いつ起こるかわからない災害、愛猫家の皆さま、猫のための備えも万全ですか?
愛猫との生活をサポートする猫の情報サイト「ねこちゃんホンポ」では、”愛猫の防災用品で準備したほうが良いもの”に関してのアンケートを実施。全国300人の飼い主が考える、もしもの時に必要なものをランキング化しました。
猫の防災用品、準備したほうが良いのは?
アンケートの質問項目は下記のとおり。猫の年齢や住んでいる地域によっても、防災用品に違いがあるかどうかわかるように設定されています。
1. 性別
2. 年代
3. 愛猫の年齢
4. 住んでいる都道府県
5. 猫用の防災用品で用意したほうが良いものを選んでください(複数回答可能)
私たちと同じ、まず食べ物と水を確保
大切な家族の一員、猫の防災用品として準備したほうが良いもの1位は?
ーー結果はキャットフード。人の救護が優先されることから、災害発生当初はペットフードや水ですら支援が困難なことも多いからでしょう。
環境省の「ペットも守ろう!防災対策」パンフレット(詳細はこちら)によれば、5日分以上のフードと水、そして食器を用意したほうが良いとあります。もし避難所で入手できたとしても、慣れない食事や器は猫にとってストレスを増やすだけ、なるべくいつもと同じものを与えてあげたいですよね。
続いて2位はキャリーバッグ。用意してあっても、いざという時に初めて使うとなると猫が嫌がって入ってくれないなんていうこともあります。いつも部屋に置いておき、猫がくつろいだり眠ったりする”安心できる場所”として慣らしておくと良いそうですよ。
3位は飲み水、4位は簡易トイレ、5位は猫砂という結果になりました。
トイレと猫砂に関しても、猫を落ち着かせ、またなるべく臭いなどで周囲に迷惑をかけないためにも必要だということを飼い主さんたちはよくわかっているからでしょう。ちなみに14位の洗濯ネットは、屋外診療や保護のときに猫の逃げ出し防止に使われるため先程のパンフレットでも、もしもの備えとして推奨されています。さすが愛猫家の皆さん、すでによくご存知ですよね。
非常時の必須アイテムは年齢、地域差なし
さて、猫の年齢によって用意する防災用品に違いがあるのかについてはどうでしょう。ご覧のとおり、幼猫、成猫、高齢~長寿猫であっても、その差はなし。さらに住んでいる地方別に集計しても、上位にランクインしているアイテムに違いは見られませんでした。
非常時になんでも持ち出せるわけもなく、猫の年齢や住んでいる地域に関係なく、最低限必要なアイテムは同じということなのでしょう。
各避難所のペット対応もチェック
突然やってくるのが災害、防災用品を備えるのと同じくらい大切なのが、避難場所の情報を集めておくことですよね。
環境省ではペットとの同行避難を原則可能としていますが、自治体や避難所によって対応はさまざま。どの避難所がどのように受け入れてくれるのか、事前に自治体のサイトなどでチェックしておくことも忘れないようにしたいですね。
《調査概要》
調査内容:「愛猫の防災用品で用意したほうが良いもの」についてのアンケート
調査方法:インターネット調査
対象者 :全国の猫と暮らす方 男女300名(10代~60代:複数回答)
調査期間:2021年2月18日~3月5日
※詳細はこちら