こんにちは! 『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。この連載では、女性に流行りのモノ・コトが「女性のココロをつかむ理由」を分析して、地方創生に活かせないものかと検討中……♡
今月は、「ごはんに載せるだけで、食事になるお惣菜」について考えてみたいと思います。
ファミリーマートの「ごはんにちょいかけ!」シリーズや、無印良品の「ごはんにかける」シリーズなど、最近見かけることが増えた、ごはんにかけるお惣菜。特徴は、かけるだけで一食が成り立つ、「がっつり感」と圧倒的な「楽さ」。さらに特筆すべきは、そのラインナップです。ルーロー飯やシュクメルリ、冷汁にぼっかけなど、国際色・地域色豊かな「“外食っぽい”ラインナップ」が並び、究極の「ズボラ飯」なのに、食べているときには罪悪感を感じるどころか、どこか楽しい気持ちにすらなります。
このお惣菜模様を見るに、令和の「時短」は「時短3.0」を迎えようとしているのかもしれません。最近だと「時短=手抜き」という概念に転機が訪れたのが、おにぎらずやジャーサラダが流行った2015年頃の「時短2.0」。SNSの流行に後押しされて確立された、“楽なのに、オシャレ”な時短は革命でした。
そこからさらに進化したのが、今回の「時短3.0」。おうち時間が増えた「withコロナ」の中、「圧倒的に楽なのに、どこか楽しい時短」が今、世の中には求められているのかもしれません。外出の機会が減り、日々の衣食住に向き合うことが多くなる中、それが徐々に負担になっていることを自覚しながらも、やめるわけにはいかない。だからこそ、もう、楽なだけじゃ嫌なんです。楽しみたいんです!(私の心の声が漏れてしまいました……)。
地方自治体の皆様、ご自身の地域の商品を、「時短3.0」を実現する商品として変身させてみませんか? 地域色が豊かであることは「楽しさ」の大きな要素。そう考えると、地域の産品は、「時短3.0」が流行る今、大きな可能性を秘めた商品なのかもしれません。
今月のIGPを「地方創生」に活かすなら……?
南信州のご当地丼「ごぼとん丼」
ゴボウと黒豚を煮た「ごぼとん丼」。ごはんが進むご当地グルメをおうちで簡単に、楽しみたい!
ハピキラ’S EYE!
千葉県・鋸南町にある『都市交流施設・道の駅 保田小学校』に行きました。2014年に廃校になった小学校を、道の駅にリニューアルしたこの場所。学校らしい廊下には平均台があったり、かと思えばシュークリーム店や直売所があったり。どこか懐かしくて楽しい場所に、キュン。
ハピキラ’S WORK!
「第2期 まち・ひと・しごと総合戦略」の議論を無事に終えました。
「第2期 まち・ひと・しごと総合戦略」が閣議決定され、構成員として出席する「まち・ひと・しごと創生会議」も、最終回でした。2年間の任期の中では、コロナウイルスの流行という大きな出来事があり、「地域に行かない形での地域との関わり方として「オンライン関係人口」について検討するなど、未曾有の事態の中でも地域をどう盛り上げていくのか、考えることができたと思います。委員としての任期は終わりましたが、今後は実践者として、応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、ハッピーに頑張ります!