「もう使わない参考書、どうしよう……」。そんな悩みを抱えている学生さんはいませんか?大阪に、その悩みを解決するユニークなカフェがあります。使わなくなった参考書や小説などを自由に置いて、誰でも持ち帰ることができる「小さな受け渡し棚」が設置されているのです。参考書を循環させるという、画期的なプロジェクトの全貌に迫ります。
「小さな受け渡し棚」で学びを循環。
大阪府守口市・東大阪市に計3店舗を構える「セルフカフェ」。ここに、参考書や小説などを自由に置いたり交換できる「受け渡し棚(参考書シェア棚)」が新設されました。

受験や資格試験を終えて不要になった教材や参考書を 「捨てる」のではなく「棚に置いて帰る」 ことで、次の挑戦者の学びを応援することができる仕組みです。また参考書に限らず、心に残った小説やエッセイまで、幅広い書籍が対象となっています。
書き込みは「誰かががんばった証」。
「受け渡し棚」に置く本と、誰かの教材や本を交換する形も可能。また置く本は書き込み・折り目があってもOK。むしろ「誰かががんばった証」として価値があります。

この「受け渡し棚」は、“もったいない”という気持ちと、“誰かのために”という優しさをつなぐ場。本の持ち主と、その本を必要としている人を繋ぐことで、学びの機会を増やすことを目指しています。

使わなくなった本を寄付したり、新しい本を見つけたりーー「セルフカフェ」で新しい学びの輪を広げてみませんか?