静岡駅南口から徒歩4分。「焼津港 みなみ」で特選天然南まぐろ丼を食べてきた。

静岡市内で「まぐろ専門店」といえば、真っ先に名前が挙がるのがこの店だ。店先には順番待ち用のポールが設置されており、平日でも行列ができる人気ぶりがうかがえる。

店内に入ると、メニューは全てまぐろの丼もの。部位によって価格が異なり、1,100円から1,950円まで様々なラインナップが並ぶ。

今回注文したのは、数量限定の「天然南まぐろ丼」1,950円。日本有数の生本まぐろの水揚げ港である鳥取県境港で、魚卸が目利きした自慢の逸品だという。
運ばれてきた丼を見て、思わず息を呑んだ。

大トロ、中トロ、赤身が丼を埋め尽くすように盛られている。ネギが彩りを添え、大葉、玉子焼き、生姜が脇を固める。伊勢志摩産あおさの味噌汁が付いてくるのも嬉しい。

大トロは口に入れた瞬間、とろけるように甘みが広がる。中トロは脂と赤身のバランスが絶妙で、赤身はしっかりとした歯ごたえとまぐろ本来の旨味を感じさせる。
テーブルには「さしみ醤油」と「あまくち醤油」の2種類が用意されており、好みに応じて使い分けられる。さしみ醤油は甘みが強く、まぐろの旨味を引き立ててくれる。
店を運営するのは、焼津と清水で水揚げされたまぐろを扱う魚卸会社。熟練の目利きが厳選した新鮮なまぐろを、これほど手軽に味わえるのは、港町・静岡ならではの贅沢だ。
2018年にオープンした比較的新しい店で、店内は清潔感があり広々としている。回転も速く、オペレーションが確立されているため、行列ができていても意外と早く席に着ける。
昼の部は11:00〜14:00(なくなり次第終了)。夜の部は居酒屋として営業しており、まぐろのお造りを中心に、静岡の地酒と共に楽しめる。
新幹線で静岡駅に降り立ったら、ぜひ足を運んでほしい。駅から徒歩4分という立地の良さも相まって、出張中のサラリーマンや観光客で賑わうのも納得だ。
まぐろの旨さを、存分に堪能できる場所がここにある。
焼津港 みなみ
住所:静岡県静岡市駿河区南町2-14 1F
電話:054-283-5777
営業時間:
昼の部 11:00〜14:00(なくなり次第終了/全日営業)
夜の部 17:30〜21:30(L.O.21:00/水曜〜土曜のみ)
定休日:夜の部は日曜〜火曜
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