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アクアラインの風になる~海に架かる道を走る、特別なマラソン大会

しもやん

しもやん

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はじめに

ペンクラブ会員No.4のしもやんです。大阪在住の市民ランナーです。

これまで拙い記事を何本か掲載させていただきましたが、せっかくならこの趣味を生かした投稿をしたいと思っていました。ようやく「降りてきた」ので、2024年11月に出走した「ちばアクアラインマラソン」について書いてみようと思います。

〇東京湾アクアラインについて

東京湾アクアライン。東京湾を横断して千葉県木更津市と神奈川県川崎市を結ぶ高速道路です。「海ほたる」と呼ばれる、船を連想させるデザインの人工島を境に千葉県側は橋、神奈川県側はトンネルという特徴的な構造になっています。1997年に開通したこの道路は、千葉県中南部と京浜地区間のアクセスを大きく改善、通勤圏の拡大など様々な効果をもたらし、首都圏、特に千葉県にとっては重要なインフラとなっています。

参考:東京湾アクアラインについて https://www.umihotaru.com/ait_tanken/about_aqua.html

〇ちばアクアラインマラソンについて

そんな東京湾アクアラインを通行止めにして開かれるマラソン大会があります。その名は「ちばアクアラインマラソン」。海の上を走る、現役の高速道路を走る珍しい大会(開通前イベントとして催される例はありますが)で、また2年に1回という開催ペースもあって、かなり人気の大会です。余談ですが、この大会はフルマラソンよりもハーフマラソンの方が人気だという噂もあります。https://gotouchimarathon.com/chiba-aqualine/

〇ちばアクアラインマラソンに出走しました!

2024年11月の「ちばアクアラインマラソン」。アンバサダー(大会のPRを担うランナー)のうち2人とご縁ができたことをきっかけに、参加を決めました。

アンバサダーの顔ぶれ…https://chiba-aqualine-marathon.com/2024/ambassador/

なお、このうち「きゃっするひとみー」さんは、お城好きランナーとして大阪城で練習会を開く(僕も参加しています)ほか、全国各地の、主にお城がある地域のマラソン大会のゲストランナーを務めています。大会そのものだけでなく地域の魅力も愛情たっぷりにPRし、参加するランナーを楽しませています。そのお姿は、各地の「関係人口」と言えると思います。

まず一般枠で申し込むも…ハズレ、絶望…(泣)

しかしその直後、宿泊権付き枠が残っていることに気づきすかさず申し込み、見事に敗者復活!ハーフマラソンの出走権の確保に成功しました!

僕にとって関東地方の大会に出るのは初めて。ワクワクしながら新幹線に乗り込みました!

当日朝、千葉駅前のホテルからバスに乗ってスタート地点の近くに到着。このプランのおかげで快適にアクセスできました。荷物を預け、仲間との記念撮影などをした後、スタート地点に移動。開会セレモニーが始まりました。大変賑わっていて、人気の大会であることがうかがえました!

車いすランナーのスタートを見送って数分後、いよいよ僕たち一般ランナーのスタート。しばらく木更津のまちなかを走ります。沿道では和太鼓などのパフォーマンスに加え、観客の方々が絶えることなくエールを送ってくれます!聞いたところによると、近くの小学校の先生たちも大勢出ていて、学校ぐるみで応援していたなど、地元に根づき愛される大会でもあるそうです!(余談ですが、大会の実行委員長である県知事もランナーとして参加するほど。県の情熱が、こういったところでもうかがえます。)

8kmほど走ったところで、いよいよアクアラインに入っていきます!高速道路の料金所を自分の足で走って通過。まさに特別な経験です。

海の上に一直線に伸びる橋を、1万人を超えるランナーが駆け抜けていきます!目の前に広がる空と海も絶景。この日はあいにく曇り気味でしたが、晴れていたら最高の景色だったと思います。

しばらくすると見えてきた、「海ほたる」。アクアラインのシンボルともいえるスポットで、普段はパーキングエリアとしても使われているそうです。ここには給水・給食スポットがあり、僕は取り損ねてしまいましたが、地元の特産品の一つであるびわのお菓子などが振舞われました!(ここでは取り損ねたものの走り終わった後にもらい、味わいました。)

アクアラインはここからトンネル区間に入り神奈川県まで続きますが、僕たちはここで折り返し。反対車線を走っていきます。来た道をそのまま帰る形なので、多くのランナーとのスライドを楽しむことができます。特に、仲間と一緒に出走した場合はスライドが楽しく、これも魅力の一つです。

あっという間にアクアラインの出口が見えてきて、ハーフマラソンの人はまもなくフィニッシュ。(フルマラソンの場合は、その後は山区間となるそうですが…)出口を通過するとき、「終わってほしくない」という気持ちがわいてきました。そんなことを思ったのはこの大会が初めてです!

フィニッシュの後、フルマラソンフィニッシュまで移動しました。そこには屋台やステージがありお祭り模様。ランナーを迎えつつ、屋台の出し物などを楽しみました。

〇結び

今回ご縁があって、出走した「ちばアクアラインマラソン」。ユニークな大会を堪能しました。次また出走することがあるかはわかりませんが、一生忘れられない思い出になりそうです。

この他にも、全国各地にそれぞれの地域の特徴を活かしたマラソン大会が開かれていて、それがまた楽しいです。僕自身もSNSなどを観ると出てみたい大会が全国、それどころか海外にまで次々と増えてきて、「全部出ようと思えば何年かかるかな…」等と思っています。これからも、色々な地域の大会に出向き、楽しみたいと思います。

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