「東京」の緑の多さに驚いたあの日…を振り返る
みなさま、ごきげんさん!(オオサカンとしての「ご機嫌いかがですか?」の意。) 如何お過ごしですか? ソトコトペンクラブのペンフレンド056番・角野天十里(カドノ アトリ)です。
今回は「大阪の緑についての一考」。
そこでまず振り返るのは「大都会東京(都心部)の緑は、多いんやなぁ…」と思ったあの日のことです。
大学卒業後、日用品メーカーの営業職に就いた私は、東京本社での研修時に初めて“緑”という切り口で東京を意識して見たのでした。数日滞在し、帰りの新幹線で大阪採用の同期たちと東京タワーの夜間照明の赤さと「なんか、東京は緑が多かったなぁ。うん。いや、多かったな。大阪より。」と研修のことはさておき、感想を述べ合ったことを思い出します。
皇居があるというのも大きかったのでしょうが、たとえば、新宿御苑や神宮外苑、日比谷公園等々。都心部の真ん中に緑があるという印象が常にありました(実際に緑地が多いということですね)。
そこから幾年月……。
結局はその日用品メーカーから2度の転職をし、主に大阪で勤めていたものの、やはり90年代の研修といえば「大都市・東京」がリアル研修場所でありました。
その後ご縁があり、大阪で結婚、出産、育児、子育てが落ち着いてからの再就職と、ライフステージ毎に東京にも公私おのおの出向くことが続きました。そんなささやかなワタクシの見聞からも「やはり、東京では緑に出合う確率が高い」というものでした。
大阪の緑について考えたとき…!
「都市緑地面積」(都市の面積のうちの緑地の面積割合)というものが、都市統計の中にあると知人から教わり検索をかけてみましたところ、2022年の集計では、
1位…北海道、2位…兵庫県、3位…東京都
そして大阪府はなんと7位
だということがわかりました。東京都は都市緑地面積比率が高いということがわかります。(※1)このように、東京と大阪では、都市緑地の面積に差が見られますが、その理由には、
・歴史的背景の違い
・都市形成の背景と都市計画の優先度の差異
・地形・地理的特性による違い
などが関係していることもあるとわかりました。(※2)
また大阪府のHPによると、都市緑化の必要性が高まっており「みどりの大阪推進計画」が挙げられています。これらの取り組み状況がわかるようになっています。(※3)
「うめきた(大阪駅北地区)」2期のグラングリーン大阪は…!
“新たなる緑溢れる場所!”(※4)
さて、ここ大阪でもどんどん緑地化が進んでいるのでした。大阪市のHP「うめきた(大阪駅北地区)プロジェクト」からの引用は、以下の通りです。(※5)
うめきた地区は先行開発区域(グランフロント大阪)と2期区域(グラングリーン大阪)とに分けられます。先行開発区域(グランフロント大阪)は2013年のまちびらき以来、梅田の新たな顔として多くの市民に親しまれています。
2期区域では2024年9月6日(金曜日)の先行まちびらきに向け開発が進められているほか、新駅設置をはじめ数々の都市基盤整備事業も同時に行われており、うめきた地区周辺の道路交通の円滑化や交通事故の解消も期待されています。
ということで、グラングリーン大阪に行ってみました。
実は、講師業として携わっている予備校校舎に行く際、必ず通る場所なのでした。そのため、グランフロント大阪のビル群が建ち並ぶときから現在に至るまで、私なりの目でつぶさに(笑)できあがって行く様を見続けてきており、今後もまた愉しませていただこうと思います。
大阪の緑の場所は他にも…!
大阪には、1970年のエキスポ跡地「万博記念公園」が代表的な公園ですが、他にも、
・大阪城公園
・中之島公園
・花博記念公園鶴見緑地
・服部緑地公園
などなど、大阪府下も併せると大きめの公園が実はあります。アクセスとしては大阪駅を中心に、大阪メトロ(地下鉄)や大阪環状線(JR西日本)を使って行きやすいところばかりです。今後もどんどん“緑”を切り口に、自然と都市の融合が進む大阪かと存じます。
是非とも、大阪にお越しの際には少しだけ早起きしたり、ちょっとした観光の合間に、ふらりと大阪の「緑」の場所へお立ち寄りになってみてくださいね。オオサカンな天十里としまして、実際に出向き、歩き、目一杯呼吸をし、実感したことをまたこちらにて述べさせてくださいませね。
ご縁に感謝、心を込めて。
参照情報 :
※1 グラフで見る世界の統計 Graph To Chart ※2 東京都「東京の緑」 ※3 大阪府「大阪府都市緑化」※4 「GRAND GREEN OSAKA」 ※5 大阪市「うめきた(大阪駅北地区)プロジェクト」
※記事内に掲載した画像は2024年10月現在のものです。