株式会社ローソンストア100(東京都品川区)が運営する「ローソンストア100」では、関東エリアのみで発売しWEBやSNS等で話題となった、おかずがウインナーだけの斬新な弁当『ウインナー弁当(税込216円)』を、2021年8月25日(水)より中部・近畿エリアのローソンストア100においても販売を開始し、ローソンストア100全店に販売を拡大します。
ローソンストア100の『ウインナー弁当』とは?
「弁当はおかずの彩りや見た目も大事」というコンビニ弁当業界の常識を破り、一品勝負の斬新なこの弁当は、発売直後からSNSで話題になり「このシンプルさが良い」「時間がない朝に作ってくれたお母さんの弁当を思い出す」など盛り上がりました。
また実際に食べた方からは、「ウインナーは燻製の香りがしっかりして期待以上に美味しかった」と高評価をいただきました。発売初日に弁当カテゴリーの中で販売数1位の座に躍り出て以来、30~40代の方を中心に幅広い層に人気となり、発売から2ヶ月近くとなる現在も弁当カテゴリー人気ナンバー1の商品です。
『ウインナー弁当』誕生秘話
運営畑一筋、毎日店舗でお客様の動向にアンテナをはっていた林(現・運営部長)という社員が「好きなおかずだけを思う存分食べたい!というニーズが必ずあるはず。ローソンストア100は弁当と麺類をいっしょに買うお客様が多いので、その層に訴えかける商品なら必ず売れる!」と考えました。
そして、弁当のおかずの定番でありながら、主役にはなれないウインナーをメインにした弁当は他にはないと考え、商品部に開発を依頼するものの、「見た目のバランスが悪い」「ウインナーだけでは顔にならない」という理由から却下されてきました。
また見た目の問題だけではなく、価格は300円・400円では駄目で200円であることが絶対条件、ウインナーは5本入れてほしい、という林のこだわりが、商品化をより困難にしました。ご飯の上にカットしたウインナーをトッピングしたものなど、商品部からは代案も提案しましたが、林の理想は決してぶれませんでした。
『ウインナー弁当』の商品開発依頼から10年目となる今年、林の変わらぬ熱意を受ける形で商品部の弁当開発担当者が動きました。原材料の調達や製造ラインの調整に改めて挑戦し、「主役になり得る美味しいウインナーが5本入りで200円」という弁当の商品化に成功。
経営層が参加する社内の新商品決定会議では半信半疑の声もありましたが、最終的に「これならお客様からも支持いただけるだろう」という判断のもと、晴れて関東エリアで発売となりました。
『ウインナー弁当』全国販売決定について、林のコメント
発売までに時間はかかりましたが諦めずに良かった、そして途中で妥協した商品を発売せずに良かった、と思います。ウインナーが主役なので、白飯によく合う味のウインナーにして欲しいと商品部に要望しました。最初はウインナーの上に黒コショウをかける仕様でしたが、自分の希望でケチャップに変更してもらいました。また、白飯の上にのっているゴマの量にも要望を出して増やしてもらった経緯があります。中部・近畿のお客様にも必ず喜んでいただけると思います。
弁当の常識として「色とりどり」「様々なおかずを楽しめる」という価値が求められています。もちろんそういった幕の内的なお弁当は王道ですが、一方で「好きなものだけをとことん楽しみたい」というニーズがあると考えました。ローソンストア100では麺類と合わせて弁当を買うお客様が多いためサイズ的にもぴったりだと思います。また「他にはない弁当」ということもヒットの理由だと思います。
実は、「第二のウインナー弁当」なるものを既に考えています。詳しくはまだ言えませんが、お弁当のおかずの定番なのに、主役をはったことがないおかず。次回もそれにスポットライトを当てたいと思っています。発売は11月頃の予定です。