養素の摂取も期待できます。汎用性が高く、地域によって食べ方が異なるのも魅力です。

寒鰆は脂が乗っており、関東地方では塩焼きや西京焼き、寿司のネタとして人気。一方で関西地方では、刺身・塩焼き・西京焼き・かぶら蒸しなど様々な調理法で食べられています。

鰆の上品な味わいを堪能したい場合は、刺身がおすすめです。特に寒鰆は脂が乗っているので、中トロと同等に評価されることがあります。

まとめ

今回は、鰆の読み方や生態などについてご紹介しました。春だけではなく、地域によっては冬が旬の鰆。幅広い料理で楽しめるのが魅力です。ぜひ岡山県へ行った際には食べてみてくださいね!