ZettaHax合同会社(以下:ZettaHax)は、キャンプ場や湖の畔、川の畔で手軽にサウナが楽しめるアウトドアサウナSaunaHax(サウナハックス)を自社で開発し、販売を開始します。フィンランドのアウトドアサウナの素晴らしさを日本の皆様に手軽に体験いただけるように、レンタルや保管+メンテナンスなどのサービスも開始する予定です。
ZettaHaxはフィンランドと仕事上のお付き合いがあり、以前から、フィンランド来訪時には必ず、昔ながらの湖畔のローカルサウナへ連れて行ってもらっていました。薪ストーブを使ったサウナルームから、火照った身体を凍った湖で急激に冷やすと、それはもう凄い体験でした。日本でよくある繁華街や銭湯のサウナでは味わうことの出来ない衝撃的な体験が病みつきになりました。
コロナ禍の中、アウトドアブームは冬の間も加熱しています。当社は昨年から今年に掛け、「バックパックに入るモバイルピザ釜PizzaHax」、及び「欲ばりすぎる焚き火台BonHax」とHaxシリーズとして、アウトドア製品をクラウドファンディングにて成功させてきました。
今回、フィンランドで何度も体験したアウトドアサウナの素晴らしさを日本の皆様にも体験して頂きたい。また、モバイルピザ窯や焚き火台などの火を用いた製品の開発ノウハウから、日本の技術を使った薪ストーブと断熱材の入った保温性の高いテントを用いて、安全にアウトドアサウナを体験できるシステムを開発しました。
コロナ禍の中でも家族や友人など1~4人程度のプライベートサウナがアウトドアでゆっくり楽しめます。また、実際にアウトドアサウナを体験できる場として宮城県仙台市の秋保温泉上流部に、体験フィールドを用意し、その他、保管場所が無い、メンテナンスは面倒だ。と言う方々へ、保管+メンテナンスサービス(現在、関東のみ。以降、関西にも準備予定)も開始する予定です。
「アウトドアサウナSaunaHax」
※SaunaHaxはZettaHax合同会社が商標登録出願中です。
設計、開発、販売はZettaHax合同会社、製造は宮城県内の金属加工工場が担当となり、2社で協力して開発しました。今後は日本からフィンランドなどへの進出も準備しながら積極的に開発、販売を進めていく所存です。同時に一緒に発展させてくれるビジネスパートナー、法人でのサービス展開も募集中です。
「アウトドアサウナSaunaHax(サウナハックス)」の特長
1. 日本製サウナ用薪ストーブ
市場に出回っているアウトドア用のサウナストーブは海外製の物がほとんどです。日本の匠の技を用い、性能だけでは無く、安全にも配慮したサウナ用薪ストーブを一から開発しました。
※SaunaHaxの薪ストーブは意匠登録出願中です。
2.アウトドアサウナ用薪ストーブで初めて※の外気導入型を開発。一酸化炭素中毒のリスクを軽減
テントの中で薪を焚くときに怖いのは一酸化炭素中毒です。従来のアウトドア用薪ストーブのほとんどは、テント内の空気を燃焼に用いる構造です。いくら、密閉度の低いテントといえど、我々が呼吸に使う酸素を燃焼と併用させる従来のシステムに、ZettaHaxは疑問を持っていました。ZettaHaxが開発したサウナ用薪ストーブは、従来の薪ストーブの欠点であった、燃焼に必要な空気をテントの中ではなく、テントの外から導入する機構を開発しました。テント内の空気は使わない構造※ですので、不完全燃焼による一酸化炭素中毒のリスクが大幅に軽減されます。
※2021年2月5日現在、当社調べ
※厳密には薪を入れるため扉を開けた際には漏れ出ますが、常時テント内の空気を使用する従来の薪ストーブと比較すれば大きく異なります。
3.空気の流れ(エアーフロー)を考慮した構造で火が点きやすく、高効率の燃焼が可能
ZettaHaxは既にモバイルピザ釜PizzaHaxや欲張りすぎる焚き火台BonHaxにおいて、熱の流れや燃焼の効率化のノウハウをたくさんの試作を通じて蓄積してきました。空気の流れ(エアーフロー)は燃焼効率や熱効率に於いて非常に重要です。開発のSaunaHaxでは、冷えた外気を薪ストーブの下から導入して燃焼室で燃やし、上部の煙突で外に出す熱の流れ、空気の流れを検討して得られた構造を採用しており、一旦、火が点けば、自動的に煙突から排気が加圧されて排出(ドラフト)され、新鮮な外気をどんどん吸入して、更に燃焼が促進される循環が生まれます。燃えている炎を見れば一目瞭然です。炎が渦を巻いてストーブ内で確認できます。
薪ストーブを高温化させるためには、加圧した酸素と、一次燃焼で燃え残った未燃焼ガスに再び酸素と混ぜて燃焼させる二次燃焼を安定させる構造が必要です。その為には、薪を高温に晒して、燃焼ガスを発生させる保温性が必要です。SaunaHaxは日本製のステンレス鋼を贅沢に用いて、二次燃焼を促進させます。また、外気導入システムと相まって、効果が更に向上します。SaunaHaxの排気煙は高温時にはほぼ無色透明となります。それは、完全燃焼の証です。
4.ローリュは安定した常時加湿と柄杓で水を掛ける方法のハイブリッド型を採用
サウナの楽しみの一つに、自ら熱々のサウナストーンの上に水を掛けて熱い水蒸気(ローリュ)を浴びる事が知られています。テントを用いたアウトドアサウナでは、密閉度が屋内に比べて低いので、煙突の熱を利用して水を加熱し安定して水蒸気を発生させる常時加湿システムと、サウナの醍醐味の一つである、柄杓で水を熱々のサウナストーンに掛けるローリュが同時に楽しめます。
5.美しい炎を愛でる窓を採用
アウトドアサウナ用の薪ストーブに必要なのは、火加減確認用の窓ではなく、炎そのものを愛でる観賞用の「窓」です。「欲張りすぎる焚き火台BonHax」で培った、美しい火にこだわり、SaunaHaxでは、エアーフローの高さも相まって、渦巻くような美しい炎を鑑賞しながら、ゆったりとサウナを楽しむ!この瞬間を実現させるために、正面に観賞用の「窓」を設けました。炎を眼で楽しみ、薪のはぜる音を耳で楽しみ、薪の燃える香りを鼻で楽しみ、薪を燃やした柔らかく激アツな熱を肌で感じ、そして、テントの外に出ると大自然に身体を預けながら、「無心・放心」状態を味わう・・・。日頃のストレスを心身共にリフレッシュ出来る様な舞台を準備しています。
6.薪ストーブは純国産のステンレス製ですので、メンテナンスフリー。もし故障しても修理が可能
薄いステンレスは直ぐに熱くなりますが、直ぐに冷めます。二次燃焼の安定化のためにも熱容量の高い厚い金属が必要です。その為、多くの屋内用薪ストーブは鋳造で分厚い鉄を用いています。アウトドアで酷使されるSaunaHaxは、鉄の錆びや急激な温度変化による割れの恐れから、始めからステンレス鋼を採用しました。何度かの試作の中で、1.5mm厚のステンレス430による構造とリブ構造で強度を持たせつつ、錆に強い、メンテナンスフリーなストーブを開発しました。
サウナ後は灰を捨てて、水をぶっかけて洗うだけ。また、高価なストーブは、万が一、故障したときの部品や修理の心配があります。SaunaHaxの薪ストーブ(含耐熱ガラス)は純日本製ですので、修理(保証期間後は有償)が可能です。サウナテントは消耗品ですので、2年目以降は特別価格での交換を可能とし、末長くアウトドアサウナを楽しむ事が出来ます。
※SaunaHaxはZettaHax合同会社が商標登録出願中です。
※SaunaHaxの外気導入構造は意匠出願中です。
アウトドアサウナSaunaHax(サウナハックス)の概要
特別予約販売価格(数量限定):2021年2月24日(水)~3月23日(火)
基本セット:特別予約販売価格(20%OFF) 167,200円
サウナ用薪ストーブ
3層断熱材入りサウナ用テント
フルセット:特別予約販売価格(20%OFF) 198,400円
基本セットに加え、オリジナルサウナ用ベンチ&チェアー、ローリュ用ペール&ラドル
製品情報・仕様
<東北製サウナ用薪ストーブ>
収納時 31cm×34cm×48.5cm
重さ 16.5kg(ステンレス製煙突、及び、テントガード含、常時加湿用煙突ベース 2.8kg含まず)
<サウナ用テント>
キャリングバッグ収納時 25cm×25cm×130cm
展開時 180cm×180cm×230cm
重さ 約12.5kg
<サウナ用ベンチ(3人用)>
幅110cm×奥行67.5cm×座面高74cm、足部高35.5cm
<サウナ用椅子(1人用)>
幅45cm×奥行67.5cm×座面高74cm、足部高35.5cm
<サウナ用ペール&ラドル>
ペール部 直径21cm、高さ27cm(うち、桶部17cm)
ラドル部 長さ35cm、幅11cm(最大部)、厚さ4cm(最大部)
※開発中の実測です。製品版は改善のため小変更がある場合があります。
※実際にアウトドアサウナを楽しむためには、上記の他に、一酸化炭素チェッカー、サウナストーン、耐熱グローブ、火箸などの装備品を単品購入する必要があります。